【更新:2024年12月】金の買取に手数料が発生する理由
業者に金の買取を依頼したい!できれば、手数料などの費用は取られない方が良いと考える方は多いでしょう。そもそもなぜ、金買取で手数料が発生するのでしょうか?
ここでは、金買取における手数料の仕組みを解説します。
2024年金買取相場急上昇中!! 10月31日(木)現在1gの相場が15,025円を超えました!! 金を売るなら今がチャンス、金買取なら「なんぼや」にお任せください。 金買取相場価格 推移グラフ 基準指数(円) 期間(日単位): 開始日が終了日より後になっています から 終了日が開始日より前になっています ※買取相場価格に手数料は含まれておりません。手数料に関しては宅配買取もしくは店頭にてご案内させていただきます。
金を売却するためには手数料がかかる!?
買取店では金の売却・購入問わず手数料を設定している場合がほとんどです。ただし、金買取の手数料は特に規約で定められているわけではありません。請求の有無や、価格はすべて業者に委ねられています。
そのため、手数料の設定金額や種類は、買取店によって様々です。買取手数料や目減り料を必要とする買取店もあれば、手数料を全く必要としないお店も存在します。
通常、購入時と売却時の手数料は異なる算出方法が採用されています。
購入の場合ではそれぞれ地金の重量に応じた手数料が1本あたりの購入に対して発生するのに対し、売却ではその案件で依頼する金の総重量に応じて手数料が決まるケースが一般的です。
実際の手数料は買取依頼する金の重量、また買取店によって異なりますが、買取価格の20%が相場だと考えられています。
金の買取に手数料が発生する理由
金の買取業者が手数料を取る理由としては、以下のようなものが挙げられます。
買い取った金製品を貴金属買取専門店に売却してマージンを得るため
金には市場相場があります。市場価格通りに買取・加工して販売すれば利益が出ることもあるでしょうが、金を加工したり抽出したりするシステムが自社になければ難しいのが現実です。そのため、買い取った金製品を貴金属買取専門店に売却するのです。
金製品を買い取るときに手数料を設定しておけば、貴金属買取専門店に売却して得た金額との差額が大きくなり、そこで儲けを出せるという仕組みです。
金抽出時に発生する目減り分を補うため
業者側に、金の加工などができるシステムがある場合でも、目減り分の手数料が発生することがあるでしょう。
金を精錬するときは、完全には分離ができないといわれています。分離できない量は、全体の1~2%、もしくは0.01%程度という意見もあります。
目減り分は、業者によって設定している割合もさまざまです。
現在金相場は上昇しており、金・貴金属を売ろうと考える方は多くいます
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再生や加工費用に充てるため
金買取業者が買い取った金製品を再加工する際には、多大な労力とコストがかかります。例えば、古いジュエリーや金貨を溶かして新しい製品に加工するプロセスには、専門の設備や技術、そして人件費が必要です。これらの費用は、買取価格に手数料として上乗せすることで賄われます。
再加工プロセスには、金を溶解し、不純物を除去し、そして新しい形状に成形するという一連の工程が含まれ、適切に管理するには高度な技術と経験が必要です。そのため、業者は熟練した職人を雇用しています。
加えて、再加工された金製品の品質を保証するために、成分分析や純度のテストなど厳格な品質管理プロセスが実施されます。再加工コストだけではなく、これらのプロセスで発生したコストをカバーするだけの手数料が必要なのです。
顧客から見れば手数料は業者の利益としてしか映らないかもしれませんが、これらのコストは質の高い製品を提供し、市場の信頼性を維持するために欠かせません。
手数料はどれくらいかかるのか?
金の買取で発生する手数料は、業者の買取方法によって変わります。
- 割合で手数料が決まるケース
- 地金1個辺りで手数料が決まるケース
手数料は業者が自由に決めることができます。また、手数料を取っていない業者もあるなどさまざまです。
もし、手数料が2割だと仮定すると、買取価格はどれくらいになるのでしょうか?
金の重さ … 300g
この場合の手数料は、以下の計算式で求められます。
手数料…11,000円×300g×0.2=660,000円
金の買取価格は、金の1gあたりの相場に金の重さを掛けあわせて算出します。
今回の例なら、11,000×300で3,300,000円。そこから手数料分を引くことで、最終的な買取金額がわかります。
買取価格…3,300,000円‐660,000円=2,640,000円
目減り分などが引かれた場合は、もう少し買取金額は下がるでしょう。
ただし、大手、もしくは自社で精錬や加工の技術がある企業は、平均よりも安く手数料を設定している場合もあります。
このような計算方法により、あらかじめおおよその手数料が算出可能です。市場の変動によって手数料も変わるため、希望する金額に達しない場合は売却を見合わせる選択もできるでしょう。
現在の金価格とおおよその金の重さが分かれば、ご自身でもどの程度の手数料がかかるか計算できますので、ぜひあらかじめ試算してみてください。
手数料がかからない=優良店なのか?
ただでさえ高額になる金の買取。買取金額が増えるごとに手数料も高くなるので、できれば手数料が安い業者に依頼したくなるでしょう。
しかし、手数料がかからない業者が必ずしも優良というわけではありません。
相場よりグラムあたりの買取金額を下げている
なぜなら、質屋や買取業者の中には、金のグラム単価を相場より低く設定しているお店があるからです。
最初から低い買取価格にしておくことで手数料を無料にして、「お得感」を出すというわけです。
ですが、もともとの買取金額が低ければ、いくら手数料無料でもお得感はそれほどありません。
また、手数料無料と謳っていても、実は大量買取の場合にのみ適用されるといったケースもあるので、注意が必要です。
大量買取時のみ手数料無料にしている
一部の金買取業者は、ある一定量以上の金を一度に買取する場合など、大量買取に限定して手数料無料のオファーを行っていることがあります。
このような条件付きの手数料無料サービスは、初めての顧客にとって魅力的に映るかもしれませんが、実際には条件を満たせない場合も多いです。
事前に買取業者の条件を詳細に確認し、自分がその条件に合致するかどうかを慎重に検討しましょう。
また、この手の条件付き無料サービスは、業者が大量に金を手に入れるための戦略の一つとして用いられていることもあるため、売却を検討している方は、手数料無料の条件が自分にとって本当に有利なのか、冷静に判断してください。
条件を満たさない場合に適用される手数料率も事前に確認し、予期せぬコストに対処できるように準備をしておきましょう。
高額買取のみを対象にしている
手数料を免除している買取業者の中には、その条件として「高価なアイテムのみ」という条件を設けている場合があります。これは、顧客から高額査定で買い取ったとしても、手数料をカバーするほどの大きな利益が見込めるからです。
ところが、高額買取のみ手数料無料とする場合、少ない量の金や低価値のアイテムを売りたい人は条件に該当せず、手数料が免除にならない場合があります。
取引を進める前には、買取業者が設ける条件や対象となるアイテムの種類を確認するようにご注意ください。
また、手数料が無料という点に惹かれてしまいがちですが、最終的に手元に残る金額が最も重要ですので、複数の業者から見積もりを取り、比較検討するようにしましょう。
宅配買取を利用する際も手数料に気をつける
宅配買取とは、文字どおり物品を買取店に送り届けて査定してもらう買取方法です。
近くに店舗がない、あるいは忙しいために店舗に行くことができず、買取を依頼することができないという場合におすすめの買取方法です。
買取が成立すれば、程なくして入金されます。また、送り届ける際の宅配キットは無料で提供されています。
ただし、宅配買取利用の際は、買取手数料とは別に送料と配送料といった手数料にも留意しなければなりません。
宅配買取を依頼した場合には、キャンセル時に送料と配送料がかかってしまう場合があるためです。店舗によっては、キャンセルの場合にのみ返送のための手数料を必要としているところもあります。
返送料を設定している業者を利用しますと、単純に査定額だけが知りたい場合も金額負担が発生してしまいます。
手数料以外にも注意が必要!優良業者を選ぶためのポイント
見積もりを作成してもらう
優良な金買取業者を見極める際、まずきちんとした見積もりを作成してくれるか確認しましょう。信頼できる業者は、顧客の金製品を正確に査定し、その結果を明確に示した見積もりを提供します。
見積もりには買取価格だけでなく、査定に至った理由や計算方法も記載されていることが一般的ですので、査定結果に納得がいかない場合や他の業者と比較検討したい場合には、見積もりを活用できます。
見積もりの有無は、業者が透明性のあるビジネスを行っているかどうかを示す重要な指標であり、顧客への誠実な対応の現れでもあります。
査定プロセスを詳しく教えてもらう
金買取の際、査定プロセスの透明性も優良業者を見極める重要な要素です。良心的な買取業者は、使用する査定方法や評価基準を顧客に対して明確に説明します。
顧客は査定方法の詳しい説明によって査定額がどのように導き出されたかを理解し、査定価格の妥当性を判断できます。
また、顧客は、詳しい査定方法の説明があるだけで安心感を持ち、業者に対する信頼を深めるものです。査定方法について疑問がある場合や、不透明な点がある場合は、遠慮なく業者に質問し、納得のいくまで説明を求めてください。
グラム単価を確認する
金買取を行う際には業者が提示するグラム単価を確認するようにしてください。グラム単価は金買取における最も基本的な評価基準の一つで、この単価によって買取額が大きく変わります。
優良業者は市場相場に基づく公正なグラム単価を提示し、その価格設定の根拠を明確に説明します。また、相場が変動する金市場において、業者がどの程度迅速に価格を更新しているかもチェックポイントの一つです。
グラム単価を確認すれば、顧客は買取業者が提供する価格が市場相場に見合ったものであるか判断できます。
商談不成立の場合について確認する
金の買取を検討する際には商談が成立しなかった場合の対応をあらかじめ業者に確認しておきましょう。信頼できる買取業者であれば、商談不成立時においても迅速かつ丁寧な対応を心がけています。
例えば、買取を断る際の手数料が発生するかどうかや、商品を返却する際の送料の負担者は誰なのかといった点ははっきりさせておきましょう。
不成立の場合でも良好な関係を維持しようと配慮がうかがえる業者は、今後の取引においても期待できます。買取業者選びの際は、このようなアフターサポートの充実度を事前にチェックし、信頼できる業者を見極めてください。
手数料への正しい理解を
手数料は買取業者が自由に決められるため、ここで紹介したもの以外にも、様々な名目の手数料が考えられます。
「買取手数料」がないからといって、目減り料、査定手数料など、別の名目として金額が差し引かれてしまうことがありますので、十分に注意しましょう。
現在、金製品の買取相場が上がっています
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