プラチナの指輪でも注意したい金属アレルギー
プラチナは、金属アレルギーになりにくい指輪の素材です。とはいえ、加工時に異なる金属が混ざっているとアレルギー発症につながります。プラチナを含め指輪によるアレルギー反応を避けるには、素材選びや指輪のメンテナンスが大切です。そこで今回は、プラチナでも金属アレルギーが起きる原因をふまえ結婚指輪に好ましい素材やアレルギー発症時に有効な対策法をご紹介します。 2024年金買取相場急上昇中!! 10月31日(木)現在1gの相場が15,025円を超えました!! 金を売るなら今がチャンス、金買取なら「なんぼや」にお任せください。 金買取相場価格 推移グラフ 基準指数(円) 期間(日単位): 開始日が終了日より後になっています から 終了日が開始日より前になっています ※買取相場価格に手数料は含まれておりません。手数料に関しては宅配買取もしくは店頭にてご案内させていただきます。
金属アレルギーはプラチナでも起きる可能性あり
指輪をつけているときに金属アレルギーが起きる原因は、汗で素材の金属が溶けるためです。プラチナも常に安全とは限らず、人によってはアレルギー症状が出るケースも見られ注意する必要があります。指輪による金属アレルギーは、汗で溶けた金属が皮膚に溶け込むことが根本的な原因です。体が異物の侵入を察知すると免疫細胞の働きが活発になり、アレルギー症状を引き起こします。
実際にアレルギー症状が出るケースを見ると、指輪の素材にプラチナやゴールドを使用していない場合が大半です。プラチナはアレルギーの発症例が少なく、指輪の素材としては比較的に安全と考えられています。 関連記事パラジウムとは?性質や用途、価値などを解説
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ただし高い安全性を誇るプラチナ製の指輪も、人によっては金属アレルギーに見舞われる事態が生じています。その場合の主な原因は、指輪を加工しやすくするために混ぜられるパラジウムです。
近年、プラチナの指輪の多くはプラチナ95%とパラジウムで構成されるプラチナ95が使われ、金属アレルギーの原因になっています。
プラチナでも見られるアレルギー症状
金属アレルギーの症状は、大きく分けると「局所性金属アレルギー」と「全身性金属アレルギー」の2種類です。そのうちプラチナの指輪が原因になるケースの多くは、局所性金属アレルギーに該当します。局所性金属アレルギーを起こすリスクの高い物品は、指輪やピアスをはじめとするアクセサリー類です。他に、ベルトのバックルに使われた金属で発症するケースも知られています。
アクセサリーを身につけたときアレルギー症状が出やすい部位は、指や首の周りなど、金属が肌に直接触れる部分です。具体的な症状としては、「かぶれ」や「かゆみ」が挙げられます。プラチナの指輪は金属アレルギーを起こしにくいものの、発症リスクが皆無ではありません。年齢とともに発症するケースは増える傾向にあるという指摘もあります。
金属アレルギーになりやすい方、また肌が過敏な場合はプラチナにもアレルギー反応が出る可能性はあるため、注意が欠かせないと考えられます。 関連記事【更新:2024年11月】プラチナの見分け方は?刻印や磁石を使った鑑定方法をご紹介
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結婚指輪に適した素材とは?
金属アレルギーを避けたい場合、結婚指輪に好ましい素材はチタン・タンタル・ジルコニウムです。これらは汗をかいたとき溶け出しにくく、アレルギー発症のリスクを下げられるといわれています。チタンは、金属アレルギーを防ぎやすい代表的な素材です。酸化被膜の生成により不動態になる性質があり、チタン製の指輪をはめているときに汗をかいても溶け出しにくい傾向が見られます。
タンタルは、耐食性に優れた腐食しにくい性質の金属です。この性質のため、プラチナや金を溶かすほど酸性の強い液体でも溶けないことで知られます。体液にも反応しない特徴があり、医学方面では人工骨やインプラントに使われています。 関連記事大切な日のプレゼントに人気のプラチナ。そのワケとは?
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ジルコニウムは、チタンと同じく酸化被膜を生成する素材です。酸化被膜の強度がチタンより高く、金属アレルギーに対する安全性は増します。さらに色合いの美しさもあり、アレルギーに関係なく指輪の素材として多くの方から選ばれています。
プラチナによる金属アレルギーに有効な3つの対策法
プラチナで金属アレルギーを発症した場合、指輪をコーティングする対策法が有効です。他には別の金属を指輪の内側にはめ込む方法があり、こまめに指輪の汗や汚れを除去することもアレルギーの予防につながります。金属と肌が直接触れるのを避けるには、金属部分を全体的にコーティングする方法が手軽です。コーティング剤は、プラスチック系の透明樹脂が適しています。ただしコーティングは数日で削れるため、こまめな手入れが求められます。
指輪の内側に別の金属をはめ込む方法も、プラチナと肌の接触によるアレルギー反応を防ぐのに効果的です。内側にはめ込む金属には、アレルギー発症のリスクが小さいチタンやタンタルを使います。暑さで汗をかく季節は、指輪に付着した汗や汚れを除去することが大切です。何も処置せず指輪を使い続けると、汗や汚れが蓄積します。こまめに柔らかい布で汗・汚れを拭き取れば、汗で金属が溶け出す事態は防ぎやすくなり指輪を清潔に保てます。
お気に入りの指輪は大切に
指輪で金属アレルギーが起きる原因は、主に汗で溶けた金属が肌に侵入するためです。プラチナは発症リスクが低いものの、必ずしも発症を抑えられるとはいえません。 関連記事プラチナの価値がなくなる可能性は?2022年以降の価格予想も掲載
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金属アレルギーになりにくい素材としては、汗に反応しない特徴のあるタンタルが人気です。プラチナの指輪も普段から清潔に保てばアレルギーの予防になるため、大切に使い続けることをおすすめします。
アレルギーの反応が改善しない場合は、合わないジュエリーは手放して新しいジュエリーを購入するのもオススメです。不要になったプラチナは買取に出すのをご検討ください