2024年 4月
プラチナ相場の過去推移

2024年 4月 プラチナ相場の価格推移グラフ

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2024年 4月 プラチナ相場の価格推移

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2024年 4月 プラチナ相場の価格推移表

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2024年 4月 プラチナ相場に対する考察

2024年4月期のプラチナはインゴットベースで月始めに4,800円台からスタートした。月全体はイースターマンデーなどアメリカ市場のカレンダーにより、消極的な揉み合いが続く。状況が変わったのは一週間後の4月9日、249円の大幅上昇を見せる。直前で足踏みをしていた5,000円台どころか、5,100円も一気に超えた。この日は金や原油などプラチナ以外のコモディティも上昇し、かつ株式相場も著しい上昇基調となった。また月後半からプラチナの値を左右したと見られるイスラエルとイランの関係悪化が、この頃から頻繁に報道されることになる。その後アメリカの消費者物価指数(CPI)が前年同月比プラスで発表される見込みとの報道が広まる。それを受け当面の利下げは見送られるものの、中長期的に見てプラチナのニーズが高まると考えた投資家からの反発買いで4月12日に5,233円を記録し、結果的にこの日が月次の最高値となった。数日維持が続き、4月17日から下落基調に転じる。イスラエルとイランの関係が悪化したことが主な要因と考えられる。両国による報復の繰り返しはほかの国を巻き込み、中東情勢の悪化を招く。複数国の思惑が重なり、4月22日にイランは再報復を控えるという報道が広まっていった。経済的に大きな国の関与があれば、プラチナの値にも影響すると見られていただけに、水面下でイスラム圏への戦線悪化を危惧する国が動いたのではないだろうか。24日からは為替相場が主役に躍り出る。同じコモディティの金とは異なり、プラチナは通常、為替による影響がそれほど値に影響しないと考えられる。ただ、今回のように急伸した場合は例外的だ。月末4月30日には前日比174円と大幅上昇する。日本では29日に日銀による為替介入が行われたとの指摘もあり(5月1日執筆時には不明)、連休のなか今後の推移が注視される。しばらくはプラチナを活用した資産形成においても、ドル円を軸とした為替相場の推移をチェックしていきたい。

専門家コメント・考察コメント作成

工藤崇
工藤崇
(AFP/証券外務員Ⅱ種)

北海学園大学法学部卒業後上京。不動産会社・建築会社を経てFP事務所を設立し、代表に就任。FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取得しながら、Fintech関連業務に参画。

2024年 4月 週別 プラチナ相場の価格推移

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