2024年
4月8日週
プラチナ相場の過去推移

2024年 4月 8日週プラチナ相場の価格推移グラフ

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2024年 4月 8日週プラチナ相場の価格推移

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2024年 4月 8日週プラチナ相場の価格推移表

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2024年 4月8日週プラチナ相場に対する考察

2024年4月8日〜4月12日週のプラチナは当初、10日に発表される3月のアメリカ消費者物価指数（CPI）を中心に動く見込みを多くの投資家が持っていた。あらかじめ前年同月比プラスが見込まれると報道されたことで、アメリカが利下げを実施しないのではないかという観測からプラチナの値が下落すると見られた。実際は、CPIの発表前日9日にインゴットで249円の大幅上昇を見せる。インゴットの値として、直前で足踏みをしていた5,000円台どころか、一気に5,100円台を超えた。CPIの前に大きな値動きが訪れた格好だ。この上昇は複合的で、同時に金も原油も上昇した。原材料に投資資金が集まったことと、株式相場での半導体への注目度が増したことが背景と考えられる。週後半に入ると調整局面から反発となる。11日はインゴットで36円のマイナス。為替が急激なドル高円安を見せており、懸念材料とされた。 12日は更に一転して108円プラスの大幅上昇。短期的なCPIかつ利上げが遠のいたことは織り込まれたものの、中長期的に見てプラチナのニーズが高まると考えた投資家が多く、反発買いの可能性が高い。この日は株式相場におけるIT・ハイテク株の買い戻しも影響したと考えられる。日次による変動性（ボラティリティ）が高いプラチナだが、この一週間は特に上下幅が大きく、前日と比較して100円を超える日も見られた。CPIや景気感を軸に、さまざまな要因が加味されたと考えられる。週末には外交関係が悪化していたイランがイスラエルに空爆を行うと示唆され、イスラエルの後見国であるアメリカも認めた（日本時間15日未明に空爆開始）。イスラエルはガザ侵攻によりイスラム諸国との関係性が悪化しており、複数の国を巻き込んだ外交不安に陥る可能性もある。平時かつドル高に上昇しやすいプラチナはアメリカ経済への影響による値の不安定化が懸念される。かつプラチナの生産国であるロシアもウクライナ侵攻への姿勢を変えておらず、それぞれの事象が影響し合う可能性もある。更なる不安定化の要因となるだろう。