自分の金の純度はいくつ?家でもできる調べ方と注意点
お手持ちの金製品の純度が気になっても、刻印や鑑定書がないため調べようがないという方もいらっしゃることでしょう。 2024年金買取相場急上昇中!! 10月31日(木)現在1gの相場が15,025円を超えました!! 金を売るなら今がチャンス、金買取なら「なんぼや」にお任せください。 金買取相場価格 推移グラフ 基準指数(円) 期間(日単位): 開始日が終了日より後になっています から 終了日が開始日より前になっています ※買取相場価格に手数料は含まれておりません。手数料に関しては宅配買取もしくは店頭にてご案内させていただきます。
今回は、自宅でもできる簡単な純度の調べ方と、その際の注意点についてお話します。
金の純度とは
金のアクセサリーやインゴットに刻まれている「k24」や「k18」などの文字を見たことがある方は多いのではないでしょうか。
「K」は金の純度を表す単位である「カラット」の頭文字であり、この数字が刻まれている金製品の金純度を表示しているのです。
カラット以外にも「24金」「22金」などの日本語表記や、「999.9」などの形でも純度は表されます。
金の純度は24分率で表されます。最も純度が高いのがk24で、混じりけのない純度100%の純金であることを証明する数字です。
ただ、実際に100%金だけの物質を作ることはできないため、99.99%以上が金でできているものであれば「純金」と呼んでいます。純金は非常にやわらかく実用品には向かないため、ほとんどはインゴットやコインなどの資産として使われます。
金に他の金属を混ぜて強度を高めたk10からk22までのものがアクセサリーやその他金製品に多く使われます。k1やk2などの含有量が低い金製品はあまり出回っておらず、最低でもk9以上の金を使っているものが市場には多いようです。
自分でもできる金純度の調べ方
お手持ちの金製品の純度を確かめようとした場合、刻印を見るのが最も早い確認方法です。
ただ、もともと刻印のない金製品ももちろん存在します。また、古いもので刻印が摩耗して読めなくなってしまうケースも考えられます。そうした場合にも、個人で実践できる金の純度の調べ方をいくつかご紹介します。
水に入れて比重を計算する
この方法では、金製品の重さと体積をはかって比重を計算します。
計算式は(金の重さ)÷(金の体積)=(金の比重)です。
- 重量計で金製品の重さを測定します
- 水の入った容器を計りに乗せます
- 糸につないだ金製品を完全に水の中に入れ、容器の底につかない位置で止めます
- 増えた重さ=金の体積となりますので、計算式に当てはめて金の比重を算出します
この時導き出された金の比重を、以下のとおりに当てはめれば純度がわかります。
- K24:19.13~19.51
- K22:17.45~18.24
- K20:16.03~17.11
- K18:14.84~16.12
- K14:12.91~14.44
- K10:11.42~13.09
この方法でわかるのはあくまで簡易的な数値です。体積をはかる際、少しでも不純物が付着していたり振動があったりすると正確な数値は出せません。
また、中身が空洞になっている製品や金以外の宝石や金属が付属しているアクセサリーなどにも、この方法は適用されません。
試金石にこすりつける
真っ黒な「那智黒石」で作られた試金石に金製品をこすりつけて削り取り、石に残った金の色で純度を判断する方法があります。
この方法は江戸時代からある古典的な方法で、試金石は市販されているため、個人で調査することが可能です。
試金石で金の純度を調べたい時は、色のサンプルを用いると判断が簡単です。金は純度が高いものほど山吹色になります。純度が下がると黄味が増していき、明るい黄色に近くなっていきますが、純度が一定まで下がると暗い黄色になります。
また、劇薬のため入手難易度は高くなりますが、濃硝酸を試金石についた金痕にかけることで純度を判断することも可能です。
金は酸に強く、14金以上であれば硝酸では溶けません。純金になると濃塩酸と濃硝酸を混ぜて作った王水でなければ溶かせないと言われています。家庭で行うには少しハードルが高くなりますが、試金石に試薬を組み合わせると精度が増します。
しかし、この方法だとお手持ちの金製品を傷つける必要があるため、大事な金製品には使えません。
また、金の色で純度を判断するのは慣れている方でないと難しいでしょう。
製品価値を下げないためにも、傷のつかない方法で純度を調べましょう。
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業者に頼むのが安全で確実
金製品の純度を知るには、専門業者に頼むのが確実です。金の販売や買取を行っている店であれば、査定のために純度を測定する機材が整っているはずです。X線や超音波による検査や電子比重計の使用で、傷をつけずに金製品の純度を確認することができるでしょう。
金は純度が高いものほど高価になります。お手持ちの金製品の純度を知ることで価値を把握しておきたい方は、いちど査定に行ってみると良いかもしれません。