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ルビーとダイヤモンドの特徴&買取評価比較

ルビーとダイヤモンドの特徴&買取評価比較

ルビーとダイヤモンド。ジュエリーとして1つの作品に使われることの多い宝石でもあります。この2つの宝石を比較することの意義はどこにあるのでしょうか?

「ルビーとダイヤモンド、どちらの宝石が買取で有利か」。今回の記事では、これが1番知りたい内容になるとは思うのですが、それぞれの鉱石としての特徴や、買取基準などにも焦点を当てることで、「買取時に有利になるお手入れ方法」や、「この2つの宝石がメイン石のジュエリー」の買取等にも参考になるような内容をお届けしたいと思います。


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ルビーとダイヤモンドの鉱石的特徴の比較

光沢

・ルビー … ガラス光沢
・ダイヤモンド… ガラス光沢

ルビーもダイヤモンドも、ガラスのような光沢をしていますので、切子面を作って光を取り入れることのできるファセットカットにすることで、多方面から取り入れられた光が内部で屈折し、内側からの美しい輝きを見ることができます。

なお、不透明のルビーの場合は、カボションカット(石を丸く山のようにカットする技法)やラウンド等、表面を滑らかに研磨して使用されます。

・ルビー … コランダムのうち、クロムが1%ほど含有することで赤く発色するもの
・ダイヤモンド… 無色透明から黒までほぼ全色が存在

ルビーは、鉱物としてはサファイアと同じコランダムに属する石です。その中でもクロムの含有率が重要で、1%ほどが発色の要因になっているもののみを、ルビーと呼びます
同じくコランダムにクロムが含有していても量が微量の場合には、サファイアに分類されます(クロム0.1%含有でピンク色に発色するピンクサファイア等)。

一方ダイヤモンドは、構成する化学成分の炭素の一部が窒素に置き換わる(置換)ことで、
その割合(組み合わせ)により様々な色が生まれます。

モース硬度(鉱物の硬さを1~10までの数字で表したもの)

・ルビー … 9
・ダイヤモンド… 10

ルビーは、サファイアとともにダイヤモンドに次ぐ硬さを誇る鉱物です。石英(水晶など)やトパーズ等にもキズを付けることができるため、保管時には他の宝石とは触れ合うことにないようにするなど、注意が必要です。

また、割れやすい性質(へき開性)もありませんので、耐久性は宝石の中で1番です。

一方ダイヤモンドは、自然界に存在する鉱物の中で1番硬く、様々な物質に傷を付けることができます。
しかし、へき開性では「4方向に完全」という結果が出ており、これは、衝撃などで簡単に粉砕してしまうことを示しています。

ルビーの価値は、比較的安定しているダイヤと違って変動しやすくなっています。「不要になったルビーの買取をしてほしい」という方は、ぜひ「なんぼや」へ。無料で査定を行い、買取価格をご提示します。
「なんぼや」のダイヤモンド買取について

お手入れ方法

お手入れ方法

水やお湯でのお手入れ

・洗剤での洗浄 … 可能
・超音波洗浄機での洗浄 … ルビー=可能、ダイヤモンド=不可

どちらも、水やぬるま湯での洗浄や、つけおき洗いが可能です(ルビーの場合、染色していないものに限ります)。

洗剤を使用する場合には、液体キッチン用洗剤(中性洗剤)を利用し、薄めた液に浸しながら柔らかい歯ブラシなどでやさしく擦るようにして汚れを取るようにします。
その後、しっかり洗剤を落として水分も残さないように拭き取りましょう。

なお、ルビーは、欠けなどがない限り、超音波洗浄を含めたお手入れが可能です。
ダイヤモンドも通常は問題ありませんが、衝撃に弱いため、肉眼では気付かなかった傷などから割れてしまう可能性があります。

また、貴金属の台座などへのセットが甘い場合、台座から取れてしまうこともありますので、注意が必要です。

拭く

ふだんのお手入れは、身に付けた後に乾いた柔らかい布で、やさしく拭くだけで十分です。

保存方法

ルビーもダイヤモンドも、熱にも光にも強い性質をもちます。そのため、ディスプレー状態での管理でも問題はありません。
しかしジュエリーとしては、貴金属部分の劣化を招く恐れがありますので、やはり冷暗所にて管理するのが最善の方法です。

ルビーとダイヤモンドの宝石としての評価比較

ルビーとダイヤモンドの宝石としての評価比較

ルビーは、薄い色、濃すぎて暗い色のもの、色が均一でないものは、マイナス評価になります。
色は「ピジョン・ブラッド」と呼ばれる、鳩(はと)の血の色のような濃い赤で宝石の内部からテリが感じられるものが最高とされています。

ダイヤモンドは、基本的には無色透明に近いものが評価されます。黄色みのあるものは評価が低くなります。
しかし、カラーダイヤモンドとしての評価は異なります。それぞれのカラーが鮮やかに発色しているものは、評価が高くなります。

その中でも、産出が希少なカラー(レッド・ピンク・ブルー等)で、発色の良いものは、無色透明の最高品質ダイヤモンドよりも、資産的評価が高くなります

透明度

ダイヤモンド、ルビーともに内包物がなく、透明度の高いものの方が評価は高くなります。中でもダイヤモンドには、宝飾用の10倍ルーペを通して見たときにインクルージョン(内包物)がどの程度見えるかにより、細かい基準があり評価が変わります。

ただし、ルビーの場合には、内包物が高評価になることもあります
ルチルと呼ばれる針のような形状の内包物がそれで、これが束になって交差する様をシルクと形容します。

シルクを内包したルビーをカボションカットにしますと、スター効果が生み出されることもあります。スタールビーと呼ばれ、これもプラス評価につながります。

また、ルビーには不透明のものも存在します。
透明度の高いものよりも価値は劣りますが、発色が綺麗なものは、ジュエリーに使用されることもあります。その他のルビーは、アクセサリー用のビーズなどに使用されています。

相場

ダイヤモンドは、4C「カラット(Carat/重さ)・クラリティ(Clarity/透明度)・カラー(Color/色)・カット(Cut/プロポーション)」という国際的な評価基準があります。
国際相場というものもあり、4Cの評価により取引金額も明確になっています。

USドルにて相場が決まりますので、価値は為替相場にも影響されるのですが、ダイヤモンドの取引自体は需要と供給の兼ね合いを見て、流通量などが調整されてきた歴史があるため、比較的安定しています。

一方、ルビーは流行や国際為替相場等により、宝石の相場が左右されます。
しかし、希少なものやカラーを含めて美しいものについては、上昇傾向が続いています。中には、4Cで最高ランクになるダイヤモンドよりも、高値が付けられるルビーも存在します。

また、上質で大きなルビーは同グレードの場合、1ct当たり5倍以上の価格差で取引されることも珍しくありません。

ダイヤモンドとルビーの買取基準と業者選び

ダイヤモンドとルビーは買取の場合でも、前章での宝石としての評価が査定の基準となります。

ただし、残念なことに、色石(カラーストーン)に関する知識が乏しく、正当な評価ができない買取業者がとても多いのが現状です。

鑑別書があれば、必ず持参することはもちろんですが、宝石学のプロである米国宝石学協会の資格「GG (Graduate Gemologist)」や、英国宝石学協会の資格「FGA(Fellow of Gemmological Association of Great Britain)」等の資格保持者が在籍する買取業者を選ぶことが重要です。

買取査定では、その他に、流行のデザインであるか、人気のブランドか、附属品はあるか(ギャランティーカードや箱、袋など)、保存状態は良いかなども評価の対象になりますので、お手入れをして、なるべく購入時に近い状態で持ち込むことが高額査定につながります。

現在、宝石やジュエリーの買取相場が上がっています
写真を撮って送るだけ、店舗に行く前に買取金額が無料で分かります。

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