K18GFとは?K18GPとの違いや売却時のポイントを徹底解説
金色の製品で見かけることの多い「K18GF」の刻印。その意味を理解していないと、購入や売却の際に損をしてしまう可能性があります。今回は、K18GFの意味やよく似た言葉との違い、K18GFの刻印が施された製品を売却する際のポイントを詳しく解説します。
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K18GFの基礎知識
K18GFの刻印が施された製品は、一般に広く流通しているものの、意味を理解していないという方も多いでしょう。そこでまずは、K18GFに関する基本的な知識をお伝えします。
K18GFの意味
K18GFは、「K18」と「GF」の2つの要素で形成された言葉です。そのため、K18GFの意味を考える際は、それぞれを分けて理解すると良いでしょう。 関連記事【更新:2024年11月】「18金」とは?素材の特徴や相場、お手入れ方法などを徹底解説
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2024.11.06
まず、K18は金の純度を示す言葉です。Kは英単語の「karat」の頭文字を指し、18という数字はその製品に含まれる金の量を表しています。K18の場合、全体の75%が金であることを意味しており、これを18金と呼びます。
ちなみに、金の純度にはK18以外にもK24やK10などさまざまな表記があるのが特徴です。刻印から金の含有量を調べたい場合には、「刻印の数字部分×4.17%」で計算できます。
次に、GFは「Gold Filled」という言葉の略語で、金張り加工を意味しています。金張り加工とは、真鍮やシルバーなどのベースとなる金属に、一定の厚さの合金を張り付ける加工のことです。つまりK18GFという刻印は、基材となる金属の上に18金の合金を張り付けた製品であることを表しています。
K18GFとK18GPの違い
K18GFに関する説明を聞いた方の中には、「それは金メッキとどう違うの?」と感じた方もいるでしょう。この点、金メッキを意味するのが「GP」という言葉です。GPは「Gold Plated」の略語で、ベースとなる金属に薄い合金の膜を張り付ける加工方法を意味します。
K18GFとK18GPは、基材となる金属を18金の合金でコーティングしている点は同様です。両者の違いは、以下の2点にあります。
・合金を張り付ける方法
・張り付ける合金の厚み
まず、K18GFは熱や圧力によって合金を張り付けています。それに対しK18GPは、電気を使用することで合金を定着させています。熱や圧力によって処理した金張り加工のほうが剥がれにくいのが特徴です。
次に、K18GFとK18GPは、張り付ける合金の厚みも異なります。具体的には、K18GFはK18GPと比べて厚みのある合金をコーティングしており、耐久性にも優れています。そのため、K18GFとK18GPの製品を比べた場合、K18GFのほうが価値は高くなります。
K18GFの製品に金としての価値はある?
K18GFの製品は、一般的な金製品と比べて金の含有量が少ないため、金としての価値はほとんど見込めません。しかし、買取店によってはデザイン性やブランド、状態に応じて適切な査定額を提示してもらえるケースも珍しくありません。例えば、宝石が装飾されているアイテムや、アンティーク製品の場合は高値での取引も期待できます。
K18GFの製品を売却する前に知っておきたいこと
K18GFの製品を売却する際は、買取店選びが重要です。金製品のみを取り扱っている店舗の場合は、買取不可とされてしまう可能性が高いためです。また、買い取ってもらえるケースでも、金の含有量が少ないことを理由に査定額が大きく下がってしまうおそれがあります。買取店のホームページなどを確認し、K18GF製品の買取実績があるお店を利用するのが良いでしょう。
次に、K18GF製品をできるだけ高値で買い取ってもらうには、品物をきれいな状態にしておくことも重要です。査定に出す前には必ずクリーニングを行い、汚れなどは可能な限り取り除いておきましょう。
まとめ
今回は、K18GFの刻印の意味や製品の特徴、売却時の注意点などをお伝えしました。K18GFの製品には一定量の金が含まれているものの、金としての価値は基本的に見込めません。そのため、買取に出す際はK18GF製品を取り扱っているお店を探すことが重要です。
お手元の金製品の価値がわからない場合は、お気軽に「なんぼや」までお持ちください。無料で査定を行い、買取が可能な製品についてはできる限りの高額査定をご提示いたします。