2024年
5月27日週
プラチナ相場の過去推移

2024年 5月 27日週 プラチナ相場の価格推移グラフ

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2024年 5月 27日週 プラチナ相場の価格推移

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2024年 5月 27日週 プラチナ相場の価格推移表

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2024年 5月27日週 プラチナ相場に対する考察

2024年5月27日〜5月31日週のプラチナは週前半に上昇したものの、後半に同等分下落し、結果的に週ベースでの変動幅がほぼ無いピラミッド型の一週間となった。前の週にインゴットで5,600円台を割った主な要因は株価はほかのコモディティの影響よりも、「プラチナそのものの過熱感」といえ、そこからの動きが注目された。 まず週初めの5月27日(月)にインゴットで53円のプラスとして週がはじまる。米国がメモリアルデー、英国がスプリングバンクホリデーを迎えており、株式市場の取引が低調になる1日のため、プラチナをはじめとしたコモディティに資金が流入したと考えられる。この時点では前週の下落を受けた一時的な上昇なのか、継続的な上昇局面なのかは不透明と見られた。 翌28日(火)には144円の大幅上昇。上記の株式市場の急場を受け、プラチナの資金流入が継続した格好だ。この日は金も91円の大幅上昇を見せた。29日(水)も継続し43円のプラス。 少し一服感が出てくると思われた翌30日(木)、インゴットで113円のマイナス。このボラティリティの高さは資産価値としてのプラチナの魅力であり、同時に危険性といえる。続く31日(金)も86円のマイナス。29日から31日の3営業日で、200円下がる急落相場となった。 6月に入ったが、過熱感とコモディティ全体の下落傾向から、引き続き下落傾向の続く可能性が高い。気になるのはヨーロッパの利下げだ。ヨーロッパ中央銀行(ECB)はかねてより2024年6月の利下げを示唆しており、実行に向けて動き出すか注目される。プラチナは南アフリカ・ロシア・オーストラリアなど生産国の経済状況に大きく影響するが、消費国の金利事情の影響は言及されることが少ない。あくまでアメリカや中国の動きが注視される。 今回のように単独でヨーロッパが金利戦略の変更に踏み切った場合、プラチナにどのような影響があるかは不明瞭だ。ただし同時に今秋に控えるアメリカの大統領選挙戦も各党の候補者が決まり、副大統領候補の指名などによって趨勢が表面化し始める。ヨーロッパを注視しつつも、過剰に気を取られ過ぎないことが大切といえるだろう。

専門家コメント・考察コメント作成

工藤崇
工藤崇
(AFP/証券外務員Ⅱ種)

北海学園大学法学部卒業後上京。不動産会社・建築会社を経てFP事務所を設立し、代表に就任。FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取得しながら、Fintech関連業務に参画。

2024年 5月 週別 プラチナ相場の価格推移

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