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ピンクゴールドのアレルギー、相性、変色…基礎知識まとめ

ピンクゴールドのアレルギー、相性、変色…基礎知識まとめ

可愛らしい色合いから、若い女性に人気の「ピンクゴールド」。
数年前までは、あまり見かけることはありませんでしたが、今ではティファニーやピアジェをはじめ、カルティエなど多くのジュエリーブランドからさまざまなデザインの商品が発売されています。そのため、普段使い用としてはもちろん、最近では、結婚指輪や婚約指輪として選ぶ人も増えています。

さて、そんなピンクゴールドについて、あなたはこんなふうに思ったことがありませんか?

「 興味はあるけど、自分に似合うかどうかわからない 」
「 錆びたり変色したりしやすいって聞くけど、実際どうなの? 」
「 アレルギーは起こりやすい? 」
「 そもそも、どうしてピンク色をしているの? 」

今回は、このような疑問を解決すべく、ピンクゴールドについて解説します。ピンクゴールドのことをきちんと知っておきたいという方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

また、結婚指輪や婚約指輪にピンクゴールドを選ぼうかどうか迷っている方にも、ぜひ参考にしていただきたい内容です。

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1.ピンクゴールドの「ピンク」は「銅」の色 どんな金属?

ピンクゴールドはどんな金属?

ピンクゴールドがなぜピンク色をしているのか、疑問に思ったことはありませんか?
まずは、ピンクゴールドとはどんな金属なのかを簡単にご説明します。

ピンクゴールドのピンクは銅の色

ピンクゴールドは、「金」ではありますが、「純金」ではありません。ピンクゴールドなどのいわゆる「カラーゴールド」は、「純金」と「他の金属」を混ぜ合わせて作られた「合金」と呼ばれるものです。混ぜる方の金属を「割金」と言いますが、割金として使用する金属の種類や量によって、色が変化するのです。

ピンクゴールドは、純金に「銅」「銀」「パラジウム」を混ぜ合わせて作られますが、その中でも、混ぜる量の割合が最も高いのが「銅」。銅=7:銀=2:パラジウム=1 の割合で配合されることが多いようです。
つまり、ピンクゴールドがピンク色をしているのは、割合の最も高い「銅」によるものなんですね。

さらに、銅と銀のみを配合したり、銀とパラジウムの割合を変えたりすることで、「深いピンク」「淡いピンク」というように、細かく色を変化させることもできます。

実は丈夫! ピンクゴールドの耐久性

割金である銅・銀・パラジウムはそれぞれ、変形やキズなどに対する耐久性(硬度)が異なります。
それぞれの硬度に順位をつけるなら、

  1. パラジウム

となり、「銅」が最も高い硬度を持っています。

そして、「銅」の割合が多いピンクゴールドは、カラーゴールドの中で、変形やキズに対する耐久性がいちばん高いのです。

▼ ゴールドの硬度(HV換算)

  • 純金 … 22
  • ピンクゴールド … 150
  • レッドゴールド … 150
  • イエローゴールド … 120
  • グリーンゴールド … 40
  • ホワイトゴールド … 125

純度による配合率の違い

また、ゴールドには、K 22 (22金)、K20(20金)、K 18(18金)、K14(14金)などの純度がありますが、もちろんピンクゴールドも同じ。これらは、純金に混ぜる割金の量を変えることで作られます。

ピンクゴールドの一般的な配合率を、純度ごとにご紹介します。

パラジウム
K22 91.7% 1.7% 5.8% 0.8%
K20 83.5% 3.3% 11.6% 1.6%
K18 75% 5% 18% 2%
K14 58.5% 8.3% 29% 4.2%

※銀:2 銅:7 パラジウム:1の場合

なお、金の純度が高いほどピンク色が弱くなり、純度が低いほど強くなります。

2.「ピンクゴールドは日本人の肌に馴染む」は本当? 答えは “パーソナルカラー” にあり

ピンクゴールドと肌の相性

さて、ここからは、実際にピンクゴールドのジュエリーを身に着けたときの話をしていきましょう。

ピンクゴールドが持つ優しいピンクの色合いは、日本人などの黄色人種の肌に合うと昔から言われてきましたが、これは事実で、黄色とピンクは相性が良いため、必然的にピンクゴールドは多くの日本人の肌に馴染みます。

でも、日本人といっても、人によって肌の色は細かく違いますよね?
日本人の肌とピンクゴールドの相性が良いとは言っても、それはあくまで「他の国の人と比べて」という話。日本人であっても、人によってさらに相性の良し悪しが存在します。

そして、あなたの肌にピンクゴールドがどれだけ似合うのか、その答えは「パーソナルカラー」にあります。

パーソナルカラーとは?

パーソナルカラーとは、あなたの肌や目、髪の色と調和し、魅力や個性を最大限に引き立てる色のこと。つまり「あなたに似合う色」です。

アクセサリーは、ファッションを彩る大切な要素。いくらきれいなアクセサリーでも、それが「あなたに似合う色 = パーソナルカラー」でなければ、あまり映えません。

でも、もしもあなたに似合う色を選ぶことができたなら、きれいなアクセサリーがさらにきれいに映り、ファッションにおける最高のパートナーとなるでしょう。

「春」「夏」「秋」「冬」、あなたはどの「肌タイプ」?

4つの肌タイプ

ピンクゴールドが自分に似合う色(パーソナルカラー)なのかどうかを知るために、まずは、「あなたの肌の色のタイプ」を知っておきましょう。
(実際には、肌だけでなく目や髪の色も関係しますが、ここでは、ジュエリーやアクセサリーとの関係が深い、「肌」に限定して話を進めます)。

パーソナルカラーを診断するうえで、肌のタイプを大別すると、肌が黄みがかった「イエローベース」と、青みがかった「ブルーベース」の2種類に分類されます。

また、イエローベースには「春タイプ」と「秋タイプ」、ブルーベースには「夏タイプ」と「冬タイプ」があり、全部で4種類に分類されています。
これは、程度の差はありますが、日本人だけでなく世界中のすべての人種に当てはまります。

春タイプ(イエローベース) 明度の高い黄色、またはベージュの肌。ツヤや透明感があり、血色がよくイキイキした印象がある。
夏タイプ(ブルーベース) 明度の高いピンク色の肌。エレガントで上品な印象があり、日焼けをしづらい特徴がある。
秋タイプ(イエローベース) 色味が強いくすんだ黄色、または茶色の肌。温かみのある落ち着いた印象がある。
冬タイプ(ブルーベース) 明度・彩度が高い白い肌。クールでキリッとした印象がある。

このように、タイプによって見た目の印象が異なります。それぞれ、身に着けるものの色との相性が違いますので、まずは、あなたの肌タイプを知ることが大切です。

ピンクゴールドが映えるのは何タイプ?

ご自身の肌タイプが分かったら、次は、身に着けるアクセサリーとの相性をみていきましょう。

相性の良い色 相性の良い金属 彩度の高い色との相性
春タイプ(イエローベース) 黄みがかった温かみのある色 ゴールド、イエローゴールド、レッドゴールド
夏タイプ(ブルーベース) 青味がかった冷たい色 ピンクゴールド、ホワイトゴールド、グリーンゴールド、シルバー、プラチナ
秋タイプ(イエローベース) 黄みの強いマッドな色 ゴールド、イエローゴールド、レッドゴールド
冬タイプ(ブルーベース) 青みが強い色 ピンクゴールド、ホワイトゴールド、グリーンゴールド、シルバー、プラチナ

一般的なピンクゴールドの色は「青みのあるピンク」なので、夏・冬タイプ(ブルーベース)の肌に合います。反対に、春・秋タイプ(イエローベース)の肌には、やや合わない傾向があります。

ただし、彩度に関する相性(光沢があるかどうか、など)もあり、春タイプと冬タイプは、宝石が装飾されているものなど、彩度の高いキラキラしたアクセサリーと非常に合います。

ピンクゴールドとの相性まとめ

以上をまとめると、夏タイプの人は「宝石がついていないピンクゴールド」、冬タイプの人は「宝石がついているピンクゴールド」との相性が抜群!ということになりますね。

もちろん、夏タイプの人でも宝石付きのピンクゴールドとの相性は良いのですが、より美しく見せるためには、宝石のない(または小さい)シンプルなピンクゴールドアクセサリーがおすすめです。

また、春・秋タイプ(イエローベース)の人は、普通のピンクゴールドとの相性はあまり良くないものの、銅の割合の高い(レッドゴールドに近い)ピンクゴールドであれば相性は良いため、淡い色より濃い色を選択しましょう。

3. ピンクゴールドは変色する? 原因と対策

ピンクゴールドは変色する?

ピンクゴールドは、経年使用により徐々に変色してしまいます。純度100%(K24)のゴールドであれば錆びることはありませんが、ピンクゴールドに含まれている、銅・銀・パラジウムといった割金は変色する性質を持っているため、K22のように純度の高いものでも変色を避けられないのです。

ピンクゴールドが変色する原因

金属の変色理由として、もっとも大きいのが“錆び”です。ただし、錆びてしまう以外にも、「色が薄くなる」「剥げる(メッキのみ)」といったパターンもあり、それぞれ原因が異なります。
まずは、ピンクゴールドの変色の原因をパターンごとに解説します。

「錆びる=変色」するのは割金の化学反応が原因

そもそも金は錆びない金属として知られています。空気中はもちろんのこと、水中であっても酸化しないのが特性であり、水や汗などの影響はほとんど考えられません。そのため、純金(24K)のジュエリーなどは、錆びなどに気を遣う必要はないのです。
しかし、ピンクゴールドのアクセサリーのなかには、「使っているうちに錆びて色が変わってしまった」というケースがあります。これは、ピンクゴールドに含まれている純金以外の金属が原因です。
上述したように、ピンクゴールドは、純金にその他の貴金属が「銅=7:銀=2:パラジウム=1」の割合で配合されていますが、この3つの貴金属の中で最も変色しやすいのが「銅」です。

そして、銅や銀は酸化に弱く、酸素・油分・硫黄などと化学反応を起こしやすい性質を持っています。
油分は化粧品や皮脂、硫黄は温泉や入浴剤などに含まれていて、これらと化学反応を起こすことで、黄色または茶色のような色に変化していきます。

特にやっかいなのは、酸素と化学反応を起こし錆びてしまうこと。酸素は空気中に存在しているため、常にアクセサリーが酸素に触れている状態です。つまり、何もしなくても酸化の道を辿ってしまうのです。

こうした状況を避けるためには、ピンクゴールドを水分に触れないよう気をつけましょう。とくに化粧品などを使う際や入浴時には注意が必要です。アクセサリーの場合には、外しておくと安心。もしも水分が付いてしまった場合は、柔らかい布で拭くようにしましょう。
ちなみに、温泉や入浴材が含まれるお湯には、硫黄成分や溶け出した石鹸などの成分が含まれています。湯気の水分や硫黄成分がピンクゴールドの錆びる原因にもなり得ますので、十分注意しましょう。
なお、最近のピンクゴールドジュエリーには酸化防止加工が施されているため、酸化の速度が遅く、昔よりは変色が起こりにくくなっています。これらは錆びにくいピンクゴールドとも言えますが、やはり取り扱いには気を配っておくほうが無難です。

「色が薄くなる」のは表面の細かなキズが原因

また、変色のほかにも、表面のピンク色が薄くなることもありますが、これは、表面についた細かなキズによるもの。たくさんのキズが光を乱反射させることで、「色が薄く見える状態」を作りだしているのです。

このキズは、顕微鏡でやっと見てとれるほどの小ささで、どのようなアクセサリーでも、経年使用によりそのようなキズは必ずつくため防ぎようはありませんが、多くの場合、修理やメンテナンスによって完全にキズをとることができます。

「剥げる」のはメッキの場合

さらに、経年使用により一部分だけ異なる色が露出することがあります。これは、ニッケルなどを下地に使用し、その上にピンクゴールドのメッキ加工が施されている場合です。
ピンクゴールドが表面だけを覆っているため、キズなどにより、それが剥がれて一部分だけ異なる色(白色や銀色)が露出する、つまり下地がみえてしまうのです。

ただし、技術力の差によりメッキの剥がれやすさは大きく違います。卓越した技術のもとで加工された製品は、メッキといえども非常に剥がれにくく、決して「メッキ加工だからダメ」というわけではありません。

ピンクゴールドの色を元に戻すには

さて、ご説明したように、ピンクゴールドはどんなに注意しても経年仕様による変色や錆び、キズを避けられません。でも、だからといって長く使うことができないというわけではありません。

ここでは、変色したり、キズが原因で色が薄くなってしまったあなたのピンクゴールドジュエリーを、元に戻す方法をご紹介します。ただし、ご自身で行う場合には気をつけなければいけないこともありますので、注意点もきちんと知っておきましょう。

変色してしまったら

ピンクゴールドは、銅や銀などの割金が、酸素・油分・硫黄と化学反応を起こすことで変色します。
「変色」とは、化学反応によって生成された金属酸化物が表面を覆うことで、色がくすんで見えている状態。「ピンクゴールドが錆びる」というのも、この現象です。この金属酸化物は、表面にとどまっている一種の「汚れ」なのですが、実はこの汚れは簡単に落とすことができます。

  1. 35~40℃程度のぬるま湯(1ℓ)に中性洗剤(2~3mℓ)を溶かす。
  2. そこにピンクゴールドジュエリーを入れ、5~10分放置する。
  3. ガーゼなどの柔らかい布で拭き取る

これで、かなりの汚れ(金属酸化物)がとれ、元の色を復活させることができます。ただし、宝石がついている場合は注意が必要です。中性洗剤に弱い宝石が存在しますので、下の表を参考に、「中性洗剤NG」の宝石がついている場合は、ぬるま湯のみで汚れを落としてください。

中性洗剤OK ダイヤモンド、ルビー、サファイア、トパーズ、アクアマリン、アレキサンドライト、トルマリン、ガーネット、アメジスト、ペリドット、ほか
中性洗剤NG エメラルド、アマゾナイト、トルコ石、サンゴ、コハク、マラカイト、ほか

色が薄くなってしまったら

表面の細かなキズが原因でピンク色が薄くなった(薄く見える)場合は、研磨剤やクロスで表面を研磨すればキズをとることができ、それにより元のピンク色に戻すことができます。

ただし、ご自身で研磨をするのはやめておいた方が良いでしょう。
方法がシンプルなので、誰にでもできると思いがちですが、素人が研磨すると凹凸ができたり、逆にキズがついたりして、かえって状態を悪化させてしまう可能性があります。そのため、大切なアクセサリーはご自身で研磨するのは控えて、プロに任せるのが無難です。

修理、メンテナンスをプロに任せるなら

多くの修理業者では、変色に対しては「超音波洗浄・研磨」、キズに対しては「研磨」を行うことで、元の状態に戻します。費用は意外にも安く、ほとんどの業者が2,000~4,000円ほどで行ってくれます。

▼ 研磨+超音波洗浄:費用の目安

リング、ペンダントトップ、ブローチ 約 2,000 ~ 3,000円
ネックレス、ブレスレット、バングル 約 3,000円 ~ 4,000円

※上記のような修理は「新品仕上げ」と呼ばれることが多いようです。正確な価格は業者によりさまざまですので、あくまで目安とお考えください。

中性洗剤を用いた汚れ落としならご自身でも可能ですが、研磨は技術が伴うため、少しくらいなら大丈夫だろうと考えず、ぜひ修理屋さんにお願いしてくださいね。

リペアをしても思っていた色と違い、身に着ける機会が減ったアイテムは思い切って売ってしまうのはどうでしょう。

「なんぼや」では、リングやネックレスなど取引が成立した買取実績を確認することも出来ますので、ピンクゴールドの買取相場について気になる方はこちらをご覧ください。

「なんぼや」のピンクゴールド買取についてはこちら

普段の取り扱いで気を付けるべき5つのこと

修理が必要になってしまう理由の多くは、日常での使い方にあります。さまざまな点に注意することで、きれいな輝きを長く保つことができます。

使用後に汗や化粧品を拭き取る
ピンクゴールド(に含まれている割金)は、汗や化粧品と化学反応を起こすことで汚れとなってしまうため、使用後は、柔らかい布やセーム革などで一拭きしましょう。
衣類の着脱時は外す
衣類の着脱時には、チェーンや宝石の留め具が衣類や髪に引っかかってしまい、破損の原因になってしまう可能性があるため、必ず外しましょう。
お風呂や温泉に入るときは外す
ピンクゴールドジュエリーを身に着けたまま、お風呂や温泉に入ってしまうと、水や硫黄によって変色速度を加速させてしまいます。万が一、外すのを忘れて入ってしまった場合は、入浴後に優しく拭き取ってください。
使わないときは収納する
使わないとき、またはどこかに持ち出すときは、キズがつかないようにアクセサリーケースに入れておきましょう。なお、他のアクセサリーとの接触を防ぐために、1つ1つ収納できる仕切り付きのものを選びましょう。
できるだけ接触を避ける
特にリングは、キズの原因になることが日常生活の中でたくさんあります。重い荷物や、接触したものを傷つけやすい材質のものを持つときは、外すなどして、できるだけ接触させないように工夫しましょう。

4. ピンクゴールドで金属アレルギーは起こる? 原因と対策

ピンクゴールドのアレルギー

ピンクゴールドには金と銅・パラジウムが含まれているため、アレルギー反応を起こすことがあります。「今まで何もなかったのに急にアレルギーになった」ということもあるのだとか……。
ここでは、ピンクゴールドが原因で起こる金属アレルギーについて、その原因と対策をご紹介します。

金属アレルギーの原因

まずは簡単に、金属アレルギーについてご説明します。

まず知っておいていただきたいのは、「金属は汗(や体液)で溶ける」ということ。溶け出した金属は「イオン」と呼ばれるとても小さな粒になり、肌にしみこんでしまいます。
そして、体内に浸透した金属がタンパク質と結合することで、アレルゲン(=アレルギーを引き起こす物質)となります。
金属イオンは人体にとって有害なため、体は防衛機能を働かせ(攻撃する)、それが炎症症状(アレルギー反応)として体に現れるのです。

特にピアスは、皮膚に穴を空けることで、金属がじかに皮膚組織と接触するため、アレルギー反応が出やすくなります。

ピンクゴールドにおける金属アレルギー

ピンクゴールドに含まれている貴金属は、主に「金」「銀」「銅」「パラジウム」です。アレルギーという観点から、それぞれの特徴をみてみましょう。

金は溶けにくいため、アレルギー反応が出にくい貴金属として知られています。ただし、ピアスの場合は金が皮膚組織に直接触れてしまうため、金といえども可能性はぐっと上がります。
銀が原因でアレルギー反応が出たという事例はほとんどありません。シルバーアクセサリーであれば、アレルギーの原因となるのは銀ではなく、混ぜ合わせたその他の金属によるものです。
銅はアレルギーを起こしやすい金属です。また、ピンクゴールドの割金の中で最も割合が高いのも「銅」。そのため、ピンクゴールドのアレルギーの多くは、銅が原因である場合が多いです。
パラジウム パラジウムは、銅よりもさらにアレルギーを起こしやすい金属です。ピンクゴールドに含まれている割合は非常に低いものの、パラジウムが原因である場合も多いようです。

金属アレルギーの症状は、「かぶれ」「しっしん」「かゆみ」「熱感」「痛み」などさまざま。多くはアクセサリーをつけている部分に発症しますが、ピアスの場合は金属イオンが血液を通って全身に浸透することがあるため、しっしんが全身に現れることがあります。

また、メッキ加工が施されているアクセサリーは、ニッケルなどの安価な貴金属を下地に多く使うことが多いのですが、それらはアレルギー反応を起こしやすいうえ、メッキが剥がれた場合には露出してしまうため、注意が必要です。メッキ製品を選ぶ場合は、「下地に使われている金属は何か」を必ずチェックしましょう。

「パッチテスト」がおすすめ

パッチテスト

今は何も症状が出ないという方も含めて、潜在的に多くの方が、程度の大小に関わらず何かしらの金属アレルギーを持っています。そういった、”自分の知らない自分のアレルギー”を調べるには、医療機関で「パッチテスト」を受けるのがおすすめです。

アレルギーを調べる検査には、パッチテスト以外にも「血液検査」や「リンパ球幼若化検査」などがありますが、いちばんお手軽なのがパッチテストです。

パッチテストは、10種類以上の金属を溶かした液体を背中に貼って、2日後・7日後(機関により異なる)の反応を検査します。

パッチを張っている期間(2日程度)はお風呂に入れない()、計3回ほど通院する必要があるなど、少しの制約と労力がかかりますが、費用は検査代(保険適応で1000~1500円程度)に加え、初診料・再診料を合わせても、大体5000円以内で収まります。

アレルギーの原因は金属だけでなく、もちろん日用品や食品にも含まれていますので、興味をもった方は、パッチテストでご自身が持つアレルギーをチェックしてみてくださいね。

※ 下半身のシャワー浴や洗髪も可能とする医療機関もありますので、通院するクリニックなどへご確認ください。

ピンクゴールドについて さいごに

いかがでしたか? 今回は、若い女性を中心に人気の高い「ピンクゴールド」について、疑問になりやすいポイントをまとめてみました。
ピンクゴールドのジュエリーを普段使い用として選ぶ方も、一生に一つの大切な宝物として選ぶ方も、購入前にぜひ参考にしてみてください。

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水野 崇さん
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講師、取材協力など多方面で活躍する独立系ファイナンシャルプランナー。大学や事業法人で講師を務め「金融リテラシー講義」を毎週行う学校法人専門学校非常勤講師。

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