2024年
4月22日週
プラチナ相場の過去推移

2024年 4月 22日週 プラチナ相場の価格推移グラフ

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2024年 4月 22日週 プラチナ相場の価格推移

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2024年 4月 22日週 プラチナ相場の価格推移表

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2024年 4月22日週 プラチナ相場に対する考察

2024年4月22日〜4月26日週のプラチナは先週までの下落傾向が止まらず、23日(火)に5,000円台を割り込む。25日(木)には週底値となる4,905円を記録した。その後は木金と回復基調となり、再度5,000円台に接近した段階で連休を迎える推移となった。世界的な株高と、著しいドル高円安の為替相場が影響していると考えられる。 円安はプラチナの価格決定にどれだけ影響があるのだろうか。プラチナの価格がどのように決まっているか可視化されているものではないが、同じコモディティの金ほど為替の影響は受けないだろう。 一方で製造業や半導体など、実業のうえでプラチナのニーズが高いと、インゴットの価格が上がる傾向がある。為替における評価と景気指標は100%イコールではないが、景気が良いとプラチナの価格が上がりやすいのは間違いない(株高の場合、投資資金がプラチナから株式に移行するという複雑な特徴もあるが)。景気は国によっても違うことが多い。ではプラチナの価格を決めるのはどこの国かという仮説が必要だが、GDP(国内総生産)上位のアメリカ・中国の影響力が強く、補完的な立ち位置で日本を含めたほかの国である可能性は高い。つまりアメリカや中国のベンチマークとなる消費者指数が良いとプラチナの価格は上がる。 そのうえで、ドル高円安の現状だ。物価指数と同じ考え方とすると、ドル高はアメリカドルの価値が上がるため、プラチナにとっては上昇要因といえる。ただ、繰り返しになるがドル高でプラチナへの投資資金が株式へ流出する要素もあるため、必ずドル高=プラチナ価格上昇とならないところは留意したい。このあたりはプラチナの持つセンシティブな部分といえる。 4月29日、ドル円は160円を超えたあと、一気に155円まで回復した。正式なコメントが無いため実態は不明だが、日本の中央銀行である日銀から為替介入が行われたと見られる(4月30日9時の執筆時時点)。日本はゴールデンウィークに入るが、数日はそれぞれの市場が動く平日がある。プラチナの日次と合わせて相場の動きに注視したい。

専門家コメント・考察コメント作成

工藤崇
工藤崇
(AFP/証券外務員Ⅱ種)

北海学園大学法学部卒業後上京。不動産会社・建築会社を経てFP事務所を設立し、代表に就任。FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取得しながら、Fintech関連業務に参画。

2024年 4月 週別 プラチナ相場の価格推移

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