タンザナイトの意味や効果を解説!名付け親はティファニー社長?
青い輝きが美しいタンザナイト。実は発見されたのは近年のことであり、そこまで歴史は深くありません。しかし、短い月日であったとしても多くの人を魅了してきたのは事実です。そこでこちらでは、タンザナイトの概要や歴史、意味、効果について詳しく解説します。
タンザナイトとは?
タンザナイト(正式名称:ブルーゾイサイト)は、20世紀で2番目に発見された新種の宝石です。パワーストーンのなかでは比較的歴史の浅い石とも言えるでしょう。
青から紫色が混じり合った多色性があり、見る角度によってさらに独特の色相を楽しませてくれます。また、太陽の下では透明感のある群青色、白熱灯の下ではムーディーな紫色など、その変化を楽しむのもオーナーの楽しみです。
その他、バイカラータンザナイトの場合は青だけでなく緑や赤、黄色といった発色をするものも。結晶ごとに個性が異なり、同じバイカラーのものはほぼないそうです。
ティファニー社長が「タンザナイト」と命名
タンザナイトは1967年にアフリカのタンザニア北部にあるメレラニ鉱山で発見されました。正式名称はブルーゾイサイトですが、響きが良くないということで別名が付けられます。この名付け親は、高級ブランドで知られるティファニーの社長、プラット氏でした。産地であるタンザニアにちなみ、タンザナイトという名称を思いついたと言われています。また、タンザナイトの青紫色とキリマンジャロの夕焼けを重ね合わせた、という説もあります。
群青の美しい色合いに魅了されたプラット氏は、早速ティファニーのジュエリーにタンザナイトを採用。世界中に、その美しさが伝わることになります。
タンザナイトが怖いと言われるのはなぜ?
ヨーロッパの古代ケルト民族は、霊力を与える儀式にタンザナイトを用いていたのだとか。そのほかにも、不老長寿の呪物として使われていたこともあるのだとか。こうしたスピリチュアルなイメージから、タンザナイトを怖いと感じる人もいるようです。
とはいえ、こうした言い伝えがあるのは、それだけタンザナイトに力がある証拠とも言えるでしょう。次からは、タンザナイトのより深い意味について見ていきます。
タンザナイトの意味は?
タンザナイトは12月の誕生石に選定されています。これは、ターコイズとジルコンと同じです。
また、タンザナイトの宝石言葉は「神秘」「冷静」「誇り高い」など。見た目からイメージできるように、気持ちを落ち着かせたいときや、冷静に判断をしたいときなどに役立つ宝石として信じられてきました。
精神を落ち着かせてくれるタンザナイトの効果
タンザナイトには精神を安定させる効果があります。結果、周りの人々との間に調和が生まれ、スムーズな人間関係を作るのに役立つと言われています。
また、ストレスや緊張を軽減してくれる効果があるとされており、正しい方向へ導いてくれるとも言われています。とくに、人生の転機や重要な決断を行う際、新しいことをはじめたときなどには、頼れるサポーターになってくれると言います。
タンザナイトは着ける人を選ぶ
タンザナイトは、感受性が強すぎる人や霊媒体質の人には刺激が強すぎるということで避けられるケースがあるそうです。これは、霊的エネルギーを急激に体内へ取り込むことで、精神が不安定になるからだとか。このように、タンザナイトはそのパワーの強さゆえに、万人が着けられる宝石ではないとも言われています。
タンザナイトの美しさは実際に見てみるのが一番です。ジュエリーショップなどで見つけた場合は、ぜひさまざまな角度からタンザナイトを眺めてみてください。