2024年
9月9日週
プラチナ相場の過去推移

2024年 9月 9日週 プラチナ相場の価格推移グラフ

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2024年 9月 9日週 プラチナ相場の価格推移

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2024年 9月 9日週 プラチナ相場の価格推移表

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2024年 9月9日週 プラチナ相場に対する考察

2024年9月9日〜9月13日週のプラチナは、アメリカの雇用統計の影響を受けて週が開始した。市場の予想より悪化だったことを踏まえ、発表後の週末で先物を中心とした株式相場が下落、9日のプラチナも引き摺られ33円の下落で幕を開ける。とはいえ9日朝の日経平均の寄付きは前日比585.65円の大幅下落だったことを考えると、プラチナは減少幅が抑えられたと分析できるだろう。現物資産は株式の下落を代替する、という市場セオリー通りの動きを見せる。 翌10日(火)のプラチナは91円の上昇。アメリカ大統領選のテレビ討論会と消費者物価指数(CPI)の発表があらたな材料となって、プラチナ価格を押し上げたと考えられる。11日(水)の48円下落を経て、12日(木)に101円の大幅上昇を見せる。 この日は「プラチナが上昇する要素」がすべて揃った稀有な1日だった。アメリカ市場で金融株やハイテク株が物色され、日経平均の寄付きも前日比プラスでスタートした。為替も前日よりドル高円安となっていることも後押しする。またプラチナは半導体と関連が深いが、今日の半導体の代表銘柄といえるNVIDIA(エヌビディア)が前日比から8%上昇した。 肝心のテレビ討論会は、民主党代表のカマラ・ハリス現副大統領が勝利したという印象が強い。カマラ銘柄としてはクリーンエネルギーなどが知られているが、プラチナおよび半導体などはあまり距離が近くはない印象だ。 プラチナの価格推移に戻る。ここまでプラスの要素が並ぶと、逆に天井感が懸念される可能性が高まる。そうして迎えた翌13日(金)は89円の大幅上昇。2日連続の上昇で週末を迎えることになった。次週はいよいよ金融政策の大一番が訪れる。FOMCによる「利下げ」だ。0.5 %下落が確定的となっているため、コンセンサスはほぼ出尽くしたと考えられるが、プラチナは上昇の可能性が十分にあることも認識しておきたい。FOMC終了後の週の中頃にかけて、ボラティリティが著しく大きくなることも予測される。

専門家コメント・考察コメント作成

工藤崇
工藤崇
(AFP/証券外務員Ⅱ種)

北海学園大学法学部卒業後上京。不動産会社・建築会社を経てFP事務所を設立し、代表に就任。FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取得しながら、Fintech関連業務に参画。

2024年 9月 週別 プラチナ相場の価格推移

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