2024年
3月11日週
プラチナ相場の過去推移

2024年 3月 11日週プラチナ相場の価格推移グラフ

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2024年 3月 11日週プラチナ相場の価格推移

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2024年 3月 11日週プラチナ相場の価格推移表

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2024年 3月11日週プラチナ相場に対する考察

2024年3月11日〜3月15日週のプラチナは上昇と下落を繰り返すも、上昇幅が大きいためインゴット値は最終的に右肩上がりを見せた。前週に引き続き、金高騰の影響が大きいと見られる。また最終営業日の金曜に大きく値を上げたのは、各国の政策金利における政策が具体化したためだろう。週のはじめにアメリカFRBの利上げ可能性が示唆され、週の終わりには日本銀行の利上げが事実上決まった。特に日本にとって利上げは17年ぶりとなる。プラチナにとって政策金利の上昇は需要の低下による下落要因と、株価引き締めによる代替案としてのコモディティ需要の二面性がある。金の上昇も手伝い、最近のチャートは後者の要素が強いといえるだろう。翌週の中央銀行による各種会合において、プラチナがどのような動きを見せていくか注視したい。アメリカと日本が具体的なスケジュールを示唆するなかで、ヨーロッパや他国の動きにも注目したい。もうひとつプラチナの価格に大きな影響を持つのがIT銘柄だ。今週ダウ市場などにおいて、IT関連銘柄は上昇と下落を繰り返した。次世代の原材料にプラチナを活用するといわれる半導体とともに、価格上昇がプラチナにどのような影響を与えるかは、確立されていない印象だ。ただIT銘柄が上昇すると指標全体も上がるため、プラチナの価格も上昇しているように見える日が多い。アメリカと日本以外はどうだろうか。週末からプラチナの生産大国であるロシアでは大統領選挙が行われ、プーチン現大統領の再当選が決まった。開票前から当選が確実視された選挙だった。プーチン氏にとって、通算5期目の大統領任期となる。ウクライナへの軍事侵攻が継続するのは確実で、各国による経済制裁も続くだろう。この構図に変化があればプラチナの価格変動要因になるが、当面は動きが無いと見るべきか。ただ選挙自体に不正を指摘する声も根強く、先日の野党指導者の死亡事件を受けて政権の正統性を疑う声は根強いことにも留意したい。