ジェット( jet )宝石の価値について紹介
ジェットは、太古の樹木が海底などの水底に堆積して、化石化したものです。
紀元前から装飾品として身につけられていたため、「人類最古の宝石」のひとつとも称されています。
イギリスのヴィクトリア女王も愛した、このジェットの価値や特性などを、産地による特徴なども含めて記載しています。
また、宝石にまつわる言葉やパワーストーンとしての意味などもご紹介します。
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ジェット( jet )宝石の属性
名前 | ジェット |
英語名 | Jet |
和名 | 黒玉 こくぎょく |
色 | 黒、こげ茶 |
グループ(種・変種) | なし |
硬さ(モース硬度) | 2.5-4.0 |
光沢 | (研磨により) ガラス光沢 |
化学成分 | C+不純物 |
結晶系 | 非晶質 |
ジェット( jet )宝石の言葉と意味
- 宝石言葉
- 忘却、動揺の沈静化
- 意味
- 嫌なことを忘れる、憂鬱に思っていたことが晴れる
ジェット( jet )宝石の産出国・産地
- イギリス:ウィットビー/Whitby、その他全域
- 中国:撫順(ぶじゅん)、その他全域
- アメリカ:全域
- フランス:全域
- ロシア:全域
- スペイン:全域
- ドイツ:全域
- ポーランド:全域
- トルコ:全域
気になるジェット( jet )宝石の特徴・特性は?
ジェットは、太古(※1)に生息していた植物(樹木)が流木となり、海底などの水中(※2)に沈み堆積し、長い年月をかけて炭化・化石化したものです。
紀元前から装飾品として身につけられていたため、「人類最古の宝石」のひとつとも言われています 。
木炭や石炭同様、可燃性です。
また、乾燥によりひび割れる性質もありますので、保存の際には注意が必要です。
黒琥珀/ブラックアンバー
20世紀初頭に年輪のあることが発見されるまでの間、ジェットは琥珀(こはく/アンバー)同様“樹脂からできたもの”と考えられてきました。
また、ジェットはとても軽く柔らかい材質で、琥珀と同じく擦ると静電気を発生します。
そのため、黒琥珀(ブラックアンバー)と呼ばれていました。
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意外と知られていない?ジェット( jet )宝石の価値
ウィットビージェット
19世紀末に閉山されるまでの間、ジェットの主要産地はウィットビー(※3)でした。
現在でこそ、世界各国に産地が見られるようになりましたが、それでもウィットビーにて産出されたものを上回る美しさのジェットにはなかなか出会えませんでした(※4)。
そのため、ジェットの中でもウィットビー産のものは「ウィットビージェット」と称され、現在でも価値の高いジェットとして流通しています。
ちなみに、イギリスのヴィクトリア女王が愛したジェットは、すべてこのウィットビージェットだと言われています。
モーニング・ジュエリーとしての価値
1861年にヴィクトリア女王(1819-1901)の夫であった、アルバート公(1819-1861)が42歳の若さで亡くなりますと、ヴィクトリア女王はジェットをモーニング・ジュエリー(故人の追悼のために身につける装飾品のこと)として身につけました。
当時、“ファッションリーダー”的存在だった「ヴィクトリア女王の身につけているジュエリー」としてジェットは知られるようになり、貴族の間で流行したのをはじめとし、ヨーロッパで大流行したこともあります。
その後、日本でも皇室の装飾品としてジェットが使用されたことから、広く知られるようになりました。
ジェット( jet )宝石のパワーストーンとしての存在価値
魔除け、お守り、忘却
悲しみ、トラウマなどを忘れさせてくれる「忘却の石」として有名なジェットは、人や物から受ける悪影響を回避したり、自身の中のマイナスエネルギーを浄化したりしてくれる働きがあると言われています。
また、旅の護衛や魔を避けるお守りとしても効果的とされています。
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