18KTの意味とは？18KTのメリットやデメリット、偽物の特徴や見分け方を解説
「ゴールドのアクセサリーの純度が知りたい」
「金製品を持っているけど、本物かどうか分からない」
金素材のアクセサリーや腕時計に対して、このような悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、金が使用されている製品に記載されている「18kt」の意味について解説します。また、18ktのメリット・デメリットに加え、偽物の見分け方についても解説しているため、参考にしてみてください。
18KTの意味
金製品自体や保証書などに記載されている「18kt」の「kt」は、カラットといい、金の純度を表す単位です。海外でも使用されている正式な表記であり、18kt・k18・18kは全て同じ純度を表しています。
金の純度について
金の純度は24分率で表され、18ktの場合は、純度75％となります。一般的に、純度が高いほど純金そのものの輝きがあり、希少で価値が高いとされます。
18KTのメリット
ここからは、18ktを選ぶメリットについて解説します。
ホワイト・ピンクゴールドなどカラーバリエーションがある
18ktは金以外の金属が混ざった合金であり、混ぜ合わせる金属の種類によって、ホワイトやピンクゴールドなどの豊富なカラーバリエーションが作れるといった特徴があります。
硬度が高いのでジュエリー向けに利用される
24ktなどの純度の高い金の場合、硬度が低く、熱に弱いといった特徴があります。一方、18ktの場合、金よりも硬い金属などを混ぜた合金であり、硬度が高くなっているためジュエリー向けに多く利用されています。
24金と比べると価格が安い
18ktは、純度の高い24ktと比べると価格が低いのもメリットです。18ktをジュエリーに使用することで、価格面と性能面の両方をバランスを保つことができます。
18KTのデメリット
18ktには多くのメリットがありますが、デメリットとなる点も存在します。ここからは、18ktを選ぶ際のデメリットについて解説します。
24金よりも資産価値が低い
金は、純度が高いものほど高額で取引されます。24ktと18ktを比較した場合、純度の高い24ktの方が高額となり、合金で純度の低い18ktは24ktよりも資産価値が低くなるのです。
ただし、ジュエリーや時計などデザインが施されている製品については、ブランド・デザインといったジュエリーそのものの価値も評価されるため、24ktよりも高額となるケースもあります。
アレルギー反応に注意
金属製のアクセサリーなどを身につけた際、金属イオンが肌に溶け出すことによってアレルギー反応を起こすケースがあります。
24ktの場合はイオン化傾向が非常に低いため、金属アレルギーが起きにくくなっています。しかし、合金である18ktは、含まれている金属の種類によっては金属アレルギーが起きやすくなる恐れがあるでしょう。
変色する可能性がある
金はイオン化傾向が低い金属であり、酸化が起きにくいため、変色しにくいのが特徴です。ただし、銀や銅などの酸化する金属が含まれる18ktの場合、徐々に酸化し変色する恐れがあります。
18KTの偽物の特徴と見分け方
金製品を所持している人のなかには、どのように入手したか覚えていない、人から譲り受けたものであるなどの理由によって、本物かどうか分からないケースもあるでしょう。
ここからは、18ktの偽物の特徴と見分け方について解説しますので、自身の持っているアイテムをチェックしてみましょう。
刻印の文字
金製品には、18kt・k18など純度を示す刻印が施されています。また、国の機関などから認定されたことを示す「ホールマーク」が付いている場合は、本物としての信頼性が高いと判断できます。
比重の違い
金であるかを調べる方法として、比重を調べるのもおすすめです。比重は水を使って調べる方法が一般的で、18ktの比重値は14.84～16.12となっています。
水を使用した比重の調べ方は、次のとおりです。
- 金製品の重さを計る
- メモリ付きの容器に水を入れ、糸につないだ状態で金製品を入れる
- 金製品が容器の底に付かないように糸を調整する
- 最初の水の体積から増えた分が金製品の体積と考え、次の計算式で比重を求める
比重＝「重さ÷増えた水の体積（金製品の体積）」
磁石のくっつき
金は、磁石に反応しないといった特徴があります。この特徴を活かして、磁石を使用して本物かどうかを判断できます。
金製品が磁石に反応する場合、メッキ加工などの金製品の可能性があります。ただし、下地が銀や錫である場合には本物同様に反応しないため、全ての製品に当てはまるわけではないことをご承知おきください。
18KTを高く売る方法
ここからは、18ktのジュエリーや腕時計などをできるだけ高く売る方法について解説します。
金の相場をチェックする
まずは、今の金の相場を把握しておきましょう。金の買取相場は、需要の状況や世界情勢の変化などの影響を受けるため、日々変化し続けています。
金をできるだけ高く売るためには、金製品自体の価値だけでなく、買取相場が高いタイミングを見極めることが重要です。
きれいに汚れを落とす
持っている金製品が比較的新しいものであっても、査定前には必ず汚れを落としておきましょう。
傷や汚れなどが残っている場合、品質の面での評価が下がり、査定額に影響する恐れがあります。
実績豊富な買取業者を選ぶ
買取業者は、金の買取実績が豊富な業者を選びましょう。また、ジュエリーの場合には、デザインや宝石によって査定額が大きく変わるため、ジュエリー買取の実績をチェックする必要があります。
まとめ
18ktは、純度75％の合金であることを示しています。合金なため硬度が高いこと、純度が比較的高く輝きがあることからジュエリーに多く利用されており、買取相場の高い人気商品です。
自宅に金製品が眠っている人は、相場をチェックした上で、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。
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