【更新:2024年11月】「18金」とは?素材の特徴や相場、お手入れ方法などを徹底解説
高級ジュエリーなどに使われる高級素材の18金(K18・18K)。今回は、その素材の特徴について詳しくご紹介します。合わせて、刻印の意味やカラーバリエーション、買取相場、取り扱い方法などについてご紹介します。 2024年金買取相場急上昇中!! 10月31日(木)現在1gの相場が15,025円を超えました!! 金を売るなら今がチャンス、金買取なら「なんぼや」にお任せください。 金買取相場価格 推移グラフ 基準指数(円) 期間(日単位): 開始日が終了日より後になっています から 終了日が開始日より前になっています ※買取相場価格に手数料は含まれておりません。手数料に関しては宅配買取もしくは店頭にてご案内させていただきます。
18金の特徴について
18金の「18」とは、金の純度を示す値です。具体的には、75%の金が含まれています。残りの25%については銀、銅、亜鉛といった金属が含有されており、これを割金と言います。このように、金とは純金と割り金からなる貴金属合金なのです。
金製品は金の含有量が高ければ高いほど価値が高くなります。しかし、そのままでは柔らかすぎるため、割金を混ぜ合わせることで強度を高めているのです。その意味で、18金は金製品として高い価値を持ちながら、同時に普段使いのジュエリーにも使いやすい素材と言えるでしょう。
なお、主な金製品としては以下のようなものがあります。
また、18金はその価値だけでなく、錆びにくいという特徴もあることから、エンゲージリングやマリッジリングにもよく使われています。
24金や10金との違い
18金と似た金の素材として、24金や10金が挙げられます。これらは金の純度と割金の含有率に違いがあります。
金の種類 | 金の純度 | 割金の含有率 |
---|---|---|
24金 | 99.9%以上 | 0% |
18金 | 75% | 25% |
10金 | 41.7% | 58.3% |
金および割金の純度・含有率が異なるのは、それぞれ用途や目的が異なるためです。 関連記事【更新:2024年11月】金の純度(24金・22金・18金・14金・10金)の基礎知識 - 単位、種類、調べ方など
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2024.11.06
たとえば10金は、コストを抑えたジュエリーの制作や、日常的に使われるアクセサリーに適した素材と言えます。一方、24金は柔らかく耐久性に劣るため、宝飾品としての使用は稀。
投資目的のインゴットや、コレクション目的のジュエリーに使用される傾向にあります。
18金・K18・18Kの刻印は何が違う?
18金・18K・K18は、いずれも純度75%、割金25%の金を示す刻印です。表記が違う理由は、主に製造された国や地域が関係しています。
18金とK18は、日本でよく用いられる表記です。とくにK18については日本の造幣局の制度で定められたルールであり、業界では「まえK」などと呼ばれます。
一方、18 Kは日本以外で製造された金によく用いられる表記です、「あとK」などと呼ばれます。たまに「18K偽物」と呼ばれることがありますが、基本的には正しい純度・含有率で作られた物と考えられます。ただし、海外製品のなかには不正品も少なくないため、購入の際には確認が必要です。
なお、この「K」はカラット(karat)を示すイニシャルです。ダイヤモンドの重さを示すcaratとは別の単位なので、混同しないようご注意ください。
2023年の18金相場・買取価格について
続いて、18金の価値や相場についても詳しく見ていきましょう。2023年1月末の時点では、1月25日の6,640円/1gが最高額です。なお、18金は75%が金の含有率となっているため、純金の相場に0.75を掛けた金額で算出されます。そのため、ほぼ純金とされる24金のほうが高い買取金額になります。
ただし、ジュエリーについては単に重量で買取金額が決まるわけではありません。ブランドやデザイン、付属する宝石なども評価の対象となるため、物によってはより高額な買取価格が期待できます。
本日の18金(K18)買取相場価格はこちら
豊富にある18金のカラーバリエーションを紹介
18金にはカラーゴールドと呼ばれるバリエーションがあります。金以外の割金を活用することで、個性的なカラーを演出しているのが特徴です。なお、カラーゴールドの刻印は「K18」の後ろに打たれるのが一般的です。18金のイエローゴールドであれば「K18YG」といった表記になります。
種類 | 主な割金 | 刻印 |
---|---|---|
ホワイトゴールド | パラジウム/銀/ニッケル/亜鉛/銅 | WG |
イエローゴールド | 銀/銅 | YG |
ピンクゴールド | 銀/銅/パラジウム | PG |
ローズゴールド | 銀/銅/パラジウム | RG |
ブラックゴールド | 銀/プラチナ | BG |
グリーンゴールド | 銀 | GG/GRG |
レッドゴールド | 銅 | RG/RDG |
パープルゴールド | アルミニウム | – |
ブルーゴールド | インジウム/ガリウム | – |
18金の変色や黒ずみ最大の原因は皮脂!?
18金ですが、使っているうちに金色がくすみ、変色してしまって困っている方もいるでしょう。18金は金以外の金属が含まれているため、使い方や購入から長く経過していると場合によっては変色してしまうことがあります。ここでは、18金に変色や黒ずみが生じる原因についてご紹介します。
K18の指輪やネックレスなどジュエリーが黒ずんだり変色する最大の原因として、皮脂汚れが挙げられます。毎日の装着で汗がついたり、何気なく指で触ってしまい、皮脂が付着します、そのままクリーニングやケアをしないで皮脂が付着したままにすると、皮脂が酸化し、空気に触れることで変色します。お持ちの18金ジュエリーを楽しむ為には定期的なお手入れが必要です。
18金は錆びる?取り扱い・お手入れ方法
金自体は酸化に強く、錆びや変色が起こりにくい素材とされています。一方、銀や銅といった割金は経年等によって錆びや変色が発生する素材です。そのため、適切な取り扱いやお手入れをしなくてはなりません。
とは言え、お手入れ自体はそこまで難しくはありません。たとえばネックレスなどは、使い終わった後にやわらかなクロスで付着した汗や汚れを拭き取るだけです。毎度、こうしたメンテナンスを行っていれば、本来の輝きが維持できます。
なお、万が一錆びや変色が発生してしまった場合には、ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、そこへネックレスを浸け置きします。3~5分程度経った後に取り出し、水分をしっかり拭き取りましょう。
上記の方法でも錆びや汚れが取れない場合は、プロのクリーニングを利用するという方法もあります。詳しくは、購入店や専門店などに問い合わせてみましょう。
正しいケアで美しい18金ジュエリーを楽しもう
18金のジュエリーは、適切なお手入れをすることで輝きを維持できます。しっかりとケアされている物は、買取時の価格も高額になる傾向にあるため、日々の取り扱いについては十分注意しましょう。
「なんぼや」では、幅広い金製品の買取に対応しています。不要になったゴールドジュエリーなどをお持ちの方は、ぜひ当店までお持ち込みください。
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