メロパール/Melo Pearl
主に南シナ海に生息する、“ハルカゼヤシガイ”から非常にまれに採取される真珠が「メロパール」です。オレンジ色で丸く、フレームと呼ばれる小鱗模様を肉眼で確認できるものが、最上級とされています。
大きなものでは、ゴルフボール大のものも発見されていますが、希少なパールのため、店頭に並ぶことはほとんどありません。
この石の名称の由来や価値、その特徴やパワーストーンとしての意味などを、詳しくご紹介します。
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メロパール宝石の属性
名前 | メロパール/メロメロパール |
英語名 | Melo Pearl/Melo melo Pearl |
和名 | メロ真珠 |
色 | 白、黄色、オレンジ、赤褐色 |
グループ(種・変種) | なし |
硬さ(モース硬度) | 約5 |
光沢 | ガラス光沢 |
化学成分 | CaCO3 |
結晶系 | 有機物のため、結晶系はなし |
誕生石 | 6月(※パール全体として) |
メロパール宝石言葉・意味
- 宝石言葉
- 純潔・健康・長寿
- 意味
- 心を清らかに保ち、健康体で長寿を全うする
メロパール産出国・産地
- ミャンマー:海全域
- ベトナム:海全域
- フィリピン:海全域
- 台湾:海全域
- インドネシア共和国:海全域
※生息地:南シナ海、アンダマン海、フィリピン海域、インド東部海域
メロパール特徴・特性
南シナ海を中心とした海域の、水深約10mから30mまでの砂泥池などに生息するハルカゼヤシガイ(Melo melo shell)は、周辺諸国では食用として利用されています。その副産物として、非常にまれに採取されるパールが、メロパールです。
メロパールと通常のパールの違い
通常のパール(Pearl/真珠)は、炭酸カルシウム(アラゴナイト/Aragonite)と、外套膜(がいとうまく)(※1)から分泌される複合蛋白質(コンキオリン/Conchiolin)との、層状構造(そうじょうこうぞう)(※2)を成して形成されますが、メロパールは、交差板構造(※3)にて形成されます。
そのことから、通常のパールに見られる虹色の光沢(真珠光沢)といった「オリエント効果(※4)」を見ることはできません。その代わり、小さなウロコ状に見えることから命名された「小鱗模様(フレーム/flames)」が表れます。
巻貝から採れる、メロパールに似た真珠とは?
メロパールと同じく、巻貝からまれに採取される真珠には、カリブ海全域に生息する「ピンク貝(Queen Conch/Strombus Gigas )」から採れるピンク色の“コンクパール”、アメリカ南東部からメキシコ北東部にかけての海域に生息する 、「ダイオウイトマキボラ(Horse Conch / Pleuroploca gigantea )」から採れる濃赤色の“ホースコンクパール”があります。
これらパールは、交差板構造にて形成されることもメロパールに共通しています。
メロパール価値
メロパールは、養殖が難しいと言われている巻貝から採取されるパールのため、天然のもののみが流通しています。
食用として獲られるハルカゼヤシガイからの、副産物としてしか入手できないことから、非常に希少性のあるものとなっています。そのため、店頭に並ぶことはほとんどなく、流通は限られたショップのみでの展開となっています。
メロパールの大きさ
メロパールは、球状で採取されることの多い真珠で、その大きさは直径30mm以上のものも見られ、現存で最大のものとしては、ゴルフボール大のものが報告されています。
これは、母貝であるハルカゼヤシガイが成長しますと、40cm以上になるものもあることから、可能な大きさであると考えられます。
通常、そこまでの大きさにはなりませんが、コンクパールなど、他の巻貝から採取されるパールに比べて、大きいものが採れることで知られています。
メロパールの価値
メロパールは、オレンジ色で球状、表面が陶器のようになめらかで、フレームと呼ばれる小鱗模様が肉眼で全体に見えるものが最高級とされています。
価格的価値としては、1999年に香港で開催されたクリスティーズ(Christie’s)(※5)のオークションで落札された約23mm×19mmのメロパールが有名です。その落札価格は、当時の換算で、約8700万円 でした。
メロパールパワーストーンとして
健康、富、長寿、品格
自身が本来持ち合わせている内面的な良さを引き出して、魅力的にみせてくれるパワーストーンです。
また、富と長寿のお守りとして身に付けると、その願いを叶えてくれるパワーがあると言われています。
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