世界最大のダイヤ原石ランキングTOP3|価格はいくら?
世界一の輝きを持つダイヤモンドは世界中の女性の憧れの宝石でもあります。またダイヤモンドはモース硬度が10と高く、世界一硬い鉱石としても知られ、その硬さから宇宙開発などの部品にも使われています。
近年はダイヤモンドの鉱山の閉山など年々希少価値が高くなっているダイヤの原石ですが、今回は世界最大のダイヤの原石の大きさやその価値についてご紹介していきます。
ダイヤモンドの原石とは?
宝石としてよく見るダイヤモンドの原石ですが、もともとは炭素からできていることをご存知でしょうか。その炭素が何十億年という年月をかけて高温・高圧に晒され生成されたものがダイヤモンドであり、1つのダイヤの原石が出来上がるまでには気の遠くなるほどの長い時間がかけられています。
最も古いダイヤモンドは約45億年前にできたものといわれており、紀元前7世紀ごろにはすでに人間の手に渡っていましたが、当時はダイヤモンドの原石を磨く技術がなかったためにその硬さからギリシャ語で「アダマス(無敵)」と名付けられ、それが「ダイヤモンド」という名前の由来となったといわれています。
ダイヤの原石の色
宝石のダイヤは無色透明の輝きを持ちますが、加工前のダイヤの原石は黄色味を帯びた無色になります。しかしダイヤモンドにも赤色や青色など色のついたものがあります。これらは「ファンシーカラーダイヤ」とも呼ばれ、通常のダイヤモンドよりも価値が高くなる場合もあります。ダイヤモンドの原石は硬度が高いため、ダイヤモンドを使って削ることで宝石本来の美しい透明の輝きを出すことができます。
ダイヤの原石の形
ダイヤの原石は正八面体を基本構造とした結晶となっており、結晶同士の結びつきが強いことから最大の硬度となっています。
ダイヤモンドを宝石にするときによく使われる「ラウンド・ブリリアント・カット」はダイヤの原石の特徴を利用して生まれています。
世界最大のダイヤ原石ランキングTOP3
ダイヤモンドはもともとインドで発見されたとされ、当時は「インド石」とも呼ばれており、インドでしか発掘されないものとされていました。
しかし、18世紀ごろにブラジルや南アフリカなどでも発掘され、ロシアやボツワナ、オーストラリアなど産出量は異なるものの世界中でダイヤの原石が見つかっています。
では、世界最大のダイヤの原石はどんなサイズなのでしょうか?
第1位:カリナンダイヤモンド
世界最大のダイヤの原石は1905年に南アフリカにあるカリナン鉱山で見つかった「カリナンダイヤモンド」です。
3106.75カラット(621.35g)という大きさのダイヤモンドで現在の価値に換算すると約2000億円の価格になります。
カリナン鉱山を所有していたトーマス・カリナンは南アフリカのトランスヴァル政府に売却し、その後、カリナンダイヤモンドはイギリス国王エドワード7世に献上されました。エドワード7世はこのダイヤの原石を大きな9つの宝石と小さな96個の宝石にカットし、大きい9つの宝石は、カリナンI世〜Ⅸ世と名付けられ、英国王室に保管されています。2022年9月14日にエリザベス女王の棺の上にもカリナンⅡ世が置かれました。
第2位:セヴェロダイヤモンド
2019年4月にボツワナ共和国で採掘されたダイヤモンドで大きさは1,758カラットになり、テニスボールほどの大きさになっています。
ルカラ・ダイヤモンド社が採掘に成功し、同社は2015年には「レセディ・ラ・ロナ」と呼ばれる1,109カラットのダイヤの原石も採掘しています。「レセディ・ラ・ロナ」は5300万ドル(約58億4000万円)で取引されました。「セヴェロダイヤモンド」は現在はルカラ・ダイヤモンド社からルイヴィトンのジュエリーコレクションとなっています。
第3位:デブスワナダイヤモンド
2020年6月16日にボツワナ共和国で現地のダイヤモンド企業デブスワナが1,098カラットのダイヤの原石を採掘しました。
ダイヤモンドの採掘鉱山が産出量の低下から閉山される中、ダイヤモンドの大きさ上位10個のうち6個がボツワナから採掘されたことにより、巨大ダイヤモンド生産国としてボツワナが他を圧倒している状態になっています。
まとめ:不要なダイヤモンドは買取へ
今回は世界最大のダイヤの原石をランキング形式でご紹介していきました。
天然のダイヤモンドは年々産出量が減っていますが、第2位・第3位を見てみるとどちらも最近の出来事になっていることは嬉しいニュースといえるでしょう。
希少価値の高いダイヤモンドは中古市場でも需要が高く、高価で買取も期待できます。
「なんぼや」ではダイヤモンドの高価買取を実施しています。不要なダイヤモンドジュエリーなどをご所有の方は一度査定にぜひお越しくださいませ。