18金と24金の違いを知ろう!色味・比重・使用方法を比較
ゴールドアクセサリー・ジュエリーでは「18金」や「24金」といった用語が使われます。これらは金の純度を表しており、24金は99.99%が金、つまり「純金」になります。それぞれには、どういった違いがあるのでしょうか。今回は、18金と24金をさまざまな観点から比較し、その違いを掘り下げていきます。
18金と24金の違いとは?
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2024.11.06
18金と24金の大きな違いは「金の純度」です。金の純度は24分率を用いて表されます。24分率では、24金を純度99.99%の「純金」として扱います。一方、18金は純度75%で、残りの25%は「割金」と呼ばれるパラジウムや銀などを配合するのが一般的です。なお、金以外の金属を混ぜたものを「合金」といいます。
金の純度が異なると、以下のような性質・特性も変わってきます。
- 色味
- 比重
- 使用方法(用途)
- 価格相場
それぞれの違いについて、詳しく見ていきましょう。
18金と24金の違い|色味
金属の配合割合によって、金の色味が変わります。たとえば、24金はしっとりとした山吹色に近い色味を持ち、18金は明るく軽快な色味が特徴です。純度が高いほど、純金の濃い色味がより目立つようになります。
さらに、変色のしやすさも異なります。24金は純金であるため変色しにくい一方、18金は「割金」の硫化反応により変色する可能性があります。また、18金にはアレルギーが出やすい金属が含まれていることもあり、皮膚が弱い方は注意が必要です。
ひとくちに金(ゴールド)といっても、その色味により呼称が変わります。以下、代表的な金の種類をまとめました。
- ピンクゴールド
- イエローゴールド
- ホワイトゴールド
ピンクゴールドは、薄紅色を帯びた合金です。18金よりピンクがかった色味で、その可愛らしい色味からジュエリー・アクセサリーに多用されます。
イエローゴールドは文字通り、黄色の主張が強い金となります。18金は黄金色に近いものの、イエローゴールドはより落ち着いた色味で、文字通り黄色に見えるのが特徴です。
ホワイトゴールドは、金の純度がやや低く、白っぽい見た目の金属です。アクセサリー・ジュエリーの定番素材であり、その美しい風合いから人気があります。アクセサリーによっては合金にロジウムコーティングを施し、より白く見せている場合があります。
18金と24金の違い|比重
18金と24金は、一定体積を占める量を表す「比重」にも違いがあります。18金における比重は14.84~16.12で、24金では19.13~19.51です。つまり、同じ大きさのアクセサリーでも、24金の方が重くなります。実際に金のインゴットは見た目以上にずっしりとしており、その重さに驚く人は少なくありません。
一例として、鉄の比重は約8とされます。24金は約19なので、金は鉄よりも2倍以上重いことがわかるでしょう。一方で、18金はパラジウムなどの金属を25%含んでいます。金の割合が少なくなるため、24金に比べて軽く感じられるのです。
18金と24金の違い|使用方法
18金は、素材としての硬さや耐久性があることから、ジュエリーやアクセサリーによく使われます。さらに純度を下げて「割金」を増やした合金もあり、リーズナブルなゴールドアクセサリーや、工業製品に用いるのが一般的です。純金である24金は柔らかく、傷がつきやすい素材です。そのため、投資用の金貨やインゴットなどに加工されることが多く見られます。
18金と24金の違い|価格相場
18金と24金の比較において、もっとも大きな違いが価格相場です。純金である24金は1gあたりの値段が高くなります。一方、18金はほかの金属が混ざっているため、24金よりも安価です。
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これはゴールドアクセサリー・ジュエリーも同様です。金の純度が高かったり、多くの金を使ったりしている品は、中古市場において高値で取引されやすいといえます。
金貨やインゴットなど、投資用途で製造されるものは、より顕著です。不安定な世界情勢の影響から、金の取引価格は年々高騰しています。当然ながら、18金と24金では、後者が高値で取引されています。同じ大きさのゴールドであっても、取引価格に大きな差異があるのです。
まとめ
24金と18金の違いについてご紹介しました。ご自宅に不要な金のアクセサリーやジュエリー、金貨やインゴットがある場合、買取査定に出してみることがおすすめです。その際は、ぜひ金製品買取に精通する「なんぼや」もご利用ください。市場価格に基づき、可能な限りの効果買取価格をご提示します。「売り時がわからない」「古いジュエリーで売れるかわからない」と迷っている方も、ぜひお気軽にお問い合わせください。