2024年
10月14日週
プラチナ相場の過去推移

2024年 10月 14日週プラチナ相場の価格推移グラフ

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2024年 10月 14日週プラチナ相場の価格推移

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2024年 10月 14日週プラチナ相場の価格推移表

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2024年 10月14日週プラチナ相場に対する考察

2024年10月14日〜10月18日週のプラチナは戦争リスクによる懸念からはじまった。日本は祝日だった10月14日に中国軍が四方から台湾を囲み、独立性の高い台湾内の機運に牽制をかける。中国の現習近平政権は台湾の（中国）統一をはっきりと述べており、戦争リスクが高いと相場が判断した。15日（火）のプラチナはインゴットで143円の大型上昇。金（+169円）ともども「有事の貴金属」という評価を再確認することになった。中国の名目はあくまで「演習」だが、数年前にウクライナに侵攻する前のロシアも国境付近での演習だっただけに、緊張感が高まった。数日後、中国軍は演習部隊の撤退を実行している。ひとまず戦争リスクが過ぎ去った形だ。翌16日（水）は半導体の落ち込みから69円の下落。今回の下落はオランダの半導体メーカーであるASML社の下落によるもので、一部で「ASMLショック」と名づけられた。1日にして主役が代わり、17日（木）は台湾のTSMC社にて実施される決算発表が注目される。同社の成長ビジョンによっては再び半導体が勢いづく一方、日本において大工場建設で知名度が高い同社の評価を「持ちあげすぎ」と見る投資家も多い。揉み合いのなかで同日は85円の上昇を記録した。半導体が投資相場のなかで存在感が高まる状況に比例して、「半導体の価格が動けばプラチナも直接的な影響を受ける」という因果関係も高まってきたように感じられる。翌18日（金）は20円の下落。発表されたTSMC社は好決算だった。また同日、エヌビディア社も最高値を記録する。本来は上昇一辺倒となる構図だが、ASMLショックで投資家が慎重となっており、限定的な下落になったと見られる。ただ次週以降はドル高円安が進んでいることからも、各社決算による調整局面も長くは続かないだろう。プラチナ価格の基本的な動向は上昇基調としつつ、各種リスクに備えていくことになると見られる。