2024年
6月3日週
プラチナ相場の過去推移

2024年 6月 3日週 プラチナ相場の価格推移グラフ

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2024年 6月 3日週 プラチナ相場の価格推移

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2024年 6月 3日週 プラチナ相場の価格推移表

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2024年 6月3日週 プラチナ相場に対する考察

2024年6月3日〜6月7日週のプラチナは前週と同じく週前半に上昇したものの、週中頃には大きく下落し、結果的にインゴットで5,500円近辺で終える一週間となった。 まず6月3日(月)に86円プラスで幕を開ける。前営業日の5月31日(金)に同じく86円下落しており、1日で同価格の上昇となった。前の週のピラミッド型推移(週の初めに上昇に、後半に著しく下落する)形を踏襲するかと思われたが、翌4日(火)には135円の下落を見せる。 この日は同じコモディティの金が上昇(+57円)したが、プラチナは金とは連動せず、コモディティのなかでも下落幅の大きさが目立った。この時点では下落が連動するのではという読みがメディア各所でも目立った。 風向きを変えたのは半導体業界で著しい勢いを示すエヌビディア社の動きだ。6日(木)は同社の好決算も影響し、51円のプラスとなった。ただ留意しなければならないのは同社は半導体より、生成AIのデータ提供で評価されているという点だ。いわば「一人勝ち」であり、半導体の今後の技術にプラチナが使用されるため必ずしもほかの半導体各社に広がっていない点は今後も考慮したい。追随して市場自体が活性化すれば、プラチナの価格にとっても追い風となるだろう。 水を差す話もある。7日(金)は50円のプラスとなったが、アメリカ独禁当局が同社に調査準備をはじめたという速報が入っている。また注目されていたヨーロッパ中央銀行による利下げは0.25%の引き下げで決まった。4年9か月ぶりの利下げがアメリカや日本への株式相場、かつプラチナにどのような影響を与えるのか、引き続き注視していきたい。 なお翌週の10日(月)には159円の大幅下落で幕を開けている。独禁法と利下げの影響とは断言できないものの、週を持ち越した不透明感による確定売りと見られる。さまざまな材料が報じられているため、しばらくはボラティリティが高くなる可能性も考慮したい。

専門家コメント・考察コメント作成

工藤崇
工藤崇
(AFP/証券外務員Ⅱ種)

北海学園大学法学部卒業後上京。不動産会社・建築会社を経てFP事務所を設立し、代表に就任。FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取得しながら、Fintech関連業務に参画。

2024年 6月 週別 プラチナ相場の価格推移

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