2024年 3月
プラチナ相場の過去推移

2024年 3月プラチナ相場の価格推移グラフ

基準指数(円)

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2024年 3月プラチナ相場の価格推移

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2024年 3月プラチナ相場の価格推移表

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2024年 3月プラチナ相場に対する考察

2024年3月期のプラチナはインゴットベースで月始めに4,600円台からスタートした。定期的に下落を見せるも、上回る上昇基調が続く。3月14日に4,824円、いったん下落して3月18日に4,843円の月次最高値に到達する。そこから日本の政策金利政策見直しと、対するアメリカの見直し示唆などが影響し、下落、上昇と変動が続いた。3月末にグッドフライデーによる取引相場の休場タイミングに至るとプラチナに資金が流入し、3月29日には58円の大幅上昇となった。4月最初の営業日も上昇基調が続いているが、あくまで株式の代替案としてのプラチナの値動きと考え、反発に備えていきたい。 2024年3月もプラチナ本来の短期間での上下動が著しいチャートとなった。ただ2023年までに比べて下落基調が続かない印象を受ける。従来はプラチナの下落相場が一週間続くことも想定内だったが、2024年に入ってからは2－3日上昇し1日もしくは2日下落、以降また上昇基調に戻っていく動きが見える。下落日数が少ないことで、長期的に見たときの上昇も継続する。3月の月始めと月末で200円高騰しているのは、下落した分を超える上昇が見られた日が多いことが背景だ。各国の政策金利の方針が公表され、株式相場をはじめコモディティにおいても織り込み済みとなっている。投資家の安心感が増えることで、4月以降のプラチナの値もより上昇傾向が続く可能性が高い。ただ上昇一辺倒ではなく、数日置きにインゴットで数十円の下落を見せるため、売買のタイミングには注意したい。以前は株式相場の下落や、同じコモディティの金と連動した値動きが多かったが、プラチナ独自の動きを見せることも増えてきたように感じられる。また次世代の技術発展においてプラチナの需要が高い半導体も活況だ。4月1日には日本でローム、東芝、スズキなどの大企業が半導体の研究促進を発表した。このあたりもプラチナの価格情報要因に繋がっていくことだろう。