アルハンブラの劣化を防ぐ!各コレクションの特徴やお手入れ方法も解説
アルハンブラはヴァンクリーフ&アーペルを代表する一生もののジュエリーと言われています。2023年6月に一部商品が値上げされ、今後も値上げが続くと予想される貴重な品物です。
アルハンブラは様々なコレクションが展開されていますが、それぞれの素材に合った正しい保管やお手入れ方法をご存知でしょうか。
今回はアルハンブラの劣化を防ぐ正しい保管・お手入れ方法についてご紹介します。
アルハンブラとは?
アルハンブラとはヴァンクリーフ&アーペルを代表し、絶大な人気を誇るジュエリーです。「愛情」や「幸運」の意味を持つ四つ葉のクローバーの形をしており、1968年誕生以降、50年以上経った現在も様々なバリエーションが登場しています。
また、四つ葉のクローバーがモチーフであることからお守りとしても女性に人気です。
アルハンブラのコレクションの特徴や劣化の要因を紹介
アルハンブラには様々なコレクションがあります。その中でも特に人気の素材の特徴と、劣化しやすくなる要因を併せてご紹介します。
コーディネートや取扱い、保管方法の参考にしてみてください。
マザーオブパール
「真珠の母」という詩的な名前が示す通り、モチーフに使われているのは真珠ではなく、貝殻に見られる虹色にきらめく内側の層です。繊細なオーストラリア産の白蝶貝などを使用しており、硬度が2.5~4.5と低く、汗や傷にとても弱いという特徴があります。
直射日光や乾燥でひび割れることもあるので、遮光性のあるケースで保存してください。超音波洗浄でも傷がつきやすいので注意が必要です。
オニキス
オニキスはどんなコーデにも合わせやすく、かっこよさを引き出すアイテムとして活躍してくれます。
オニキスの硬度は6.5~7.0と比較的扱いやすく、水にも強いです。しかし衝撃に弱く欠けやすくなっています。
紫外線にも弱いので、遮光性のあるケースに保存したほうがよいでしょう。
カーネリアン
ほかの天然石と違い、透け感のある色味が特徴です。色合いは赤からオレンジまでそれぞれ個性があります。
硬度は7.0と扱いやすく、水にも強いので扱いやすい素材です。
ジュエリーの劣化を防ぐにはメンテナンスがとても大切!
ジュエリーは直接肌に触れる機会が多いからこそ、使用後のこまめなメンテナンスを怠ると劣化に直結します。
とくに気をつけたい劣化の原因は汗や皮脂、化粧品、空気中の硫化物等です。汗や汚れを放置しているとその部分が酸化していき、それが黒ずみや錆びとなり輝きが失われてしまいます。
アルハンブラの劣化対策!自宅で出来るお手入れ方法
アルハンブラの劣化対策として、ご自宅で簡単にできるお手入れの方法を素材別にご紹介します。それぞれの素材の特徴に気をつけながら、正しいお手入れをして長くジュエリーを楽しみましょう。
ただし、もっとしっかりとお手入れしたい場合はジュエリーのメンテナンス専門店に持ち込むのがおすすめですよ。
ゴールドやプラチナのみのジュエリー
中性洗剤をぬるめのお湯に薄めて、やわらかいブラシで軽くこすり、チェーンの隙間やリングの裏側までブラッシングします。
磨き終わったら必ず綺麗な水ですすぎ、やわらかい布で水気をしっかりと拭き取りましょう。
パール
パールはとても傷つきやすいジュエリーなので、保存する際にもほかの宝石と触れないように注意が必要です。そして使用後は、やわらかい布で珠全体を拭き取ります。
また、マザーオブパールは水に触れないようにしましょう。表面から水分が蒸発するときに縮む傾向があり、水との接触で素材が収縮する危険があります。
衝撃に弱い天然石
軽い衝撃でも傷がつく可能性が高いので、やわらかい布で汚れを拭き取りましょう。
エメラルドとパライバトルマリンのように、同程度の硬度の宝石がぶつかり合うとお互いに傷がついてしまうので、1つ1つ布にくるむか小袋に入れて保管するのがよいです。
まとめ
以上、アルハンブラの各コレクションの特徴や、保管・お手入れ方法についてご紹介しました。ジュエリーは劣化すると、もとの輝きが喪失する可能性があるのでこまめにお手入れをしましょう。
地金ジュエリーは中性洗剤とお湯で洗ってよい一方で、マザーオブパールは水や酸性のものに弱く繊細です。それぞれの素材の特徴を理解し、正しいお手入れをしましょう。
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