2023年
金相場の過去推移

2023年 金相場の価格推移グラフ

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2023年 金相場の価格推移

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2023年 金相場の価格推移表

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2023年 金相場に対する考察

2023年の金相場価格は大きく上昇した一年になりました。ドル建て金相場は過去最高値となる2,000ドルを突破し、国内金価格は2023年12月4日に10,819円の過去最高値を記録しました。2023年12月末時点では10,366円です。 金相場は長期的な上昇トレンドを継続しており、20年以上前の2000年と比べ10倍以上に値上がりしました。金相場価格には各国の金融政策など様々な要因が影響します。2023年は米国の段階的な利上げが7月まで続き、日本のマイナス金利継続によって日米の金利差が大きく拡大しました。ドル円は2023年1月安値の127円台前半から11月高値の151円台後半まで急速に円安ドル高が進行し、国内金価格の急騰には為替の影響が大きかったことがうかがえます。 2023年12月に実施された米連邦公開市場委員会(FOMC)において、米国の中央銀行にあたるFRBは年3回の利下げ見通しを示しました。米国の利上げ打ち止め観測から市場は早期利下げ開始期待が広がる展開となり、米金利低下を織り込む動きで年末にかけてドル売りが優勢、ドル円は140円台後半で2023年の取引を終了しています。また、「有事の金」買いとも言われますが、2023年もロシアのウクライナ侵攻に終わりが見えず、地政学リスクが意識されるたびに「安全資産」として金が買われる場面がみられました。 2024年はFRBの金利引き下げが予想されています。また、世界的な選挙イヤーでもあり、最大の注目は「米大統領選挙」になるでしょう。2024年3月に各州予備選が集中する「スーパーチューズデー」が予定され、7月には共和党の候補が、8月には民主党の候補が決定し、11月5日の米大統領選「投票日」を迎えます。「もしトラ(もしもトランプ氏が当選したら)」といった表現を目にする機会も増えていますが、事前の候補者動向によっても市場に影響を与えることが予想されます。 このように、世界情勢不安は金の需要を高めます。ドル建て金相場は、2024年も下げづらい環境が続く見通しです。国内でもマイナス金利解除に向けた機運が高まっていますが、国内金価格はドル円相場の影響を受けますので、為替次第では再び最高値を更新する場面が見られるのではないでしょうか。

専門家コメント・考察コメント作成

水野崇
水野崇
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講演・講師、取材協力、テレビ出演など多方面で活躍する独立系FP。LEC専任講師(法人事業本部)。学校法人専門学校東京ビジネス・アカデミー非常勤講師。テレビ朝日『グッド!モーニング』、BSテレ東『マネーのまなび』などに出演。日本FP協会「2021年FP広報センター」スタッフ。

2023年 1月 週別 金相場の価格推移

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