2024年02月05日

本物の18金（K18）の見分け方は？特徴や金メッキとの違い

1 18金の特徴
2 18金とよく似た「金メッキ」とは
3 18金と金メッキの見分け方
4 18金が本物か見分けたい場合は？
5 買取専門店なら18金の査定が可能
6 まとめ

美しい輝きを放つ18金のゴールドアクセサリー・ジュエリーですが、希に金メッキを施した偽物が紛れていることがあります。大切にしている18金のアイテムが偽物だったら……とガッカリしてしまう方も多いでしょう。そこで今回は、18金の特徴や金メッキとの違い、見分けるポイントを解説します。
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18金の特徴

18金とは、含有成分の75%が金、残り25%に銀や銅などの「割金」を使用した合金の一種です。この成分構成により、金属としての強度や耐久性、デザインの自由度が向上し、用途の幅が広がります。

金（ゴールド）には24金や18金、14金、10金といった種類があります。数字部分は金の純度を示すものです。金は24分率で純度を表すため、24金は99.99%が金、すなわち「純金」となります。

一方、14金における金の含有率は58.3%で、10金は41.7%です。金の有率を下げた分、強度は上がりますが、黄金色の輝きが弱まったり、くすんだりします。18金は75%の金を含有しているため、強度と美しさのバランスに優れた合金なのです。

上記の特性から、18金はエンゲージリングやマリッジリングなどでよく使われています。また、比較的金の純度が高いため、金属アレルギーが発生しにくいのもポイントです。このような理由により、18金は多くのアクセサリー・ジュエリーに使用されています。

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18金とよく似た「金メッキ」とは

18金に類似するものとして「金メッキ」があります。金メッキは、金属に薄い金の層を塗る加工方法のことです。見た目が18金に近いことから、たびたび18金と金メッキは見間違われます。

金メッキは、古墳時代から装飾品や仏具に用いられた加工とされます。いくつかの加工方法がありますが、一般的なのは電気メッキ法です。電気メッキ法は、電気エネルギーを用いて金属素材の表面に「メッキ皮膜」を作る加工方法です。

金メッキには、真鍮などの低コストの金属を使用するのが一般的です。製造コストを下げて金特有の輝きが得られるため、手頃なアクセサリーなどに使われます。

18金と金メッキの見分け方

金メッキ製品には通常、品位や純度とともにGP（ゴールドプレート）が表記されます。そのため、18金と金メッキは、表面の刻印で判断できるでしょう。

たとえば、18金製のアクセサリーには「K18」や「750」のような刻印が多く見られます。指輪の場合は内側に、ネックレスは留め金の部分に刻印を施すのが一般的です。

一方、金メッキ製品は「GP」、「HGE」、「GF」といった文字が刻印され、それぞれメッキの種類を表しています。このように、刻印の表記から、18金と金メッキを大まかに判断できます。

18金が本物か見分けたい場合は？

18金と金メッキの見分けが付かない、巧みな偽装が施されている品物に遭遇することがあります。

18金と金メッキは、刻印以外にも見分けられるポイントがあるのです。たとえば、重量です。金は比重の高い素材なので、見た目以上にずっしりとしています。

仮に同じ大きさの金が二つあった場合、明らかに重量のあるものは18金、軽いものは金メッキである可能性が高まります。ただし、金の純度や種類によっては比重が異なるため、重さだけでは判断できません。

また、磁石を利用して判断する方法があります。そもそも、金自体は磁石に反応しないため、磁石が引き寄せられる場合は金メッキを疑うべきといえます。金メッキはニッケルなどの金属を下地に使っており、その金属に磁石が反応することがあるためです。ただ、一部の金メッキは磁石に反応しないよう加工されているため、注意が必要です。

なお、金メッキ製品は、角部分や圧力のかかる箇所が剥がれやすく、使っていくうちに色が変わることがあります。そのような状況にあれば、金メッキである可能性が高いでしょう。