2024年
6月3日週
金相場の過去推移

2024年 6月 3日週 金相場の価格推移グラフ

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2024年 6月 3日週 金相場の価格推移

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2024年 6月 3日週 金相場の価格推移表

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2024年 6月3日週 金相場に対する考察

2024年6月3日〜6月7日週のNY金相場は、経済指標に一気一憂する展開となり2325.0ドル(前週比1.0%下落)で週間の取引を終了しました。6月3日(月)に発表された米ISM製造業景気指数の低下を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)の9月利下げ期待が高まりましたが、6月7日(金)の米雇用統計が市場予想を大きく上回ったことで期待感が剥落。ドル建て金価格は月曜から木曜までの上昇幅を全て打ち消し、5月3日(金)と5月24日(金)の安値で形成されるサポートラインを下回る水準にまで大幅に下落しています。各国の金融政策に関しては、6月6日(木)に開催された欧州中央銀行(ECB)理事会で、2019年9月以来となる4年9ヶ月ぶりの政策金利の引き下げが決定されました。ユーロ圏のインフレ率低下などを受け、今回の利下げ幅は0.25%となっています。米国に先駆けECBが政策金利を引き下げたことで、FRBも利下げに踏み込みやすい環境が整ったとの見方が新たに浮上。利下げは金相場価格の上昇要因であることから、今後の経済指標が注目されます。株式市場では米利下げ期待による資金流入が続き、6月6日(木)にS&P500指数とナスダック指数が共に史上最高値を更新しました。ドル円相場は1ドル=154円台中盤〜157円台中盤で推移したものの、行って来いとなる156円台後半で週間の取引を終了。6月10日〜6月14日週は日米で重要な金融イベントが予定されており、11日(火)~12日(水)に米FOMCが、13日(木)〜14日(金)に日銀金融決定会合が開催されます。ともに政策金利の据え置きが見込まれますが、6月12日(水)に発表される5月の米消費者物価指数(CPI)を含め、重要イベント通過後のアク抜け感に期待です。6月7日(金)に13,000円台を回復した国内金価格ですが、依然として方向感のない値動きが続いています。ドル建て金価格とドル円相場が共にレンジ相場内で推移しているため、国内金価格のもう一段の上昇には材料が乏しく、当面は13,000円を挟む値動きが想定されるでしょう。

専門家コメント・考察コメント作成

水野崇
水野崇
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講演・講師、取材協力、テレビ出演など多方面で活躍する独立系FP。LEC専任講師(法人事業本部)。学校法人専門学校東京ビジネス・アカデミー非常勤講師。テレビ朝日『グッド!モーニング』、BSテレ東『マネーのまなび』などに出演。日本FP協会「2021年FP広報センター」スタッフ。

2024年 6月 週別 金相場の価格推移

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