2024年
7月15日週
金相場の過去推移

2024年 7月 15日週 金相場の価格推移グラフ

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2024年 7月 15日週 金相場の価格推移

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2024年 7月 15日週 金相場の価格推移表

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2024年 7月15日週 金相場に対する考察

2024年7月15日〜7月19日週のNY金相場は、2399.1ドル(前週終値比0.9%下落)で週間の取引を終えました。5月20日(月)につけた直近高値2454.2ドルを7月16日(火)に上回り、17日(水)には過去最高値を更新する2488.4ドルにまで上昇する場面がありました。この時点の週間上昇率は約2.8%に達しましたが、高値更新後は手じまい売りに押される形で週末にかけて大きめの値下がり幅となっています。主な上昇要因としては、FRBの9月利下げ観測が一段と高まったことが挙げられます。17日(水)には米金融当局者から利下げ時期が迫っているとの発言が相次ぎ、ウォラーFRB理事は「利下げ時期が近づきつつある」、ウィリアムズNY連銀総裁は「数ヶ月以内に利下げが妥当となる」などと述べています。一方、過去最高値を更新した直後に大幅下落に転じましたが、19日(金)に発生したマイクロソフト社の世界的な大規模システム障害によるリスク回避の換金売りと、高値更新直後の利益確定売りが重なり、資金が流出する格好となりました。ただし現在のドル建て金価格は、7月17日(水)高値と6月26日(水)安値の半値押し水準に位置し、このまま下げが加速するとは考えづらく、直近は押し目買いが入りやすい状況といえます。株式市場では半導体関連株・大手ハイテク株が軒並み大きく売られました。バイデン米政権やトランプ氏の政策が対中半導体輸出規制の強化を示唆し、世界的に半導体産業の混乱が懸念されていることが下落の主因で、半導体関連企業の中国事業に影響を与える可能性が高まっています。17日(水)にトランプ前大統領が現在の円安ドル高に関して強い懸念を表明したことが伝わると、通称「トランプ・トレード」が走り出し円売りポジションの巻き戻しの動きが見られ、東京市場ドル円は1ドル=155円台中盤にまで急速に円高ドル安が進行しました。市場はこの動きを冷静に受け止め、円高が一巡すると発言前の水準である1ドル=157円台前半の水準に戻っています。国内金価格は堅調な推移が続き、17日(水)には13,743円で過去最高値を更新しました。14,000円超えの期待感も高まりますが、週末にドル建て金価格が下落した影響を受けて利益確定の売りで上値も重くなりそうです。

専門家コメント・考察コメント作成

水野崇
水野崇
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講演・講師、取材協力、テレビ出演など多方面で活躍する独立系FP。LEC専任講師(法人事業本部)。学校法人専門学校東京ビジネス・アカデミー非常勤講師。テレビ朝日『グッド!モーニング』、BSテレ東『マネーのまなび』などに出演。日本FP協会「2021年FP広報センター」スタッフ。

2024年 7月 週別 金相場の価格推移

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