2024年
7月8日週
プラチナ相場の過去推移

2024年 7月 8日週プラチナ相場の価格推移グラフ

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2024年 7月 8日週プラチナ相場の価格推移

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2024年 7月 8日週プラチナ相場の価格推移表

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2024年 7月8日週プラチナ相場に対する考察

2024年7月8日〜7月12日週のプラチナは、前週の値動き幅の小さい傾向が継続するかが注目された。週明け月曜日の8日、早速本来のボラティリティの高さを垣間見せ、インゴットで96円の増加となる。7月11日(木)に控えるアメリカ消費者物価指数（CPI）の発表に向けて動くと予想された。 9日（火）には80円のマイナス、10日は84円のマイナスと2日連続で大幅下落をする。11日（木）は反転して48円のプラス。CPIを受けたアメリカFRBのパウエル議長は利下げに慎重な言及をし、9月と見られていた利下げがどうなるか不透明さを増した。前週の微増・微減傾向は鳴りを潜め、プラチナ本来の高いボラティリティのもとでの値動きが見られた。 11日夜になって、それまでドル円161円近辺を推移していた為替が急騰、一時157円まで高騰する。12日朝になって、各メディアが為替介入を報じた。極端な円高の場合、ドル安からプラチナはアメリカ相場での需要が下がるとして下落要因になるか、反対に乱相場を嫌って株式への資金がコモディティへ流入、上昇要因になると考えられる。 12日朝の時点では前日比でプラチナの値が下がっているため、まずは前者の相場における需要減少が優先したと見られる。なお12日朝の時点で「為替介入を実施」と各メディアで報じられたものの、日銀の責任者である財務官が「為替介入があったか無かったかも含めてコメントしない」という発言を受けて、各メディアは断定を回避している状況だ（状況的には間違いないが）。次週以降は為替の動きとともに、アメリカ大統領選の推移にも注目したい。本来ならば民主党・共和党ともに副大統領を決定して論戦開始の時期だが、現職のバイデン大統領の高齢による執行能力の不安が高まっている。プラチナの一大生産国である南アフリカの旧宗主国であるイギリスの政権交代や、フランスの極右伸長など、カントリーリスクの種になりそうな話が複数報じられていることにも留意したい。そんななかトランプ前大統領（共和党候補）への銃撃事件が発生した。経済相場への影響分析はまだ時間がかかるが、アメリカの政治リスクがプラチナの価格にも影響していくことは間違いないだろう。