貴金属とは?化学的な定義や代表的な種類をご紹介!

貴金属とは?化学的な定義や代表的な種類をご紹介!

貴金属は、一般的に「高価で貴重なもの」といわれている金属です。ただし化学的には、金属の特性にもとづき厳密に定義されています。化学的な定義や特徴について理解を深めれば、貴金属の魅力を改めて認識できるかもしれません。そこで今回は、貴金属の化学的な定義・代表的な種類・他の金属との違いなどをご紹介します。


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貴金属の化学的な特性にもとづく定義

貴金属と秤
貴金属とは、化学的な特性にもとづき定義すると「イオン化傾向が小さく、酸やアルカリに反応しにくい安定した金属」です。
イオン化傾向は、金属が水・水溶液のなかで化学反応を起こし陽イオンになりやすい傾向を意味します。イオン化傾向の大きい金属は、マイナスの電荷をもつ電子を放出する能力が高く、陽イオンになる傾向が強まります。

逆に水・水溶液のなかで陽イオンに変わりにくい金属が、イオン化傾向の小さい貴金属です。酸やアルカリに対する安定感が高く、酸化に伴うサビや腐食が発生しにくい傾向もあります。
また、産出量の少なさも貴金属と他の金属の違いに挙げられる大きな特徴です。貴金属は他の金属に比べると入手困難であり、希少性の高さも誇ります。

貴金属の代表的な種類は、金・銀・プラチナの3つです。他にはプラチナと同じ白金族のパラジウム・ロジウム・ルテニウム・オスミウム・イリジウムの5つが含まれ、合計8種類が化学的に貴金属と呼ばれています。

時計は「貴金属」と見なされるか?

金の時計
時計は、化学的な定義にしたがえば貴金属に含まれません。ただし、素材やデザインによっては「貴金属」と見なされる場合があります。
日常的な場面では、金属だけでなく高級な時計・宝石やアクセサリーも「貴金属」と表現されるケースが見られます。化学的に考えた場合、価値の高さを理由に貴金属と呼ぶのは誤りです。

とはいえ、ブランド時計やアクセサリーは、素材や装飾に金・銀・プラチナが用いられている製品もあります。この場合、時計などを貴金属と表現しても差し支えないと考えられています。

また、時計に宝石・宝玉がデザインされている場合も、「貴金属的な要素が強い」と認識されるケースの1例です。さらに、美術品あるいは骨董品としての価値がある時計も例外的に「貴金属」と呼ばれることがあります。

貴金属とは、簡単にいえば金・銀・プラチナなどの希少な金属です。基本的な定義では貴金属と時計や宝石は違いますが、さまざまな事例に目を向けた場合、時計なども多彩な理由から「貴金属」に含まれています。

卑金属とは何か?貴金属との違いなど

卑金属は、貴金属に含まれない金属全般です。化学的な定義にもとづけば、「イオン化傾向の大きい金属」が該当します。
化学的に見た場合、電子を放出する能力の高さが貴金属との大きな違いです。電子はマイナスの電荷を帯びるため、電子を放出しやすい卑金属は陽イオンに変化するイオン化傾向が強くなります。

日本語で「卑」は「卑しい」や「身分が低い」の意味もありますが、価値の低い金属を指しているわけではありません。多くの卑金属は実用性が高く、貴金属と同じくらい高価な金属もあります。

貿易の分野では、卑金属と貴金属が厳密に区別されています。主な理由は、関税額に影響するためです。貿易品の場合、鉄鋼・銅・ニッケル・アルミニウム・鉛・亜鉛をはじめ合計28種類が卑金属に含まれています。
ただし、銅は産出量が多く、硬貨や電子部品に多用されている金属です。金属加工の分野では需要が高く、貴金属の一種として扱われるケースも知られています。

貴金属の魅力や売却に適した種類

貴金属のコイン
貴金属は、美しい輝きが魅力的です。イオン化傾向が小さく化学反応で酸化しにくい特徴があり、滅多にサビや腐食が生じません。金・銀・プラチナは貴金属を代表する種類であり、サビに強いため婚約・結婚指輪に選ばれることの多い素材です。加工時に硬くするため他の金属を混ぜますが、貴金属の純度が高ければ日常的に身につけても簡単には傷みません。

貴金属は美しい輝きとともに希少性の高さもあり、金融資産として取引されるケースも多く見られます。ただし、あまりに産出量が少ないイリジウムやルテニウムは、手に入りにくい点が取引でデメリットになる場合もあります。

金・銀・プラチナ・パラジウムは、貴金属のなかで売買取引しやすいといわれる種類です。いずれも希少性はあるものの比較的に入手は難しくなく、世界の取引市場で多量に売買されています。
これから貴金属を売買する予定なら、高価でも手に入りにくいものより、取引しやすい種類を選んだほうが得策と考えられます。

金の魅力や資産としての価値

金は、数々の金属のなかでも古来から多くの人々を魅了してきた貴金属です。他の金属に見られない独特の輝きは、現在も高く評価されています。

耐食性の高さにより半永久的に美しい輝きを維持できる特徴から、アクセサリーの素材に採用されることは珍しくありません。金製品は、これまで宝飾品や食器類にとどまらずバラエティー豊かな品々が生み出されています。

また、金・金製品は、多くの投資家からも注目される貴金属です。通貨や株式と異なり世界情勢が不安定になっても値崩れしにくいため、「有事に強い資産」と評されています。
将来的に金融取引を始める予定であれば、売買する資産として安定的な価値のある金を選ぶのはおすすめです.

貴金属の買取は専門店へ

ポイント紹介する女性
貴金属は、金・銀を含めて大切な資産です。お手元の金などを売却される場合、適正価格で取引することが望まれます。

相場通りの価格で売るなら、リアルタイムで市場の動きを把握している専門店に買取を依頼すると安心です。貴金属の売買で疑問・不明点があれば、お気軽に買取専門店の「なんぼや」までお問い合わせください。

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水野 崇さん
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講師、取材協力など多方面で活躍する独立系ファイナンシャルプランナー。大学や事業法人で講師を務め「金融リテラシー講義」を毎週行う学校法人専門学校非常勤講師。

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