2024年
6月17日週
プラチナ相場の過去推移

2024年 6月 17日週 プラチナ相場の価格推移グラフ

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2024年 6月 17日週 プラチナ相場の価格推移

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2024年 6月 17日週 プラチナ相場の価格推移表

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2024年 6月17日週 プラチナ相場に対する考察

2024年6月17日〜6月21日週のプラチナは「上昇」の一週間だった。前週は各営業日連続して下落していたが、17日(月)からインゴットにおいて前日比65円プラスで幕を開ける。この日は同じコモディティの金が大幅上昇(+157円)しており、プラチナ独自の高騰と合わせて金に牽引された可能性が高い。 その後、18日(火)に89円、19日(水)に19円、20日(木)に27円、21日(金)に34円と一度も反発することなく、一週間を上昇のみで終えることになった。プラチナをはじめとするコモディティは株式投資と同じく「見えざる手」によって価格が決まるため、どれだけ期待値が大きくとも反発は想定される。一週間という恣意的な区切りではあるが、5営業日をすべて上昇で終えたのはとても特徴的だ。 背景には金など他のコモディティの上昇に合わせ、プラチナ単体でも好意的な評価がされていることにある。エヌビディア社などプラチナを活用する半導体各社の好景気に合わせ、金が落ちていてもプラチナが上昇する日が目立つようになった。ただ、日によって+10円台〜20円台と、上昇幅は縮小している。 とはいえプラチナ市況に新しくプラスの材料が生まれているわけではない。次週以降、反落する可能性は残っている。上昇相場をベースとしつつ、新しく反発要因が報じられた材料が重めの際はとりわけ留意するようにしたい。 カントリーリスクとしてはロシアの活発的な外交が気になる。プラチナの一大生産国であるロシアのプーチン大統領は今週、北朝鮮にベトナムと積極的な外訪を実施した。軍事的な協力強化が目的とされる。これらの動きは同国の生産するプラチナ需要に繋がるものではないが、ヨーロッパに広がる自国優先主義と合わせて注意していきたい。6月末に控えるフランスの国民議会選挙でも、極右勢力の伸長が懸念されている。プラチナはこのような時勢にも大きく影響を受けるため、推移を見守っていくことが大切だ。

専門家コメント・考察コメント作成

工藤崇
工藤崇
(AFP/証券外務員Ⅱ種)

北海学園大学法学部卒業後上京。不動産会社・建築会社を経てFP事務所を設立し、代表に就任。FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取得しながら、Fintech関連業務に参画。

2024年 6月 週別 プラチナ相場の価格推移

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