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買取後どうなる?方法は?気になる金の「溶解」について

買取後どうなる?方法は?気になる金の「溶解」について

買取された金が、その後どうなるか気になる人もいるのではないでしょうか。中古市場に持ち込まれた金は通常、「再販」「溶解」の2つのルートに分けられ、再び市場に流通します。傷がなく美品であればそのまま再販され、片方だけのピアス・壊れた指輪など品物としての価値が低い金製品は「溶解」されて純金に戻されるのが一般的です。この記事は、買取された金がどのようなルートをたどって再び商品として陳列されるかや、自宅でできる金の溶解方法などを詳しくご紹介します。

金を溶解する「王水」

王水とは、濃塩酸と濃硝酸を3:1の割合で混合してできる橙赤色の液体で、現代では主に金属加工に使用されています。西暦800年頃のアラブで発見され、ガラス器具の精密洗浄や装飾品の加工くずから貴金属を回収するときにも使われてきました。王水と反応した金属化合物は最高酸化数を示し、物質の安定性を失うことで溶解します。

買取業者により買取された金は、この王水を使用して溶解され純金になります。王水は強い酸化性の液体で、一般的な酸では溶けないプラチナや金を溶かすことが可能です。

不用品となった金は買取された後、専用工場で王水を使用して溶解され、不純なものを除去し純度の高い金として再生します。

金やプラチナなどを融解する王水ですが、銀など溶解できない金属も一部あるので注意が必要です。銀の場合は表面に酸化反応を妨げる塩化銀が発生するので、王水による融解は向いていません。

お手元の製品が銀製の場合は、王水による融解はしないようにしましょう。王水は人体にとって非常に危険な物質のため、取り扱いには最新の注意が必要です。

自宅で金を溶解する方法

ポイント紹介する女性
自宅でも王水を使って金を溶解することはできますが、一般の人が行うのは非常に危険なのでおすすめできません。ここでは王水を使用する危険性や、他の溶解方法をご紹介します。

王水を使用する危険性

王水は非常に高い酸性度の液体なので、扱いには細心の注意が必要です。間違って少しでも口に入ってしまうと高熱・脱水などの症状を引き起こし、人体に含まれる水分が王水と反応することで塩素や窒素酸化物を発生させ、体内のバランスを大きく崩す恐れがあります。

例として、必要以上の胃液が発生し、胃潰瘍(いかいよう)等の内臓障害などを引き起こす可能性があります。また皮膚に王水が付着した場合は激痛を引き起こし、目に入った場合は失明などの危険性があるため直ちに医師の診断が必要です。王水を一般の人が使用するのは非常に危険なので、金の溶解は専門家にお任せしましょう。

王水以外の溶解方法

王水を使った溶解以外の金を溶かす方法としては、高温で溶かす「融解(※)」があります。金の融点である摂氏1,064度まで高温にすることで、液体の金を取り出します。

代表的な方法は以下の3つです。

  • ガスバーナーで加熱する
  • 電気炉で加熱する
  • 1200Wの電子レンジで溶かす

どの方法でも金を融解できますが、液体の金は摂氏1,064度を超えているため非常に危険で、一般的な容器には入れることができません。また電子レンジに金を直接入れる場合、液化した高熱の金により電子レンジ自体が溶けてしまう危険があります。

自宅における金の融解は、何よりも「安全第一」を意識する必要があり、少しでも不安がある方は、無理せず専門家にお願いしましょう。また一般的なホームセンターで売っている道具での金の融解は、不純物除去の精度が悪く、金の品質を下げてしまうリスクがあるので、こちらも専門的な知識や技術がない限りはおすすめできません。

※融解とは:高温で固体を液体に変化させること。液体で固体を溶かす溶解とは異なります。

買取られた金は溶解される?

金買取
買取された金は、持込時の状態により、以下の2つのパターンで再流通します。

  • 状態が良い品物:再販される
  • 状態が悪い品物:溶解される

それぞれのパターンを解説します。

状態が良い品物:再販される

買取の時点で状態が良い金製品やジュエリーは、溶解されずそのまま再販されます。メンテナンスや清掃を行うだけで店頭に並べられるので、買取業者の手間がかからず、買取価格が高めになる傾向があります。

再販されるためのポイントは、以下2点があげられます。

  • 日頃からメンテナンスされている
  • 保証書や箱が備わっている

常に良い状態を保つためには、日頃のメンテナンスが重要です。日頃のメンテナンスは手間がかかりますが、状態確認や汚れを落とすだけで査定額が上がる可能性があるので、もっとも簡単な方法といえるでしょう。

また、保証書や箱が付属していると、買取業者としても買い手が付きやすいと判断できるので、再販になる可能性が高くなります。ジュエリーなどを箱から出してまとめて置いてある場合でも、箱や保証書は大切に保管しておくことをおすすめします。

状態が悪い品物:溶解される

状態が悪い金製品は、専用工場で王水を利用して溶解され、不純なものを取り除いた後に精錬されて純金に戻されます。溶解された後は、ジュエリーや工場製品の内部部品など、さまざまな形で再利用されるのが一般的です。

再販に比べ溶解はコストがかかるので、買取店としては「なるべく安く買取りたい」という思いが働きます。状態が悪く再販が見込めない製品は、買取する店舗によって買取価格を低く見積もる場合があるため、金の時価相場をある程度把握し、複数の店舗に査定を依頼してみることをおすすめします。

溶解される金アイテム

溶解される金アイテムの例として、以下のものがあります。

  • 金歯
  • 両方揃っていないピアス
  • 破損したジュエリー
  • 留め具のないネックレス
  • 変形した金製の置物

上記のようなものは通常、品物としての価値が下がってしまうことは避けられません。しかし、溶解されて純金としての価値を持つ場合があり、買取では純金値がつけられることがあります。アイテムの全体が金である必要はなく、一部に金が使用されている場合でも適切な価格で査定されることが多いです。

例えばピアスには、耳に通す部分(ポスト)や留め具(キャッチ)には金が使用されていないこともあるでしょう。金が使用されているか不明な場合でも、プロの鑑定士が在籍している買取店に持込すれば適切に査定してもらえます。お持ちの金製品の値段を知りたい場合は、買取店で査定を依頼しましょう。

金の買取店をおさがしなら「なんぼや」へ!

「なんぼや」は、そのままでは中古品としての流通が難しいアイテムを融解し、純金として買取しています。純金の相場を理解し、適切な価格を提示させていただくため、破損した金製品に思わぬ高額がつくかもしれません。金製品をお持ちの場合は、状態の良し悪しに関わらず「なんぼや」で査定をご依頼ください。

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水野 崇さん
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講師、取材協力など多方面で活躍する独立系ファイナンシャルプランナー。大学や事業法人で講師を務め「金融リテラシー講義」を毎週行う学校法人専門学校非常勤講師。

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