プラチナの傷対策|正しいお手入れや保管方法を解説
プラチナのジュエリー・アクセサリーは、ブライダルリングなどの定番素材です。プラチナは比較的丈夫な素材ですが、傷・変形の対策は欠かせません。正しいお手入れや保管方法を理解し、大切なプラチナのアクセサリー・ジュエリーを末永く使いましょう。今回は、プラチナの傷対策について解説します。 関連記事【更新:2024年11月】プラチナの見分け方は?刻印や磁石を使った鑑定方法をご紹介
プラチナは貴金属のなかでも価値が高い分、偽物などが出回ることも少なくありません。そこで今回は、プラチナが本物かどうかを見分ける方法について解説を…
2024.11.06
プラチナは傷付きやすい?
プラチナはほかの金属と比べ、突出して硬度が高いというわけではありません。しかし、酸化・変色に強い特性から、ブライダルリングなどに用いられることが多い素材です。
一方で、純度の高いプラチナは硬度が低く、傷に弱いことで知られます。金属としての美しさ・輝きは申し分ありませんが、純度に反比例して傷への耐性が低くなるのです。
こうした特性から、プラチナジュエリーには、パラジウムやルテニウムを加えた合金が使われます。たとえば、Pt900やPt950のプラチナ合金は、アクセサリーやジュエリーに多用される素材です。
プラチナは純度により、傷への耐性が変化します。いずれにしても、プラチナジュエリーを身に着ける際は、傷・変形に配慮する必要があります。
プラチナが傷付くシーンとは?
日常生活において、プラチナジュエリーやアクセサリーが傷付くシーンは意外と多いものです。たとえば、プラチナ製のブライダルリングを日常生活で着用するとします。
想定されるのは、スポーツなどの運動、食器洗いなどの家事、力仕事を行うときです。ブライダルリングに衝撃が加わったり、強い負荷がかかったりすると変形・傷の原因となるのは、いうまでもありません。
そのため、日常生活で手を使うときは、リングを外すことをおすすめします。これにより、プラチナ製のジュエリーの美しさを長期間維持しやすくなります。
また、上記の通り、プラチナの「傷付きやすさ」は純度によって変わります。
プラチナの純度は「Pt」で表されます。たとえば、Pt900はプラチナ純度90%、Pt950は純度95%です。残りの「割金」はパラジウムなどの金属となり、素材自体の硬度を高めるために用いられます。日本でポピュラーなプラチナ純度は、Pt900です。強度と輝きのバランスに優れており、リングなどの素材に最適と考えられています。
プラチナの傷対策とは?
プラチナ製ジュエリーの傷を最小限に抑えるためには、以下の対策が効果的です。
- 日常生活の手を使うシーンでは極力アクセサリーを外す
- 金属製品と接触するリスクを減らすために「重ね付け」を避ける
- ジュエリーボックスやポーチなどで個々に保管する
- 定期的に専門店でクリーニングや磨き直しを行う
基本的には、傷・変形のリスクがある場面では、ジュエリー・アクセサリーを外しましょう。その上で、ジュエリーなどの重ね付けを避けたり、単体で管理したりと、いかに金属同士の接触の機会を減らせるかが重要です。
なお、プラチナの硬度は物質の硬さを表す「ビッカース硬度」において約130とされています。一般的なゴールドジュエリーの18金(K18)のほうがビッカース高度が高く、Pt900などと比べると表面に傷が付きにくいことが特徴です。ただ、プラチナは粘性が高いため、石留などの繊細な部分も加工しやすく折れにくいメリットがあります。
プラチナに傷が付いたときは……どうする?
プラチナのジュエリー・アクセサリーに傷が付いたら、専門店に磨き直しを依頼しましょう。これにより、大抵の細かな傷を取り除くことができます。ただし、繰り返し磨くと少なからず劣化するため、やり過ぎには注意が必要です。
専用クロスと研磨剤を使い、個人で磨き直しすることも可能です。ただし、磨き過ぎて破損したり、変色・変形したりするリスクはあります。確実に仕上げたいなら、やはりプロに依頼するのが無難です。
このように、プラチナ製のジュエリー・アクセサリーを選ぶ際には、純度やその特性を考慮することが重要です。長く愛用するためにもケアを行い、大切な品を傷・変形から守りましょう。
プラチナについてまとめ
プラチナは希少金属の一種であり、その純度によって価値が変わります。Pt950やPt900のように、純度が高いものは高値が付く傾向にあります。ご自宅に不要なプラチナのアイテムがあれば、ぜひ「なんぼや」をはじめとする買取専門店に持ち込んでみましょう。買取実績豊富な「なんぼや」なら、市場価格に基づいた査定を行い、可能な限り高価な買取額をご提示します。思わぬ金額が付くこともありますので、まずはお気軽に無料査定をご利用ください。