2024年 7月
プラチナ相場の過去推移

2024年 7月プラチナ相場の価格推移グラフ

基準指数(円)

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2024年 7月プラチナ相場の価格推移

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2024年 7月プラチナ相場の価格推移表

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2024年 7月プラチナ相場に対する考察

2024年7月期のプラチナはインゴットベースで月始めの5,570円台からスタートした。月前半はプラチナに特徴的な「高いボラティリティ」が顔を見せる。1日に50円、時に100円を超える上下も珍しくは無いが、7月前半は1日(月)に1円のプラス、4日(木)には19円のプラス」と、プラチナらしくない価格推移が続いた。この背景は調整局面の強さによるものと考えられる。プラチナが更に伸びるという投資家と、そろそろ上限だから確定売りを、という投資家がどちらも存在する。両者が売買と値付けを経てせめぎ合っている構図だ。従来プラチナは同じコモディティの金に影響されるが、2024年夏からプラチナが金と異なる動きをする場合も多く、「適切な評価」がポジションによって変わるためと推測される。月中盤から日本の中央銀行である日本銀行の動きが活発化する。11日夜になってドル円161円近辺を推移していた為替が急騰、一時157円まで進行した。翌12日になって、各メディアが為替介入を報じた。極端な円高の場合、ドル安はプラチナのアメリカ相場での需要が下がるとして下落要因になるが、反対に乱相場を嫌って、株式への資金がコモディティに流入することで、上昇要因になる可能性もある。また日本時間7月22日の朝になり、現職のバイデン大統領が次期大統領選から撤退するというニュースが世界を駆け巡った。副大統領のカマラ・ハリス氏が事実上の後継に落ち着いたが、このような突発的な速報もプラチナの価格に影響するため、留意したい。本来は大統領選挙年の7月前後になると経済論争が活発化するが、今年は交代劇もあったため遅れている。8月以後、経済に限らず「大統領に当然したらこうする」が発信されていくことだろう。 7月の終わりとともに日本銀行が1999年以来の利上げに踏み切った。一時、日経平均が2000円下落するなど、金融相場に大きな影響を与えている。8月のプラチナはどこまで織り込み済みとして扱われるかは不透明だが、乱相場になる材料が揃ってきているといえるだろう。