ラピスラズリの意味は?石言葉や効果もご紹介
日本でも人気のあるパワーストーンであるラピスラズリ。深く美しい青は、人の心を魅了する力があります。今回は、ラピスラズリの意味や効果、合う人の特徴などをご紹介します。
ラピスラズリとは?
「星のきらめく天空の破片」
これは、古代ローマの博物学者であるプリニウスがラピスラズリを言い表した言葉です。夜空のような深いブルーの中には、星くずにきらめくパイライト。その姿に、昔の人々は宇宙とのつながりを感じ取っていたようです。
現在も、ラピスラズリは世界で最も古いパワーストーンとして知られ、多くの人に愛用されています。
ラピスラズリの歴史
古くは、新石器時代からラピスラズリは採掘されていました。その美しい姿は、すでにこの頃から人々を魅了していたのです。
また、古代エジプトでもラピスラズリをお守りとするような風習の跡があります。当時の埋蔵品の中には、ラピスラズリを用いたものが多く見つかっています。死後の世界を重要視していた古代エジプト人は、ラピスラズリに冥界へ導く力があると考えていた、ともされています。
ラピスラズリを使った絵の具「ウルトラマリン」
ラピスラズリは、「ウルトラマリン」絵の具の原料としても活用されてきました。名前の由来は、アフガニスタンから地中海を超えて中世ヨーロッパに持ち込まれたことが由来です。
絵の具ではあるものの、当時のウルトラマリンは金よりも高価であり、聖母マリアやキリストのローブといった、重要なポイントのみに使われていました。
その後、オランダの画家であるヨハネス・フェルメールがラピスラズリをぜいたくに使った作品を発表しはじめます。「真珠の耳飾りの少女」や「牛乳を注ぐ女」などに使われた鮮明な青は、フェルメール・ブルーとも呼ばれています。
ラピスラズリの石言葉は?
ラピスラズリには、「真実」「崇高」「幸運」といった石言葉があります。また、薬や錬金術に長い間使われてきたラピスラズリには、「健康」という石言葉が込められることもあります。
そのほか、「成功の保証」という石言葉が含まれるという説もありますが、この理由はラピスラズリの与える試練に持ち主が挑み、成長を促すからといわれています。何か願い事があるときに、お守りのような形で身に着けるのがおすすめです。
ラピスラズリのさまざまな意味と効果
ラピスラズリは分野によってさまざまな意味が含まれています。例えばスピリチュアルの場合には、「試練」や「飛躍」の意味があります。また、風水の場合には青龍石とされ、運気上昇につながるアイテムとされています。総合しますと、ラピスラズリには運気を育てる効果があるといえるでしょう。
また、ラピスラズリには邪気を払い、持ち主を成功へと導く効果が期待できます。この成功の意味合いは幅広く、夢はもちろん、恋愛成就なども含まれるようです。
ラピスラズリが合う人は?
ラピスラズリは強い力を持つため、身に着ける人を選ぶ、ともいわれています。そのため、購入前には自分に合っているかどうかを見定める必要があるようです。
ラピスラズリと共鳴するには、強い精神力が必要といわれています。前述のとおり、ラピスラズリは試練も与えてくる宝石。つまり、目標を達成する度量があるかを試したり、鍛えたりするとも考えられます。
一方、心身に不調を抱える人には、ラピスラズリは合わないかもしれません。石の持つ強い力に当てられてしまう、といった指摘があるため、気持ちも体も前向きなタイミングで身に着けるとよいでしょう。
まとめ
ラピスラズリは強い力を持つ宝石であり、誰もがそのパワーを受け取れるものではないといわれています。前向きな気持ちや健康な体を持つ方にこそ似合う宝石とされていますので、購入時には一度直接触れてみて、ご自身に合うかを確認してみましょう。