ダイヤモンドのサイズ選びで失敗しない方法
ダイヤモンドのサイズ選びで失敗する要因とは何でしょうか？
絶対に失敗したくないシーンの筆頭としては、婚約指輪としてのダイヤモンドが挙げられますが、その他にも自分へのご褒美のダイヤモンド選びなど、様々なシーンが考えられます。
今回は、婚約シーンでのダイヤモンド選びを中心に、どんなシーンにおいても失敗しないダイヤモンドの選び方に関してレクチャーします。
ダイヤモンドのサイズ選び ダイヤモンドを選ぶ前に
ダイヤモンドの選び方ですが、使用するシーンや考え方の違い、また予算などの関係もあり、その方法も千差万別だと思います。
しかし、どんな場合でも共通して考えておきたい選び方というものがあるのです。
自分が、何を基準にダイヤモンドを選びたいのかを明確にしておくことは、失敗しない選び方の基本です。
次章では、いくつかの基準を説明しますので、自分に合うタイプを見つけましょう。
ダイヤモンドのサイズ選び ダイヤモンドを選ぶときのタイプ別基準
見栄え優先
見栄え優先というと聞こえは悪いですが、限られた予算の中で“装飾品”としてダイヤモンドを楽しむことも、おしゃれの1つです。
この場合に優先されるのは、ダイヤモンドの大きさです。
輝きは、カットに左右されることが多いのですが、見比べてみるシーンがあるのならともかく、単体ではよほどの目利きでない限り、大きな違いは分かりません。
宝飾店に行きますと、やはりグレードの高いダイヤモンドが美しく見えますが、見栄え優先の場合には、まずは予算内で購入できる最も大きなダイヤモンドの中から、気に入ったデザインのものを選び、それを単体で身につけてみて自分の中で評価すると良いでしょう。
ただし、1カラット以上のダイヤモンドになりますと、肉眼でも色（カラー）や透明度（クラリティー／キズや内包物等の程度）の差のわかるものがあります。ここをどう捉えるかは、ある程度考えてから来店しますと、店舗で長時間悩むといったことにならずに済むでしょう。
品位優先
品位優先の場合には、ダイヤモンドの国際的品質基準である「4C＝Carat（重さ）、Clarity (透明度)、 Color（色）、Cut（研磨）」でのグレーディング・レポート（鑑定書）を参考に、大きさにはとらわれずに、予算内で入手できるダイヤモンドの品質や輝きを優先するか、使用シーンに見合った品位ある大きさを選ぶかの2パータンに分かれます。
例えば、普段使いで使用したい場合、あまりにも大きなダイヤモンドをしていますと、品位がないと見られてしまいます。
婚約指輪を選ぶときも、最近では結婚後にリフォーム等をして普段使いにすることも視野に入れて、0.3～0.6ct（カラット）前後で選ぶことが多くなっています。
しかし、パーティーなどで身につけたい、富裕層である等、必ずしも、このカラット数が品位を保つ基準になるわけではありません。
自分の置かれている環境での、T.P.Oに合わせた大きさの基準を、あらかじめ調べてから選ぶと良いでしょう。
ダイヤモンドのサイズ選び 婚約指輪でのサイズ選び
婚約指輪の平均購入額はどの程度？
婚約指輪といえば、ダイヤモンドの指輪が主流です。
給料の3か月分が相場と言われた時代もありますが、近年は、平均で40万円弱というデータに落ち着いています。もちろん、これは平均ですので、10万円代の場合もあれば、100万円以上のこともあります。
結婚は2人のことですので、2人が納得のいくものを選べれば、それが1番です。
では、予算内でどのように選べば失敗しないのでしょうか。
ブランドとノーブランド
婚約指輪には、一流ブランド品とノーブランドの商品があり、言うまでもなく、同じような品質であるならばノーブランド品の方が安く購入できます。
ダイヤモンドの品質（4C）だけを基準に選ぶなら、同じ資金であればノーブランド品の中から選ぶ方が良いということです。
しかし、ブランド品は、女性にとっては特別な意味を感じることが多いのも事実です。
一定の品質以上のダイヤモンドが使用されているという安心感、ブランド品としての付加価値などのメリットがあり、もし売却（買取など）することになったときにも、高額査定になりやすいのはブランド品の方です。
ダイヤモンドのサイズ選びはどうする？
予算ありきの場合、必然的にブランド品にするかノーブランド品にするかでおおよそのサイズは決まってきます。
品質重視かブランド重視かは、女性によっても意見が分かれますので、一概にどれが良いとは言えません。
指輪のデザインの好みもありますので、できれば2人で選べると良いのですが、サプライズなどを計画している場合には、ふだんからお相手のモノ選びの傾向を見ておくことも大切です。
ただ、あまり小さなものは、婚約指輪として人気がないことも確かです。
一粒石の場合には、できれば0.3ct以上のものを選ぶと良いでしょう。
ダイヤモンドのサイズ選び おわりに
ダイヤモンドのサイズ選びで失敗する要因は、購入する時点で、どのような目的でダイヤモンドを使用することが多いかなどを考えることなく、ただ漠然と「ダイヤモンドが欲しい」という気持ちで購入してしまうことにあると思います。
自身が使用する場合もプレゼントする場合も、使用シーンを想像することで、そのサイズや品質等に関して、どの程度が最適か見えてくると思います。
初めての購入でよく分からない場合などは、ショップで質問してみても良いでしょう。ダイヤモンドのことを熟知している店員のいるお店なら、丁寧に応えてくれるはずです。
高額なお買い物になりますので、一度で決める必要もありません。
納得のいくダイヤモンドを、安心できるお店でぜひ購入されることを願っています。
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