2024年
7月22日週
プラチナ相場の過去推移

2024年 7月 22日週プラチナ相場の価格推移グラフ

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2024年 7月 22日週プラチナ相場の価格推移

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2024年 7月 22日週プラチナ相場の価格推移表

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2024年 7月22日週プラチナ相場に対する考察

2024年7月22日〜7月26日週のプラチナは下落一辺倒の一週間だった。週の頭にアメリカ大統領選挙の民主党候補が、現職のバイデン大統領からカマラ・ハリス氏（現副大統領）に「事実上」変更された。民主主義のもとで民主党の公式の承認プロセスは必要とするが、7月28日現在民主党のキーマンを抑えるなど事実上決定したと報じられている。ただ、日が進むとともに政治的リスクが落ち着きそうなものだが、プラチナの下落は続く。23日に122円の下落、24日に57円の下落と2日連続で大幅下落を記録するが、以降も下落基調は止まらない。25日に54円の下落、26日に73円の下落と、一週間で300円強下がった計算となる。あらためて一週間を振り返ると、大統領選挙の影響はブラフで、この下落はアメリカにおける半導体の決算が良くは無かったことが背景と考えて間違いないだろう。プラチナは次世代の半導体技術に不可欠なものとされている。半導体各社の決算が悪いと、新規投資が絞り込まれる懸念などからプラチナの値段にも影響があると見られる。一方で「半導体決算の悪化＝プラチナの需要低下」という構図は、株式相場限定の印象論という側面もある。実際には上記のように、半導体各社の決算が悪いため、プラチナの需要が先細るといった実影響はあまり考えられないだろう。たとえば生成AIの最前線で新たな技術が公表されるなど、決算のイメージを過去のものにするような動きがあれば、プラチナの値段もより戻していくことだろう。言い換えればアメリカを中心に各国経済が好調のなかで、「それぐらいしか材料が無い」ともいえるだろう。 2024年春先からの月次推移を見ても5- 6月、7月と大きな高騰の波が来て、7月末にかけて沈んでいるのが現在のプラチナの状況だ。テクニカルチャートの視点から見ても、再び高騰の波が来ることは間違いないだろう。半導体決算の影響にプラスして、各投資家がプラチナの過熱感をどのように考えているか、が今週以降の鍵になってくる。