金の種類とその価値とは?
富の象徴として、また工業利用する面でも世界中で愛される金は、誰もがすぐに思い浮かぶメジャーな貴金属です。
ただ、ポピュラーになった存在とは相反して、実際金が何であるのか広く理解されているとは言い難いのではないでしょうか。
ここでは、金の種類や特性、価値について説明いたします。
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金ってなに?
今や金は、装飾品に不可欠となっています。アクセサリーによく使われていることは、今や当たり前となり、スマホや補聴器等にも使用される金は、昔から人気のあるものです。その歴史についてまずご紹介させていただきます。
金は、紀元前3000年頃から使われ始めたとされています。鉄などと違い、金は精錬の必要がないため使用されたのが早かったようです。金は、変化しない性質や採掘量が少ないこと、その色合いなどから富の象徴とされてきました。
金が使われた装飾品として古代エジプトのツタンカーメンのマスクが歴史上で最も有名なものではないでしょうか。古代エジプトでは、昔から一般市民が金を所有することが禁止され、金を持つことさえできませんでした。市民が金を持っている場合、すべてファラオ(古代エジプト第一王朝 プトレマイオス朝)に差し出さなければならなく、集められた金は、マスクの作成などに使われていました。金が希少かつ富の象徴であったことが伺えます。
そして、今やアクセサリーはもちろん、投資としての所有やスマホなどの精密機械に使用されるなどあらゆる分野で使用されている金ですが、なぜ金には価値があり、高値での取引がされるのでしょうか。
一番の理由は、希少性と言えるでしょう。現在発掘されている金は、全世界で15トンほどとなっており、オリンピックで使われるプールの3杯分です。その程度の量しか発掘されていないため需要と供給のバランスが伴っていないことから価値が上昇したと言えます。 関連記事【更新:2024年11月】金の純度(24金・22金・18金・14金・10金)の基礎知識 - 単位、種類、調べ方など
古い時代から、世界中で愛され続けてきた金属と言えば「金」です。 ジュエリーとしてだけではなく、投資の対象としても身近な素材ですが、その基本的な知…
2024.11.06
金は、リーマンショックや世界的な株価の暴落などで紙幣の価値が下がっても、なお相場が上がる傾向にあり、世界共通の通貨ともいえるほどその価値は高いので、国の紙幣の価値がなくなろうと金の価値は下がらず第二のお金としてやり取りすることが可能です。
そういった面から価値が高く、世界的な価値を生み出していると言えます。
金の純度を示す表記
金には純度があり、金の重量は「k」というカラット(karat)の表記がされています。
カラットと聞いてダイヤモンドを想像した方も多いのではないでしょうか。ダイヤの重さを表す場合にカラットという表記をしますが、「carat」というつづりになります。
Karatには、いくつかの種類があります。
k24は日本国内における金の純度が99.999%のものを指します。金は柔らかいため、k24がアクセサリーに使われることは比較的には少ないですが、メープルコインや金の延べ棒であるインゴットに使われることが多いです。
K22金の割合は91.7%となっており、海外などのアクセサリーに多く見られます。
K21の純度は83.5%で、こちらも国内アクセサリーではあまり見られません。
どちらも金の割合が高いのでネックレスであれば切れてしまうことが多く、あまりアクセサリーとして使われることはありません。
k18は、金で作られるアクセサリーで一番使用されています。
一般的に売られているアクセサリーの大半がk18で、多くの人も耳にしたこともあるでしょう。金の割合が75%となり、使っていると赤くなるのが特徴の1つです。
K14は、純度58.5%と半分の割合の金です。比較的金の割合が少ないので安く販売されています。
他にもk10やk9などもあります。どちらも金が50%以下で、半分が混ぜ物となります。混ぜ物は、主に銅がメインなので劣化すると赤みができてしまいます。
また、アクセサリーなどの表記によっては、数字だけの場合もあります。
1000(k24)、917(k22)、750(k18)、585(k14)、417(k10)、375(k9)といった、アクセサリー事態に数字だけの場合も買取可能で、こちらは純度が表記されていると覚えればOKです。
例えば、k18であれば金が75%なので75.0ということで750となります。こちらの刻印があるだけで金として認めてもらえるのです。
ただし近年、金メッキなどの偽刻印も流行っておりますので、一概に刻印のみで本物とは言い切れない場合もありますので注意しましょう。
他にも数字の後ろにkが付く「アトk」と呼ばれるものもあります。
こちらは、ヨーロッパや東南アジアなどで製造された金の表記になります。国内の場合には、非常に古いアクセサリーに見られます。
こちらの表記は、24k、22k、18kなどの表記となります。
しかし、こちらは、純度が本来定められているものと違う純度であることが多く、比重検査などでしっかり検査をしないと正確な純度が図れないと言われています。
また、買取不可になったりする場合もあります
金の純度を示す表記は他にもたくさんあり、足金(22金)など様々な表記で表されているものがあります。
金のデメリットをカバーするため
合金を使用した場合、金が持つ熱への弱さ、傷つきやすさ、型くずれしやすさをカバーできます。金純度が高いK24は、金属が柔らかいため加工しにくく、ジュエリーの素材としては適していません。
しかし、合金を使用して純度を下げると、金が硬くなるためジュエリーに加工できるようになります。金に別の金属を混ぜることによって、金の使用用途の幅が広がるのです。
カラーを変化させるため
金に合金を加えると色味を変化させられます。例えば、K24は一般的な金属の風合いですが、合金を使用して純度が下がったK18の場合は、イエローゴールドやピンクゴールドなどのカラーが出ます。
カラーバリエーションを増やし、ジュエリーとしての魅力を引き出すためにも合金を使用しているのです。
現在金の価値が高騰しています。
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カラーゴールド紹介
wg
よく見かけるk18wgなど、数字の後に文字が書いてあるものもありますが、こちらは金のカラーについての表記となっています。金にも色がたくさんあるのです。
wgは、ホワイトゴールドと呼ばれており、金でありながら色がシルバーのような色味をしています。プラチナとは、また異なります。
特徴としては、シルバー(銀)であれば変色などをしてしまいますが、こちらは変色などしません。混ぜ物は、パラジウム、銀、ニッケルなどが多く、一番多い割合は75%金にたいして25%パラジウムとなっています。
Yg
Ygは、イエローゴールドと呼ばれています。イエローゴールドの特徴は、黄色みが強いことです。結婚指輪や高級時計(ロレックス、オーデマ ピゲ、ウブロ)などに使われることが多いです。k18よりもデザイン性に優れたものとなり、金のほかに銀、銅を配合したものになります。
イエローゴールドは日本人の肌に自然になじむ色であり、派手すぎず程よい存在感があります。カジュアルなファッションとも相性が良く、気軽に身に着けることができるでしょう。また、変色した際にも見た目に大きな影響がなく、長期間愛用できる点も魅力です。
Pg
pgは、ピンクゴールドとなり、こちらの色はシャンパンのような金でありながらさり気なく、金の主張をしすぎず女性に好まれるカラーとなっています。女性向けのアクセサリーでもpgは、人気があり種類も豊富です。こちらは、金に対して銀、銅、パラジウムの3種類が混ぜられています。発色がありつつ、抑えめなカラーのため人気なカラーです。
ピンクゴールドは硬い金属を含んでいるため純金よりも硬く、耐久性に優れています。
「金だから変色しない」というイメージを持たれることもありますが、ピンクゴールドには銅、銀、パラジウムなどの合金が含まれているため、使用環境によって変色することがあります。変色の主な原因は、銅の酸化です。銅は酸素に触れると酸化することが特徴で、黄色や茶色に変色する可能性が高いです。特に、温泉や入浴剤に含まれる硫黄と反応して変色を起こしやすいため、入浴時は必ず外しましょう。
近年流通しているピンクゴールドのジュエリーは、酸化防止処理加工がされているものが多いものの、変色する可能性もあるため、取り扱いには注意が必要です。
gg
ggは、グリーンゴールドとされ、こちらはハワイアンジュエリーに多く、日本で見かけることは少ないでしょう。名前のように少し緑かかっているのが特徴です。ほかにもあまり見かけることの少ないsg(桜ゴールド)、bg(ブラウンゴールド)、cg(シャンパンゴールド)など様々なカラーがあります。
ただ、k18よりも色味を持たせることで雰囲気が変わったりするため、最近はカラーゴールドが主流になり、人気となっています。今後もトレンドにより様々なカラーのアクセサリーが増え続けることでしょう。
GP(金メッキ)とGF(真鍮)の刻印とは
金製のジュエリーで、GP(金メッキ)とGF(真鍮)の刻印を見たことがある方も多いのではないでしょうか。GP(金メッキ)とGF(真鍮)の刻印は、ジュエリーが金属でコーティングされている、つまりメッキされていることを意味しています。
GPは、パーツに電気を使用して金の膜を張り付けたもの(ゴールドプレーテッド)を指します。通常の金アイテムと同じように防腐食性が高いことが特徴ですが、メッキの部分は薄く、剝がれて傷が目立ちやすいことがあります。
GFは金張り(ゴールドフィルド)のことです。金張りは、基礎である金属に高圧力と熱を加え、金を貼り合わせています。金の部分に厚みがあり、メッキと比較して剝がれて傷つきにくいことが魅力です。
GP(金メッキ)とGF(真鍮)の刻印があるジュエリーは、金属の上から金張りや金メッキを施しており、K18などのジュエリーとは素材が異なります。しかし、使用する金の量が少ないことから、価格は安いことがメリットです。
金が変色する理由とその対処法
純度の際にも説明させていただいたとおり、金は変色してしまいます。よく、しまっておいたアクセサリーが変色してしまったということを耳にしませんか?
それでは、なぜ変色してしまうのか説明します。これは、酸化が原因となっています。18金のように銅などと配合しているものだと空気中にある酸素と結合して変色してしまうのです。空気には、必ず酸素があるので酸化を防ぐことはできません。
しかし、対処する方法は、たくさんあります。それは、金専用のクロス拭きなどで手入れすることです。何か塗ったりする必要もなく、手入れが簡単に行えるのです。
その際の注意点としては、優しく拭くことです。ネックレスや石の付いた指輪などは、傷がつきやく、無理に手入れすると切れてしまう、または、壊れてしまうことがあります。そのため、優しく定期的に手入れすることがきれいに保つコツとなります。
他の貴金属との違い
金と他の金属は、何が違うのでしょうか。ゴールドは、劣化での変化は少ないですが、銀の場合は黒ずんできたり、放置していると黒くなったりしてしまいます。
しかし、銀もしっかり磨くことでその汚れを取ることができ、磨けば元通りになります。
希少価値は、金よりも低く相場もかなり安いため価値が低いものです。銀にも純度があり、純銀は柔らかいという特徴をもつためアクセサリーに使われることは少なく、銅と混ぜたシルバー925などが使われることが多いです。シルバーアクセサリーで有名なクロムハーツも925で作られています。
また、他にもプラチナがあります。プラチナの生産量は、金よりもかなり少なく50分の1です。また、金と比重を比べると同じグラムでも3.34グラム比重が多いのです。プラチナは、白金とも呼ばれており、色はシルバーですが銀と違い黒ずんだりすることはなく、結婚指輪などに使われることが多いです。
また、純度は、pt表記であり、アクセサリーでは950、850の割合で使われることが多いです。金と同様にそのまま使用するには、耐久性がないため混ぜ物をしています。相場は、金と同様に高いのが特徴の1つです。
しかし、金よりも相場の上がり下がりが多く、安定しにくいものと言えます。短期的な投資材料としてプラチナを買われる方も多いです。
今後の金の価値とは
現在、金は、10年間上昇傾向でありますが、今後はどうなるのでしょうか。あくまで相場なので誰も今後どうなるか確実にわかる人はいません。では、金の相場が変化するのはなぜでしょうか。
金の相場は、いくつかのことにより大きく変化するのです。まず、金は、インフレ時や戦争の際に上昇します。それには、ドルが大きく携わっています。1989年に冷戦が宣言され、アメリカへの強い信頼がドルへの安心を強くし、ドル建て資産を持つ人が増えました。
しかし、2001年9月11日の米同時多発テロが起き、旅客機が世界貿易センタービルに衝突したことが世界で話題となりました。その事件により、ドルへの不安が高まり、金を買う人が増えたのです。
また、原油価格も金の相場に大きく関係しています。2005年アメリカ南部を襲ったハリケーンで精油所が被害を受けた際、原油価格が高騰して金相場が上昇したのです。
上記の例からわかるように紙幣の価値がなくなる、物価の異常な高騰といったインフレになった際、戦争やテロなど国際緊張が高まるといった地政学リスクが起きた場合に紙幣(米ドル)よりも安心感のある金の価値が高くなるのです。
ドルが安くなるとドルを売り、金を買う傾向になり、金の買い手が増えれば金相場は上がります。
では、今後の予測はどうなのでしょうか。北朝鮮ミサイル発射以降、金相場は上昇しましたが地政学リスクが起きた場合の金価格の急騰は、短期間で収まることが多いことや北朝鮮のミサイル関連の緊張が緩和され、相場が現在落ちついていることから、長期間での爆発的な値上げ等はないと推測されています。
現在、金が売り時と言われている理由としては、ここ最近の上昇に伴い値幅が落ち着いていることが挙げられます。
身近にある金
金の相場について記述してきましたが、金は、投資家だけの話ではありません。アクセサリーなど身近にある金も同じなのです。買い取ってもらう際には、その時の金の相場で買い取ってもらえます。破損していても金は、比重による査定になります。
金相場は、13年間でかなり変わっており、2000年に1,000円台だったものが今や4,000円台となっているので今が売り時と言えます。
金は、相場制なので仮想通貨の参入により今後、相場が変わっていく可能性もあると言われています。高いときに売ることは、誰もが望んでいる事であり、売るなら高い方がよいのは当たり前です。
まずは、査定に出してどのくらいの価格になるのかを見てみることをお勧めします。
買取金額の相場を知ろう
買取金額が適正なのかどうかは、素人での判断は難しいものです。
また、買取の値段は、お店によっても大きく異なります。ものによっては、数万円値段が変わってしまうことも多いため、まずは近くの買取店舗を3,4店舗回り、値段を比較してみるのも良いでしょう。損しないためにも前店舗と値段をしっかり比較することが大切です。
タンスに眠らせていたり、こんなもの価値がないと思っているものにも意外と値段がついたりすることもあります。
金は破損している場合、比重による査定になり、ブランド品等の場合はブランド料がつくものもあります。
現在、金製品の買取相場が上がっています
写真を撮って送るだけ、店舗に行く前に買取金額が無料で分かります。