2024年
9月2日週
プラチナ相場の過去推移

2024年 9月 2日週プラチナ相場の価格推移グラフ

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2024年 9月 2日週プラチナ相場の価格推移

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2024年 9月 2日週プラチナ相場の価格推移表

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2024年 9月2日週プラチナ相場に対する考察

2024年9月2日〜9月6日週のプラチナはまず、前週の下落基調を引き継ぐ月のスタートとなった。日米の利下げや半導体の決算など、8月に期待かつ懸念されたものに一定の方向性が見えたうえで、「次の材料探し」が最初のテーマになると予想された。週頭はレイバーデー（労働者の日）のため、様子見ムードからのスタートとなった。祝日明けの2日（月）・3日（火）と小規模の動きを経て、上下どちらに向くか注目されたなか、4日（水）に151円の大幅下落。3日夜から4日朝にかけてアメリカの株価指数が急落、特にプラチナと関係の深いNVIDIA（エヌビディア）社が10％安となった。やはり半導体株が下落すると、プラチナ価格への影響は著しい。2024年におけるプラチナのボラティリティが大きい理由のひとつだ。このような株価下落の折、プラチナのような現物資産は株の代替資産となって上昇するというのが通説だが、近年は「株価指数に比例して下落する」ことも多い。この日もまさに最近の傾向を裏付けるチャートといえるだろう。翌5日(木)も42円の下落となり、2日連続の下落となった。9月のFOMCで0.5%の利下げを行うと報じられ、上がる要素は十分にあるが、もみ合いとドルや数円高の為替相場がハイテク株等へのネガティブな影響として影響したと考えられる。6日（金）は一転して大幅上昇となった。揉み合いによる影響を上回ったのは、日本時間6日21時半に発表される雇用統計（非農業者部門）だ。先んじて発表される新規雇用者が大きく改善したことから、雇用統計による景気後退からの脱却が証明される。注目された8月の雇用統計は、失業率が4.2%と5カ月振りに改善したものの、非農業分野の就業者の伸びは市場予測を下回った。すぐに相場は反応したものの買いも入り、織り込み済みであったことを伺わせる。週明けの日経平均は500円を超える大幅安となり、プラチナも値を下げて始まった。次は10日に実施されるアメリカ大統領選のテレビ討論会で、経済面の話題がどこまで報じられるかを注視したい。