今日の金相場はいくら？金の価値が高い理由とは？
金といえば、「価値が高い」「資産になる」などのイメージを持っている方も多いでしょう。今回は、金の価値が高い理由や今後の見通しについてお伝えします。
金の基礎知識
そもそも金とは、どのような特徴を持つものを指すのでしょうか。こちらでは、金の特性や主な種類をご紹介します。
金とは？
金とは、元素記号「Au」で表される、原子番号79の金属です。「金色」という言葉にも使用されるような、特徴的で華やかな輝きを放っています。そのほかにも、変形しやすく加工しやすい、対酸化性が高いなどの特徴を持っており、古くから硬貨や装飾品などさまざまな用途に使用されてきました。
金は主に5種類
金は純度の違いに応じて、24金・22金・18金・14金・10金の5種類に分けられます。24金は純金を指し、それ以外の金は一定の割合で別の金属が含まれた合金です。具体的には、銀や銅、ニッケル、パラジウムなどを混ぜることで、金の純度を調整しています。それぞれの金の含有量については、以下の表をご確認ください。
| 金の種類 | 金の含有量 |
| 24金（純金） | 99.99%〜 |
| 22金 | 91.7％ |
| 18金 | 75％ |
| 14金 | 58.5％ |
| 10金 | 42％ |
金の価値が高い理由とは？
金は価値が高く、安定していることから、安全資産としても知られています。近年では、実物資産として金を購入する方も少なくありません。こちらでは、金の価値が高い理由を4つの視点で解説します。
希少性が高いため
金は、ほかの金属と比べて希少性が高いのが特徴です。地球上の金の埋蔵量は限られており、年間に採掘できる量にも限界があります。また、採掘には膨大な時間や労力、コストが必要です。これらの要素が金の価値を高めています。
加工がしやすく幅広い用途に使えるため
金の利便性の高さも、金の価値を高める要因の一つといえます。金は、柔らかく加工がしやすい金属です。その特性を生かして宝飾品や美術品、工業用品、医療用品などさまざまな用途に使用されています。多くの産業で必要とされている金属のため、その価値も高い状態が続いています。
歴史が長く世界的信用が高いため
金の価値には、歴史の長さや世界的な信用度も大きく影響しています。金は、古代エジプトの時代から装飾品に用いられており、古代ローマでは通貨に、中世ヨーロッパでは聖杯や王冠などの宗教的な品々にも使用されていました。古代から現代に至るまで、金は多くの人々を魅了しており、世界的に信用されていることから、その価値も高くなっています。
流動性が高いため
金の高い流動性と投資商品としての優位性も、その価値を高めている要因です。金は安全資産と呼ばれており、価値が下がることはあっても、ゼロになることはありません。そのため、自分の資産を金に替えておけば、いつでも現金やほかの資産に替えることが可能です。株式や債券などの投資商品と比較して、安心して購入でき、いつでも手放せることから、市場価値が安定して高い状態になりやすい傾向があります。
金の価値が上がり続けている理由
金の価値が過去最高額を更新した、というニュースを見かけたことのある方も多いでしょう。続いては、金の価値が上がり続けている理由について解説します。
金価格の推移
近年、金の価格は高騰傾向にあります。実際、2023年6月17日には、国内における金の小売価格が9,876円/1gとなり、過去最高額を更新しました。前回は5月に過去最高額を更新したことを考慮すると、金の価格は上昇し続けているといえるでしょう。
金の価値が上がり続けている要因
金の価値が上がり続けているのは、経済不安や金融不安が世界的に高まっているのが要因です。新型コロナウイルスの流行やウクライナ有事、米国大手銀行の相次ぐ経営破綻などの影響により、現金（特にドル）の信用が低下しています。その結果、実物資産である金を購入する方が増えており、金の価値も上がり続けているのが現状です。
今後金の価値が下がることはある？
今後の金相場を予測するには、世界情勢に目を向けることが大切です。例えば、新型コロナウイルスの収束や、米中貿易摩擦の解決などによって経済不安が解消されると、金の価値が下落する可能性があります。
一方で、インドやアフリカ諸国などの新興国では、人口が急激に増加しており、今後金の需要が高まることが予想されます。この場合、金の価値がさらに高まる可能性もあるため、金製品の買取店のホームページなどで定期的にチェックすると良いでしょう。
まとめ
買取専門店の「なんぼや」では、金製品の買取査定を承っております。アクセサリーから美術品、地金まで、幅広い金アイテムを扱っておりますので、売却をご検討の際はお気軽にご来店ください。
