エメラルドの意味とは?身に着けるときに知っておきたい効果や運気
ダイヤモンド・サファイア・ルビーと並ぶ世界四大宝石のひとつとして知られる「エメラルド」。青みがかった鮮やかな緑色が特徴で、その美しさは古代からさまざまな人々を魅了してきました。
メソポタミア神話に登場する愛と美の女神「イシュタル」に捧げる宝石と呼ばれ、クレオパトラは、エメラルドが採掘される鉱山を所有し自分の名前を付けたほどでした。
エメラルドとは?
深みのある緑色が特徴のエメラルド。歴史は深く、紀元前1700年代にはエジプトで採鉱されていたと考えられています。現在はコロンビアが最大の産出国として知られています。
5月の誕生石のほか、55周年の結婚記念日を「エメラルド婚式」と呼ぶことから、現代人にとっても馴染み深い宝石のひとつです。
いくつもあるエメラルドの石言葉とその意味
エメラルドには「幸」「愛」「癒し」「知性・未来」といった石言葉があります。それぞれの意味について解説します。
「幸」
エメラルドは「幸福」「喜び」などの意味を持ちます。エメラルド婚式にその名がつけられたように、幸せな結婚のお守りとしても知られ、持ち主に幸せをもたらすとされています。
「愛」
「愛情」や「愛の成就」と言った意味を持つため「愛の石」とも謡われるエメラルド。愛する人と結ばれるパワーを持つと考えられています。また、恋愛運を高めるパワーストーンとしても有名です。
「癒し」
瑞々しい木々や若葉を連想させる優しい緑色は、自然のエネルギーを持つと考えられています。エメラルドは「精神の安定」という意味を持ち、心身のバランスを安定させてくれる働きがあります。さらに、健康に導く力があると伝えられており、古代では薬として用いられていたほどヒーリングストーンとしても有名です。
「知性・未来」
エメラルドには、「先見の明」や「明晰さ」など、未来を見通す力を持ち、知性や叡智のパワーがあるとされています。また「希望」や「新たな始まり」と言った明るい未来を象徴する意味も持ちます。
エメラルドに込められたスピリチュアルの意味や効果は?
パワーストーンとしても人気のエメラルドには、スピリチュアルな意味も多くこめられています。身に着けた際の効果なども踏まえてご紹介します。
真実を見抜く力
古代インカ族は500年もの間、宗教儀式にエメラルドを使用していたと考えられています。「エメラルド」を舌の下に置くと、未来を垣間見ることができるという伝説もありました。そのため、エメラルドは隠された真実を暴き、悪意を持って近づいてきた人を石の色を変えることで知らせていたとされています。
また「魔女はエメラルドのあるところには近づかない」と言われるほど、魔除けの効果も信じられていました。邪気を払い物事をいい方向に進むよう促し、人生にポジティブなエネルギーを与えてくれます。
自信を与える
愛情のイメージが強い「エメラルド」ですが、英知の象徴としても有名です。身に着けることで、思考力や判断力をサポートし、英知を授けてくれます。また、精神を安定させてくれる力も持つため、仕事などで自信を持ちたい方のお守りとしても高い人気を誇ります。そのほか、春の柳と同じ波動を持つため、新しく何かを始める際の強い味方になってくれます。
エメラルドを身に着ける際の注意点
誕生石以外にも、さまざまな意味を持つパワーストーンでもある「エメラルド」。ただし、ネックレスなどアクセサリーとして身に着ける際には注意する点がいくつかあります。
天然のエメラルドの内部には傷のような内包物(インクルージョン)が多いため、樹脂やオイルに浸す処理を行い、内包物を見えにくく、割れにくい構造としています。そのため、水やお湯につけることや、乾燥する場所に保管することは避けてください。内包物に浸したオイルが溶けて蒸発したり、変色したりする恐れがあります。また、強い力が加わると破損の恐れがあるため、就寝時やスポーツ時は外すようにしてください。
お手入れする際は、柔らかい布で拭いて表面の汚れを落としましょう。大切にケアすることで、美しい輝きを保ったままエメラルドの美しさを長く楽しめます。