宝石買取で「石のみ」を依頼する場合…査定のポイントを紹介
宝石を手に入れる際は、ジュエリーやアクセサリーの形で購入する方も多いことでしょう。
しかし使っていくうちに、宝石だけが金属の土台部分から外れ落ちてしまうケースがあります。
宝石が石のみになってしまったとき、これまでのように「身につける」ことは難しくなってしまいます。「もう使えないものだから」と買取を検討する方も多いことでしょう。
宝石の石のみを買取してもらうことはできるのか、査定金額について覚えておきたいポイントを解説します。
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宝石買取 石のみでも買取してくれるお店はある
宝石買取と言えば、ジュエリーやアクセサリーという形で持ち込むスタイルが一般的です。買い取ったアイテムは、お店側がメンテナンスを施した上で、別のお客さまへと売却されます。
アクセサリーやジュエリーから宝石が外れてしまった場合、宝飾品としての価値はなくなってしまいます。
だからこそ気になるのが、「石のみの状態でも買取してもらうことができるのかどうか」という点です。
結論から言いますと、石のみでも買取に応じてくれるお店は数多くあります。
宝石の中でもダイヤモンドは、「4C」という評価基準があるので価値を明確につけやすいです。一方、色石は評価基準が曖昧なものが多く査定額が低くなりやすい傾向があります。
しかしながら、特に高値が付きやすい色石もあります。たとえば、コロンビアで産出されたエメラルドは品質の高さが認められているため、高値が付きやすいです。また、ルビーなどのように赤色の宝石も人気が高いです。その中でも、赤色の濃さから「ピジョンブラッド」と呼ばれるビルマ産のルビーであれば、高値での取引が期待できます。
また、金属から外れてしまったダイヤモンドや色石も、別の金属の土台を用意してセッティングすれば新たなジュエリーへと生まれ変わります。宝石の買取専門店では、様々な形の宝石を買取、商品として再加工して販売しています。
石のみの状態になったとしても、宝石の価値がゼロになることはありません。
「なんぼや」の宝石買取実績や買取相場はこちら
ダイヤモンドだけでなく色石もOK
石のみの買取では、ダイヤモンドだけではなく、各種色石も買取の対象となります。ここからは、色石の買取について詳しく紹介します。
高価買取が期待できる色石
・ルビー
・エメラルド
・サファイア
・タンザナイト
・アレキサンドライト
・トルマリン
・ガーネット
・オパール
なかでも、ブラジル、バライバ州で摂れる「バライバトルマリン」は幻のカラーストーンと呼ばれ、ダイヤモンドよりも価値が高いと言われています。ほかにも、昼と夜で色が変わる変色特性を持つ「アレキサンドライト」や「20世紀の宝石」と謳われるタンザナイトなどは、ダイヤモンドよりも希少性が高いです。そのため、高値での買取が期待できます。
色石の鑑定実績の高いお店を選ぼう
色石の場合は、ダイヤモンドよりも鑑定の基準が曖昧で、低い査定金額しか出ないケースも少なくありません。前述した通り、ダイヤモンドは4Cと呼ばれる明確な評価基準があります。4Cとは、重さ・研磨状態・色・透明度を指します。優れた剛性を持つダイヤモンドは金と同様に資産価値がなくなることはありません。一方、色石は、人工的に着色されたものも多く存在するなど正確な価値を見出すのが難しい傾向があります。
色石の石のみでの持ち込みに対して、査定基準や金額の目安をはっきりと提示してくれている店舗であれば、安心してお任せできます。
自分が所有している色石のルースが、いったいどれぐらいの価格になりそうかを知るためのヒントにもなりますから、ぜひ活用してみてください。
宝石買取 ジュエリーよりも査定金額は低くなりがち
石のみでの買取は査定額が低い傾向にある
宝石の石のみで買取をしてもらう場合、ジュエリーよりも査定金額は低くなる傾向があります。。ここには、以下のような理由があります。
ジュエリーの場合
ジュエリーの場合、査定には宝石の価値に加え土台である金属の価値が加わります。ジュエリーには金やプラチナといった貴金属が使われているものが大半です。こうした貴金属は、査定時には重要な意味を持ちます。金やプラチナの価値は高く、比較的安定した相場で取引されていることから、高値での買取が期待できます。
さらに、有名ブランドジュエリーの場合には、ブランドの価値も加味されより高値がつく場合があります。ブランド買取や貴金属買取に特化した買取店の場合はより高い査定額を期待できます。
石のみ(ルース)の場合
ジュエリー用に加工された石は「ルース」や「裸石」と呼ばれます。石のみの宝石を査定した場合にはジュエリーのように高値での買取に繋がるプラス要素がなく、宝石そのものの価値のみが価格に反映されます。そのため、ジュエリーに比べると査定額も当然低くなります。
なお、買い取った石を再度販売するためには加工コストがかかるため、石のみの買取に対応していない業者も少なくありません。石のみの査定は豊富な知識と技術が求められるため、技術的な問題から対応していない買取店もあります。
原石の買取も可能
加工されていない原石の買取を行っている業者もあります。しかしながら、原石の買取には石のみの買取と同様に、正しい価値を見定める高い専門性、コストをカバーできる再販ルートが必要です。そのため、店舗によっては対応していないことがあります。
宝石は、原石を研磨し加工することで初めて宝石としての価値を持ちます。研磨されていない原石は、内包物や亀裂を確認することが難しいため、査定額が低くなりやすい傾向にあります。そのため、原石を高く売るためには買取業者選びが重要となります。自社工房を持っているなど、加工して販売する設備が整っている買取業者は、高く買取ってくれる場合があります。そのような買取店は、事前にウェブサイトなどで確認することができます。
宝石が外れた土台を持ち込むのもオススメ
宝石がジュエリーから外れて「石のみ」になってしまった場合、宝石と一緒に土台の金属部分を持ち込むのもオススメの方法です。
宝石がとれ、ジュエリーとしての価値がなくなっても、金属としての価値は失われません。
デザインやブランドによるプラスアルファは期待できませんが、金属の買取査定金額がプラスされます。金だと「K」プラチナだと「P」など刻印が掘られているため、事前に確認してみましょう。
宝石買取 宝石の価値を証明できる書類を持参しよう
石のみで買取査定を受ける場合、どれだけその石の品質を証明できるかがカギとなります。そのためには、鑑定書や鑑別書を用意しておきましょう。鑑定書はダイヤモンドのみに発行されるものです。鑑別書はすべての宝石に対して発行される証明書を指します。石の構造や成分などの分析結果、天然石であればそれがどこから産出されたものなのかなど、さまざまな項目を確認することができるため、宝石の価値を証明できます。
これらの書類は、宝石の専門機関がその品質をチェックして発行するものです。通常は購入時にセットになっているケースがほとんどです。
紛失してしまった場合にも、自分自身で手配することで再発行が可能となります。石のみで高価買取を目指すのであれば、非常に重要な意味を持つ書類ですから、できる限り用意しておくのがオススメです。
宝石買取まとめ
宝石買取で迷いがちなポイントの1つですが、石のみの状態でも買取してもらうことは可能です。ダイヤモンドだけではなく、色石に対応するお店も多いですから一度チェックしてみると良いでしょう。
とはいえ、ジュエリーと比較すると値段がつく部分やプラスアルファの要素が少ないため、査定金額は低くなってしまいがちです。
石のみの状態でも自信を持って買取してくれるお店を選ぶほか、宝石の品質を客観的に証明できるような書類を用意することも忘れないでください。
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