「SN」の刻印の意味｜メッキ製品は買い取りできるの？
所有しているアクセサリーに「SN」の刻印があるけれど、どのような意味があるのか分からないという方もいるのではないでしょうか。
本記事では、SN刻印・そのほかの刻印の意味と、メッキ製品は買い取りしてもらえるのかについて解説します。ぜひ参考にしてみてください。
SNの刻印の意味とは？
SNは、「中川装身具工業株式会社」の刻印であり、SN（エスエヌ）ではなくNS（エヌエス）と読みます。中川装身具工業株式会社は、ジュエリーパーツなどを制作する老舗のメーカーです。この刻印は主に、メッキアクセサリーに刻印されています。
SN以外の刻印の意味
アクセサリーの刻印には、SN以外にもさまざまな種類があります。ここでは、SN以外の刻印の意味を解説します。
金の刻印
金の純度は「K（カラット）」を用いて表示されます。24分率で表され、K18の場合は、金の含有量が18／24ということになります。金の純度別の刻印は、以下のとおりです。
| 純度 | 刻印 |
| 24金 | K24、1000、Au1000 |
| 20金 | K20、835、Au835 |
| 18金 | K18、750、Au750 |
| 14金 | K14、585、Au585 |
また、金のカラー別の刻印もあります。
| カラー | 刻印 |
| イエローゴールド | YG |
| ホワイトゴールド | WG |
| ピンクゴールド | PG |
| レッドゴールド | RG |
| グリーンゴールド | GG、GRG |
銀（シルバー）の刻印
シルバーの純度は、SVもしくはSILVERのあとに千分率で表されます。シルバーの刻印は、以下のとおりです。
| 純度 | 刻印 |
| 100% | SV1000、SILVER1000、Ag1000、純銀 |
| 95% | SV950、SILVER950、Ag950 |
| 92.5% | SV925、SILVER925、Ag925、STERLING、STERLING SILVER |
| 92.5%・95.0% | SV、SILVER |
| 90% | SV900、SILVER900、Ag900 |
| 80% | SV800、SILVER800、Ag800 |
金メッキ・銀メッキの刻印
メッキ加工されている場合、加工の内容を示す刻印が表示されています。金メッキや金張りの刻印には、以下のようなものがあります。
| 意味 | 刻印 |
| GOLD PLATED（金メッキ） | GP |
| メッキの厚み | M、1M、3M、5M |
| GOLD ELECTRO PLATED（電気式金メッキ） | GE、GEP |
| HARD GOLD ELECTROPLATED（電気式金メッキ） | HGE |
| GOLD FILLED（金張り） | GF |
| GILT GOLD-PLATED（金箔張り） | GT |
銀メッキ・銀張りの刻印は、以下のとおりです。
| 意味 | 刻印 |
| SILVER GILT（銀メッキ） | SILVER G |
| 銀メッキ | Sheffield Silver、Silver Plated、SP |
| SILVER FILLED（銀張り） | SILVER.F |
金メッキや銀のメッキは買取できるか？
金メッキ・銀メッキで使われる金や銀の量はごくわずかであるため、効率よく金や銀を抽出できません。金・銀の厚さにもよりますが、一般的には1%未満です。メッキされたアクセサリーは価値がないと判断されてしまうケースがあり、メッキ製品を買取不可としているところもあります。
金メッキや銀メッキでも高く売れるケース
金メッキや銀メッキのアクセサリーは価値がないものとされてしまいますが、高く売れるケースもあります。ここでは、買い取りが期待できるメッキ製品の特徴を解説します。
宝石に価値がある場合
金メッキや銀メッキアクセサリーに宝石がついている場合、買い取りしてもらえる可能性があります。メッキ製品だとしても、ダイヤモンドやルビー、エメラルドなどの宝石がついている場合は、査定に出してみるとよいでしょう。
デザイン性・希少性が高い場合
宝石がついていない場合でも、デザイン性や希少性が高い場合は高値がつくこともあります。金メッキ製品には、アクセサリー以外にも食器や仏像などの工芸品もあり、デザイン性が高く評価されるものもあります。
また、希少性が高いと判断された場合は、高価買取も期待できるでしょう。
まとめ
SNの刻印は、メッキアクセサリーに刻印されており、ジュエリー製作している「中川装身具工業株式会社」を意味しています。SN刻印以外にも、金、シルバー、金メッキ・銀メッキなどにはそれぞれを示す刻印がついています。つまり、刻印を見れば、その製品が何の素材でできているのか、メッキ製品なのかが分かるということです。メッキ製品でも買い取りしてもらえる場合もあるので、まずは査定に出してみるとよいでしょう。
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