2024年
5月20日週
プラチナ相場の過去推移

2024年 5月 20日週 プラチナ相場の価格推移グラフ

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2024年 5月 20日週 プラチナ相場の価格推移

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2024年 5月 20日週 プラチナ相場の価格推移表

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2024年 5月20日週 プラチナ相場に対する考察

2024年5月20日〜5月24日週のプラチナは大きく下落した一週間だった。週のはじまりである20日は対前週終値で131円の大型上昇で幕を開ける。インゴット5,900円が目前に迫るも、翌21日には157円の大幅下落となった。 従来プラチナは、同じコモディティの金が上昇すれば比例して上昇する傾向がある。とはいえ2024年、金や銀とは逆の動きをする日も増えてきている印象だ。翌22日も金は157円の大幅下落を見せたのに反し、プラチナは前日の下落から反発し、11円と僅かながらも上昇を見せた。 翌23日はインゴットで57円の下落。176円マイナスの金をはじめ、各種コモディティも下落を見せる。この日はアメリカのエヌビディア社、日本の東京エレクトロン社といった半導体の個別株が上昇し、プラチナも上昇基調と見られていたなかでの調整局面となった。株式相場で話題に上がることの多い、生成AIのデータ領域で活躍するエヌビディア社の決算発表が大引け後だったため、下落はここまでで、翌日はエヌビディア相場の到来を予感させた。 翌24日、インゴットは更に急落し、86円のマイナスをつける。エヌビディア社をはじめ半導体大手の好決算よりも、ここ1-2カ月の過熱感が懸念された格好だ。株式相場やほかのコモディティとの関連(なお、この日は金も262円の大幅下落)よりも、プラチナ単体での過熱感が決定要素となることが証明された一週間だった。 5月最後の一週間から6月にかけて、プラチナが引き続き、自らの過熱感によってボラティリティ(価格変動性)が定まっていくかは読み切れない。ただ、コモディティのなかでどこか脇役間の強かったプラチナが、存在価値を上げていることは、間違いないだろう。 ただ、NYダウをはじめとしたアメリカの株価に失速感が出ているほか、11月の大統領選を控えて経済面での駆け引き感も強くなっている。従来のように、プラチナがほかの要素に影響されて価格が定まっていく形に戻る可能性は、充分に考えられる。それらの要素も除外せずに、プラチナの価格推移を見ていきたい。

専門家コメント・考察コメント作成

工藤崇さん (AFP/証券外務員Ⅱ種)
工藤崇さん
(AFP/証券外務員Ⅱ種)

北海学園大学法学部卒業後上京。不動産会社・建築会社を経てFP事務所を設立し、代表に就任。FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取得しながら、Fintech関連業務に参画。

2024年 5月 週別 プラチナ相場の価格推移

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