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マルカとはどのようなもの?金相場はどれくらい?

マルカとはどのようなもの?金相場はどれくらい?

マルカ(marka)とはいったいどのようなものでしょうか?ドイツで流通していたマルク(mark)は誰もが知っている通貨でしたが、マルカについての情報は限られていて、一般的にはあまり認知されていません。
今回はマルカの定義、種類、歴史的背景を含めた詳しい内容、そしてマルカの金相場について徹底解説いたします。

マルカとはどのようなもの?

マルカとは、広くヨーロッパで用いられていた通貨の一種です。ヨーロッパの中では国によって少しずつ呼称が違っていて、マーク(mark)、マルク(mark)、マルッカ(markka)などいくつかの呼び名があります。最もよく知られているのがドイツのマルクですが、これは「刻印」を意味する言葉で、もとは中世や近世のヨーロッパで用いられた金や銀の重さの単位でした。2001年からドイツではマルクが廃止されユーロに切り替わり、ヨーロッパの他国でもユーロもしくは他の通貨へ変更されていますが、北欧3国やオーストリアでは、現在もマルカが通貨の単位として使用されています。
マルカの種類としてはポーランドとフィンランドが有名ですが、両国のマルカについて以下に詳しく紹介いたします。

ポーランドのマルカとはどのようなもの?

ポーランドの歴史を紐解くと、時代によりフランス、ロシア、ドイツやオーストリアなどの統治下に置かれていました。第一次世界大戦中の1915年ロシアの支配下にあったポーランドは、ドイツ帝国とオーストリア・ハンガリー帝国から成る中央同盟国軍に占領され、1915年12月新銀行の創立に合わせ、ポーランド・マルカ(marka polska)が新通貨として採用されることが決定。当時ポーランド国内で流通していた4種類の通貨が一本化されて、ポーランド摂政王国およびポーランド第二共和国の通貨となったのがポーランド・マルカでした。
ポーランド・マルカは当初10種の新紙幣と4種の新硬貨が発行されましたが、長年にわたるポーランド分割や第一次世界大戦、ポーランド・ソビエト戦争の影響により、1922年にはハイパーインフレーションが加速することに。
貨幣価値が急激に変わる中、1924年初めに金融復興政策がスタートし、金本位制のズウォティに通貨が変更されました。1ズウォティ= 180万ポーランド・マルカでレート換算され、当時の為替レートでは、1米ドル= 5.18ズウォティ= 9,324,000ポーランド・マルカとなりました。

ポーランドのマルカの金相場はどれくらい?

ドイツとオーストリア・ハンガリーの支配下で、新通貨として1917〜1924年の間に流通したポーランド・マルカ。はじめはドイツマルクと同価値でしたが、ポーランド国内外情勢の影響でハイパーインフレと大暴落に巻き込まれ、あえなく新通貨のズウォティに代わりました。
ポーランド通貨はズウォティとグロシュが何度も消滅と復活をする歴史を繰り返しています。現在はEU加盟国でありながら、ポーランドではユーロを採用せず、通貨はズウォティを使用しています。
ポーランドのアンティークコインはほとんど現存していないのが実情で、ロシア支配下のポーランド立憲王国時代以降のズウォティ金貨が市場で流通しています。金相場が毎日変動するのに伴い、金貨の価値も変わりやすいのが特徴です。わかる範囲であらかじめ金貨の重量、直径、品位(金の純度)、発行年などを調べておきましょう。

【2024年1月26日時点の相場目安】
・ポーランド 20ズウォティ金貨(21.6金、6.45g、直径21mm): 55,052円

1924年に米ドル換算為替レートが暴落

1米ドルあたりの為替レートは、1919年に90ポーランド・マルカ、1921年に6,000ポーランド・マルカでしたが、1923年5月になると52,000、同年7月で140,000、11月初め2,000,000が同月末5,000,000ポーランド・マルカへ急騰しました。
このハイパーインフレの影響で、1924年1月には1米ドルあたりの為替レートが9,324,000ポーランド・マルカに達し、大暴落となったのです。

フィンランドのマルカとはどのようなもの?

フィンランドの旧通貨で、フィンランド・マルカを指します。ポーランド・マルカ同様にドイツ・マルクと語源が共通していて、重さの単位としても知られています。
フィンランド・マルカの通貨コードはFIM、通貨記号はmkです。マルッカ(markka)とも呼ばれ、1860年から2002年までフィンランドで使用された通貨ですが、EU(欧州連合)のユーロ導入後は廃止されました。
フィンランド・マルカは1860年フィンランド銀行が導入した通貨で、当初はロシアの統治下にありました。1865年ルーブルとの定率交換が廃止後に銀本位制となり、1917年フィンランド独立に合わせて金本位制に移行。1940年に金本位制が撤廃されると、戦争によるインフレのあおりを受け、フィンランド・マルカは1999年ユーロ導入が決まるまでの期間に、デノミネーションによる通貨切り下げ、市場の自由化、恐慌などの世界情勢の変化で紆余曲折を経ることになります。

フィンランドのマルカの金相場はどれくらい?

金相場が常に変動しているのに伴い、フィンランド・マルカ金貨の相場も日々変わり続けます。特に最近の金相場の上昇に伴って、フィンランド・マルカの価値も高まる傾向があります。

【2024年1月26日時点の相場目安】
・フィンランド20マルカ金貨(21.6金、約6.45g、直径21.3mm、1878〜1913年発行): 56,313円

1マルカは100ペニに相当していた

1フィンランド・マルカは100ペニに相当するとされていました。また、1ユーロの換算レートは 5.94573フィンランド・マルカでした。
なお銀行間取引は1999年1月で終了しています。

まとめ

マルカは、ポーランドとフィンランドで一定期間使用されてきたドイツのマルクに相当する通貨です。他のヨーロッパの国々と同様に、ユーロを導入したり別の通貨に置き換わったりして、両国とも現在は廃止されています。マルカはアンティークコインとしての価値があるうえ、近年の金相場の急上昇に伴い、この先も金貨の買取価格が上がる可能性が高いです。
「なんぼや」では、金や金貨の買取実績が豊富で査定眼に優れたバリューデザイナーが多数在籍中です。どんな金や金貨でも、その価値をしっかりと見極め、その時々で可能な限り高額買取をいたします。また、現在「なんぼや」では金や金貨の買取強化中です。お手持ちのお品物の状態に関わらず、まずは一度「なんぼや」にご相談ください。

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水野 崇さん
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講師、取材協力など多方面で活躍する独立系ファイナンシャルプランナー。大学や事業法人で講師を務め「金融リテラシー講義」を毎週行う学校法人専門学校非常勤講師。

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