モアサナイトの魅力とは?特徴やお手入れの方法、選び方のポイントを解説!
モアサナイトは、力強いきらめきが特徴の宝石です。見た目はダイヤモンドに似ていますが、構成されている物質は異なります。ネックレスやリング、イヤリングなど、多彩なアクセサリーに採用される宝石です。
人工的に製造されることから、地球を傷つけることなく、紛争の種にもならないエシカルな宝石としても人気を集めています。今回は、モアサナイトの情報をご紹介していきます。
モアサナイトの特徴や由来、魅力とは?
モアサナイトの特徴や由来、魅力とは?
モアサナイトは、宇宙から飛来した隕石の中に混じっていた鉱物です。1893年、アメリカ・アリゾナ州のバリンジャー・クレーターに落下した隕石の調査中に発見されました。発見者であるアンリ・モアッサンの名前を取って、モアサナイトと名付けられました。
モアサナイトは、炭化ケイ素という成分で構成されており、ダイヤモンドと同じ炭素成分を含んでいることが特徴です。ただ、天然モアサナイトが地球上で自然につくられることはほとんどありません。なぜ?天然もののほとんどは、隕石の中から発見されます。市場に流通しているモアサナイトは、人工的に生み出されたものです。 関連記事合成・人工ダイヤモンドはどんな石?天然石との違いと歴史、特徴まとめ
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また、モアサナイトは、見た目が似ていることから合成ダイヤモンドの一種と捉えられることもありますが、厳密には異なる鉱物です。偽物のダイヤモンドと評する方もいますが、それぞれ別の宝石であるという認識が適切でしょう。
モアサナイトの魅力
モアサナイトは、大変強い輝きを放つことが魅力です。ファイアやブリリアンスなどの数値も、ダイヤモンドを上回る値が測定されています。ファイアとは、光の分散度のこと。モアサナイトは、ダイヤモンドと比較して約2.5倍のきらめきを放つとされています。ブリリアンスは光の屈折率のことです。輝きの強さを表す数値で、ダイヤモンドは約2.42、モアサナイトは2.65程度となります。
また、モアサナイトの硬度(モース)は9.5で、宝石のなかでは非常に高い数値を持ちます。熱に対する耐久性も、ダイヤモンドより上です。靭性にも優れており、耐久性が高いことから、さまざまなアクセサリーに適しています。
モアサナイトジュエリーのお手入れ方法
モアサナイトは親油性が低く、ダイヤモンドよりも油脂を吸着しにくい性質を持ちます。皮脂汚れがつきにくいため、お手入れの頻度は少なく済むかもしれません。それでも、丁寧に取り扱い、汚れが付着しないように気をつけることが大切です。水に濡れるのはなるべく避け、できるだけ素手で触れないように配慮しましょう。ジュエリーを着用した後は柔らかい布などで軽く拭き取り、一つひとつ分けて保管します。通気性が良く、日の当たらないところで管理することがおすすめです。
モアサナイトの価値とは?
モアナサイトは、天然ダイヤモンドよりも低価格で入手できる点が魅力です。同じカラット数であれば、10分の1程度の値段で購入できることもあります。
また、入手性が高いことに加えて、人工宝石のため品質が安定しているのも特徴です。傷や衝撃にも強いことから、さまざまな場面で使用されます。普段使い用のアクセサリーや結婚指輪、パーティー用のジュエリーなど、どんなシーンにも安心して身につけられるでしょう。
さらに、モアサナイトは工業的に製造されるため、採掘によって地球環境に大きな影響を与えることはありません。採掘に伴う危険な作業がなくなり、鉱山で働く人々の負担も減らせます。サステナビリティでエシカルな宝石がお手頃価格で買えるのは、モアサナイトの大きな強みといえるでしょう。
モアサナイトジュエリーの選び方
モアサナイトはダイヤモンモンドに劣らない輝きを持ちながら、入手性に優れていることもあり、さまざまなジュエリーに使用されています。具体的には、指輪やイヤリング、ネックレス、ブレスレットなどが人気です。そこで続いては、モアサナイトジュエリーを選ぶ際のポイントをお伝えします。
4Cの評価
モアサナイトにもダイヤモンドと同様に、「4C」と呼ばれるグレードがあります。4Cは、「カラー(色)」「クラリティ(透明度)」「カラッと(重さ)」「カット(研磨)」の4つのCから始まる単語の総称です。特に、カラーとクラリティは評価の幅が大きく、これらのグレードによって価値が大きく変わる可能性があります。そのため、モアサナイトのジュエリーを購入する場合は、カラーやクラリティが明記されているか、または簡単に見つけられるかなどの点を確認することが大切です。 関連記事ダイヤモンドのグレード「4C」の調べ方
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品質保証書の有無
モアサナイトに限らず、ブランドジュエリーを購入する場合は、品質保証書があることを確認しましょう。品質保証書は、販売店が製品の品質を保証している旨を示す書類です。ジュエリーは一定数偽物も流通しているため、品質保証書が付いていることで本物であることを証明できます。使わなくなり、買取店に査定に出す場合も、品質保証書があると査定額のアップが期待できます。品質保証書がない場合は、買取不可となるケースもあります。
宝石部分以外の意匠
モアサナイトジュエリーを選ぶ場合は、宝石部分以外の意匠もチェックしましょう。ジュエリーの高級感や美しさは、宝石の質だけではなく、細かな部分の意匠にも影響を受けます。目に見えにくい部分までこだわっているジュエリーを選ぶことで、長く愛着を持って使い続けられます。
モアサナイトジュエリーの人気ブランド
日本では「Brillar(ブリジャール)」「GYPPHY(ジプフィー)」「BELLE AMOUR(ベルアムール)」などのブランドがモアサナイトジュエリーを取り扱っています。以下でそれぞれの特徴を簡単にご紹介します。
Brillar(ブリジャール)
Brillarは、モアサナイトジュエリーを専門に手がけるブランドです。リングやピアス、ネックレス、ブレスレットなど幅広い商品を取り揃えており、ブライダルシーンでも人気のジュエリーブランドです。Brillarのジュエリーコレクションは、シンプルなデザインからラグジュアリーなものまで種類が豊富なため、お客様の好みやファッションに合わせて選択しやすいのが魅力です。
GYPPHY(ジプフィー)
エシカルジュエリーブランドとして知られるGYPPHYは、モアサナイトを使用した高品質なジュエリーを数多く提供しています。「エシカル」や「サステナビリティ」をテーマにしており、人や社会に優しいジュエリーブランドです。定番のデザインはもちろん、個性的でエッジの効いたデザインのジュエリーも展開しているため、「人と被りたくない」という方にもおすすめです。
BELLE AMOUR(ベルアムール)
BELLE AMOURは、モアサナイト専門のジュエリーショップです。すべてのジュエリーを自社独自のデザインで作り上げており、丁寧でハイクオリティーな仕上がりが多くの方に支持されています。また、高品質ながらリーズナブルな価格のジュエリーも多く、手に取りやすいこともBELLE AMOUの魅力です。
まとめ
モアサナイトはダイヤモンドにも負けない美しさを持つうえ、丈夫なため、普段使いのアクセサリーにも向いている宝石です。SDGsの観点からも人気が高まっていくことが予想されます。
現在、宝石の需要は上昇する傾向にあり、相場も高くなっています。お持ちの宝石が高額で売れる可能性もあるでしょう。ただ、最新の相場を知らない買取業者へ依頼すると、適正価格よりも低い金額で買い取られてしまうかもしれません。
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