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日本の有名な銀山を知ろう!特徴や歴史を紹介

日本の有名な銀山を知ろう!特徴や歴史を紹介

日本はかつて、世界でも有数の銀産出国として知られており、多くの銀山がありました。今では閉山してしまったものも多いものの、その歴史を知ると改めて銀の魅力に気付くかもしれません。そこで、この記事では日本の有名な銀山の特徴や歴史を掘り下げてお伝えします。世界遺産に登録された石見銀山から、閉山後に温泉地として有名になった延沢銀山まで、各地の銀山の魅力を詳しくご紹介します。

日本の銀山の歴史や現状

日本の銀山

日本の銀山にあまり馴染みがないという方も多いでしょう。そこでまずは、日本の銀山の歴史や現状について解説します。

日本では多くの銀が採掘されてきた歴史がある

日本の銀山の歴史は非常に古く、特に中世以降は世界でも有数の銀産出国として知られていました。石見銀山をはじめとする多くの銀山が全国に点在し、そこで採掘される銀はヨーロッパやアジアの各国に輸出されました。特に中国や朝鮮からの需要が高く、灰吹法と呼ばれる精錬法が国内に上陸してからは、より一層生産性を高め、国の主要産業の一つへと成長しました。最盛期には、世界の銀の生産量における3から4分の1程度を日本産の銀が占めていたとされます。

現在では日本の銀の産出量は少ない

以前は世界でも有数の銀産出国であった日本ですが、現在では日本の銀の産出量はかなり少なくなっています。具体的には、鹿児島県の菱刈鉱山にて、金採掘の副産物として銀が採れる程度です。

しかし、かつて栄えた銀山の中には、その歴史的価値を生かして、閉山後も観光地として再び脚光を浴びている銀山もあります。これらの銀山では、かつての採掘の様子や鉱山町の文化などを学ぶことができ、学習の場としても多くの観光客を魅了しています。国や自治体のさまざまな工夫により、銀山の歴史や文化は今もなお多くの人々に伝えられています。

日本の有名な銀山1:石見銀山

石見銀山

石見銀山は、島根県太田市に位置する、日本最大の銀山です。1527年に銀脈が発見された後、博多の豪商である神屋寿禎によって開発が進められました。彼は革新的な精錬技術である灰吹法を導入し、これにより銀の効率的な抽出が可能となりました。灰吹法は鉱石を鉛で溶かし、そこから銀を取り出す方法です。その結果、石見銀山の生産量は1620〜1640年ごろに最盛期を迎え、世界でも有数の銀山として知られるようになりました。

その後、石見銀山は銀の生産量を落としていくものの、2007年には「石見銀山遺跡とその文化的景観」が世界遺産に登録されました。鉱山遺跡が世界遺産として認定されるのは、アジアでは初めての出来事です。石見銀山が世界遺産に登録された理由には、さまざまなものがありますが、中でも鉱山運営における環境配慮が優れていたことが大きく影響しているとされます。石見銀山では、山の切り崩しや森林伐採をせずに採掘が進められており、現代で求められる環境配慮がすでに行われていました。その結果、豊かな自然環境が今もなお現存しており、観光地としても栄えています。

日本の有名な銀山2:対馬銀山

対馬銀山

対馬銀山は、長崎県対馬市にあった銀山遺跡です。日本最古の銀山という説があり、現在は跡地が残るのみとなっています。対馬銀山の歴史は古く、日本の歴史書である「日本書紀」には、674年に対馬国司が朝廷に銀を献上したことが記録されています。

また、中国の史書である「宋史」にも対馬銀山は登場します。その記述によると、対馬は白銀が採掘できる地域として有名だったようです。対馬銀山の存在は世界にも知られており、11世紀初頭には刀伊の入寇によって銀山も大きな被害を受けたようです。その後は、江戸時代に対馬藩が経営を再建し、途中で町人主体の経営へ移行するなど動きはあったものの、幕末には再び衰退し、明治時代以降はその活動はほとんど見られなくなりました。

日本の有名な銀山3:生野銀山

生野銀山

生野銀山は、兵庫県朝来市に位置する銀山で、石見銀山と同じく天領となった歴史があります。807年に初めて銀が発見され、1542年に本格的な採掘が始まりました。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の各時代に直轄地とされ、石見銀山や佐渡金山と並んで重要な財源となりました。江戸時代にはひと月で約562kgの銀を産出し、最盛期を迎えましたが、その後は銀の産出が衰退し、銅や錫の産出が増加しました。

生野銀山は、明治元年には日本初の政府直轄運営鉱山となり、近代化が進められた鉱山でもあります。1889年には皇室財産となり、1896年に三菱合資会社に払下げられました。しかし、その後も以前のような採掘は難しく、973年に資源減少により閉山しました。閉山後は周辺にテーマパークを開業するなど、三菱マテリアルが周辺の事業を継続しています。

日本の有名な銀山4:佐渡金山(佐渡金銀山)

佐渡金山

佐渡金山(佐渡金銀山)は、新潟県の佐渡島内にある鉱山の総称で、鶴子銀山や相川金銀山などがあります。江戸時代には金や銀の産出だけではなく、小判の製造までを行っていたのが特徴です。江戸幕府における長期の鎖国体制を支えた鉱山とも言われています。

江戸時代の中期以降は採掘量が減少していたものの、明治時代に入り機械化が進み、1940年ごろに最盛期を迎えます。その後、1989年に閉山となるまで採掘が続けられました。現在は、石見銀山と同様に世界遺産登録を目指し、多くの方が尽力しています。

日本の有名な銀山5:延沢銀山

延沢銀山

延沢銀山は、山形県尾花沢市に位置する銀山です。室町時代中期の1456年に銀が発見され、本格的な採掘がスタートしました。室町時代の末期には周辺に延沢城が築城され、銀算出の一大地域として栄え始めます。江戸時代に入ると、幕領となったこともあり採掘量がさらに増え、最盛期には石見銀山と生野銀山と並んで日本三大銀山と呼ばれるようになりました。その後は採掘量が徐々に減少し、延沢銀山は閉山してしまうものの、同時期に温泉が発見され、閉山後は温泉地としても人気になりました。

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水野 崇さん
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講師、取材協力など多方面で活躍する独立系ファイナンシャルプランナー。大学や事業法人で講師を務め「金融リテラシー講義」を毎週行う学校法人専門学校非常勤講師。

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