金箔の厚さ0.0001mmにまで薄く延ばすことができる
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金箔と金の特性
金以外の素材で作られた物の表面を覆うことで、まるで金製品のような華やかさを楽しませてくれるのが、金箔です。
その美しさばかりが注目される金ですが、実はさまざまな特性を持った金属でもあります。その一つが、「あらゆる金属の中で、もっとも薄く伸ばせる」という点。この特性を利用して作られているのが、金箔や金糸なのです。
金糸というのは、金を伸ばして作った糸のことです。わずか1グラムの金を細く長く伸ばしていくと、その長さはなんと2.8キロメートルにもなります。
金糸のみで衣装を作る例は稀ですが、綿や絹と併用すれば、金ならではのきらびやかな雰囲気を楽しめるでしょう。
また金糸は、電子部品内部においてもよく使われている素材です。金は極細であるだけではなく、電気抵抗が少ないという特徴を持っています。
ここに注目し、さまざまな電気製品で使われています。
さて、さきほどと同じ1グラムの金を、叩いて薄く平面上に伸ばしていくと、その面積は1平方メートルほどになります。面積が広がった分、その厚さは0.0001ミリメートルと、極薄になるでしょう。
たった1グラムの金でも、1平方メートルもの箔になれば、さまざまな製品を包み込めます。
金箔を使った表面塗装法は、紀元前1200年頃のエジプトにおいて、すでに行われていたと伝わっています。日本での歴史も非常に古く、古墳時代の遺跡からも金箔で装飾されたアイテムが数多く出土しています。
金箔の歴史と使い方
金は化学的に安定した物質でさびたり腐食したりすることがなく、「永遠の輝き」を保ちます。そのため「権力の象徴」として、多くの歴史的建造物においても、金箔が表装材として用いられてきました。
日本では、金閣寺の黄金色に輝く塗装が有名です。また、世界遺産に指定されて脚光を浴びている、中尊寺・金色堂の表面塗装にも、金箔が用いられています。豊臣秀吉の茶室も金箔で装飾されていたと伝えられています。
時の権力者は金の輝きとその光沢の美しさを誇示したのです。
金箔は現在も多くの製品に使われています。美術工芸品や、書籍の装飾、屏風(びょうぶ)などの家具類、建具、漆器、仏像、仏壇などです。
日本酒やシャンパンなどにも金箔が入ったものが販売されています。料理の上にふりかけたりお吸い物に入れたりなどの使い方もされます。
さて、日本の金箔の多くは純金ではなく、金に微量の銅と銀が混ぜられた合金で、生産されるほとんどの金箔は石川県金沢市で作られています。
周辺に輪島市、七尾市といった漆器や仏壇の産地があり、そこで金箔が大量に消費されていたことなどがその理由です。
また、当時江戸幕府が独占していた「箔打ち」と呼ばれる金箔を薄く延ばす作業を、加賀藩(今の石川県)が密造する形で生産を続け、最終的には幕府の「お墨付き」を獲得したという歴史的背景もあります。
さらに、高湿なこの地域の気候が箔打ち作業に適していたということも、影響しているようです。
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