2024年
8月12日週
金相場の過去推移

2024年 8月 12日週 金相場の価格推移グラフ

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2024年 8月 12日週 金相場の価格推移

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2024年 8月 12日週 金相場の価格推移表

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2024年 8月12日週 金相場に対する考察

2024年8月12日〜8月16日週のNY金相場は、2537.8ドル(前週終値比2.6%上昇)で週間の取引を終了しました。金曜日の大幅上昇によって再び過去最高値を更新し、2024年1月以降の上昇率は22.5%に達しています。ドル建て金価格をテクニカルで見ると、日足で明確な上昇トレンドが形成され、今後もう一段の上げ相場の様相を呈しています。13日(火)の米生産者物価指数(PPI)と14日(水)の米消費者物価指数(CPI)が共に事前予想を下回り、市場では米国経済のインフレ鈍化を示す結果と受け止められ、9月の米利下げ観測が再確認されました。金相場は利下げを支援要因として堅調に推移し、9月17日(火)〜18日(水)に開催される次回FOMCではFRBの利下げが確実視されています。下げ幅が0.25%になるか、もしくは0.50%になるかといったところが次の注目ポイントであり、インフレ指標を見極めしつつ、利下げを織り込む動きが進んでいくことになります。仮に、弱すぎる経済指標が続けば景況感の悪化を伴うことから、金相場とは対照的に株式市場ではネガティブな反応も予想されるでしょう。外国為替市場では、急速に進行していた円高ドル安の動きが一旦落ち着きを見せ、週間では146円台前半〜149円台中盤のレンジ内で推移しました。FRBの利下げはドル売り材料の一つであり、今後の為替市場にも大きな影響を与えることになるでしょう。日米の金融政策転換の影響から、ドル円相場では金利差縮小を先取りする動きが見られ、7月に1ドル=162円目前にまで進んだ円安ドル高が終焉した可能性が高まっています。荒れた展開が続いていた国内の株式市場は5日続伸で堅調に推移し、16日(金)の日経平均株価の終値は38,000円台を回復しました。過去最大の暴落日となった5日(月)につけた安値31,156.12円を一番底として、急速なリバウンドの動きが継続し、今後は二番底を探る動きで一旦下押しする場面がありそうです。国内金価格は、過去最高値を更新中のドル建て金価格をベースに、早期の13,000円台回復が待たれます。

専門家コメント・考察コメント作成

水野崇
水野崇
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講演・講師、取材協力、テレビ出演など多方面で活躍する独立系FP。LEC専任講師(法人事業本部)。学校法人専門学校東京ビジネス・アカデミー非常勤講師。テレビ朝日『グッド!モーニング』、BSテレ東『マネーのまなび』などに出演。日本FP協会「2021年FP広報センター」スタッフ。

2024年 8月 週別 金相場の価格推移

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