ドバイの金相場や金市場の特徴は？買った金を日本で売るときの注意点
ドバイは、アラブ首長国連邦（UAE）に属する首長国の一つです。金融や貿易、観光などで有名なドバイですが、金を安く買える場所としても知られています。今回は、ドバイの金相場や金を買うメリット、購入した金を日本で売るときの注意点などを解説します。
ドバイの金市場の特徴
ドバイでは各所にて金の現物を購入することができます。とくに有名なのがゴールドスークと呼ばれる市場です。金をはじめとする貴金属製品が豊富に取り揃えられた、ドバイ有数の市場となります。ドバイ観光で訪れる人も多く、金を買うならここというイメージを持っている方もいるかもしれません。
こういった市場の店では、ネックレスや指輪などのゴールドアクセサリーを中心に金製品の販売が行われています。ドバイではK22（22金)ジュエリーの取り扱いが多いことが特徴です。
ドバイで金を買うメリット
ドバイは「金が安い国ランキング」で上位に入る国です。金の加工やマージンなどで生じる金額が安く、税額も低いことから、安価で購入しやすいことが特徴です。とくに2018年までは消費税がなく、より安く金を買うことができました。
2018年から制度が変わり、純度99％未満の金には付加価値税（VAT）が課されるようになりましたが、それでもほかの国と比較すると安価な点に変わりはありません。たとえば、日本で購入する場合は10％の消費税が発生しますが、ドバイで課税対象の金を買う場合は5％の税金で済みます。加えて、条件を満たしている場合、日本へ戻る際に手続きすることで付加価値税の85％が払い戻されることがあります。
【2023年】ドバイの金相場
2023年7月現在、ドバイの金相場はK24が1gあたり約237AED（UAEディルハム）、K22が1gあたり約220AEDです。現状では1AEDが日本円で約38円のため、K24の金相場は約9,006円、K22の金相場は約8,360円となります。同時期の日本の金相場はK24が1gあたり約9,800円です。ドバイのほうが日本より割安で金を買えることがわかります。
ただ、金相場は変動するため、購入前に最新情報をチェックしておくことが重要です。直前に「Dubai gold rate」などのキーワードで検索して最新の金相場を把握しておきましょう。ゴールドスークであれば各所の看板に最新レートが表示されています。
また、金のアクセサリーなどを買う場合、金額は「（金相場のレート×重量）＋加工料金＋マージン」などで決まることが基本です。欲しいアイテムの値段が妥当かどうかを判断したうえで購入しましょう。
ドバイで金を買って日本で売るときの注意点
ドバイで金を買う場合は、ゴールドスークやドバイ空港の免税店などで欲しい製品を探すことになるでしょう。購入したアイテムを日本に持ち帰って売り、利益を得たいと考える人も多いはず。ただ、利益を出すためには税額に注意する必要があります。
日本へ金を持ち込む場合、金の総額が他のお土産と合わせても20万円以下となる場合は非課税となります。これを超えた場合は消費税を支払うことになるため気をつけましょう。
また、購入した店が付加価値税の払い戻しに対応しているかどうかも重要です。非対応の場合は払い戻しを受けられないため、購入前にしっかりと確認しましょう。最低購入金額や払い戻し上限額などについても調べておくことが大切です。
ドバイで金を買うときは直前に金相場をチェック！
ドバイは金を購入するのにおすすめの場所の一つです。なるべくお得に買うためにも、最新の金相場を確かめたうえで欲しいアイテムを選びましょう。
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