2024年02月26日

10月の誕生石「トルマリン」について詳しく知ろう！

ご注意:この記事では、リユースや買取における一般的な内容について解説しており、｢なんぼや｣に関する情報とは異なる場合があります。｢なんぼや｣に関する情報については、｢よくあるご質問｣からご確認いただくか、お電話にてお問い合わせください。

10月の誕生石

宝石言葉：希望・安楽・潔白・寛大・忍耐・無邪気・友情・心中の歓喜

: こんにちは！カイトリーヌです。秋も深まる、10月の誕生石はどんな宝石かしら？
教えてください！
: わかりました！10月の誕生石のひとつトルマリンについて、お話していきましょう！

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トルマリンってどんな宝石？

10月の誕生石の１つであるトルマリンは、その名前のとおり、熱を加えたり、強くこすると電気を帯びる面白い性質をもっています。18世紀初頭から、電気を発する不思議な鉱石として知られておりスウェーデンの学者カール・リンネによって、”electric stone(電気石)”と名付けられました。そのため和名を「電気石」といいます。
また、トルマリンは色がとても多彩なことでも有名で、宝石として考えられる全ての色がそろっているといってもいいでしょう。色の違いで別の宝石名がついているほどです。
一つの結晶で別の色が混ざっていることもあり、トルマリンの色彩の美しさは、宝石の中でも群を抜いています。

トルマリンにはどんな特徴があるの？

色によって呼び名が変わる？

赤のトルマリンは「ルベライト」、緑は「バーデライト」、青は「インジゴライト」、黒は「ショール」、そして無色は「アクロアイト」と呼ばれています。名前は違っていても、全てトルマリンです。本当に多くの色があることが分かりますね！

パライバトルマリンって？

1980年代の終わりにブラジルで発見されたトルマリンは世界の注目を浴びました。澄み渡った南国の海のような水色で、今までにない色彩だったのです。発見された地名から「パライバトルマリン」と呼ばれ、とても希少価値がある宝石です。

2つのカラーをもつトルマリンも

トルマリンは結晶の上下で色が違うこともあります。「パーティーカラード」と呼ばれていて、色の変わり目がとても美しい宝石です。他にもスイカのように中心が赤系で周囲が緑系の石もあり「ウォーターメロン」と名付けられています。

電気を発生しつづける宝石！？

トルマリンは熱や圧力、摩擦を与えることで電気が発生します。電池のように切れることがなく、人の身体に流れているのと同じくらいの微電流なので、血液の循環を良くするなど、身に着けると身体に良いともいわれているんですよ。

トルマリンの効果、象徴って？

トルマリンの宝石言葉は「希望・潔白・寛大」など、とても清廉で美しい徳を象徴します。
華やかで色鮮やかなトルマリンに相応しい言葉ですね。また圧力や熱を加えると電気を生むことから、忍耐と努力による成功を暗示し、ストレスの緩和や体調を整えるともいわれています。
清廉潔白な美しさと忍耐による成功の象徴。さらに体調も整えるとされるトルマリンは、美容やダイエットに取り組むときにおすすめのパワーストーンなんです。

トルマリンの歴史

トルマリンの特徴である電気に気がついたのは、アムステルダムの宝石商人でした。
温かい日なたに置いてあったトルマリンが埃を引き寄せたことから、静電気に気がついたのです。
その後、商人たちは刻みタバコの灰を集めるのにこの宝石を使ったとか。
トルマリンで灰を集めるなんて、贅沢な使い道ですよね！

おすすめの身に付け方は？

トルマリンにはとても多彩な色がありますので、その時のファッションによって使い分けるとよいでしょう。
活動的なコーディネートには暖色系のトルマリンで鮮やかに彩って、落ち着いた装いには寒色系のトルマリンでシックなムードを演出することができます。
ひとつの宝石で数種類のカラーを持つ「パーティーカラード」は、アクセントをつけたいときにおすすめです。イヤリングやピアスに用いると、インパクトがありますよ！

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トルマリンの多彩な顔ぶれ

改めてトルマリンの顔ぶれを見ますと、バリエーションは豊富です。以下では、この宝石の種類ごとに主な特徴を整理しておきます。

パライバトルマリン

パライバトルマリンは、独特のネオンブルーが大きな魅力です。多量に含まれる銅の成分により、ブルーからグリーンの美しい色合いが生み出されます。同じ青系統でもサファイヤやインディゴライトとは異なり、「空の青とも海の青とも言えない色」などの表現が知られています。

インディゴライト

インディゴライトは、名前にもなっているインディゴブルーが特徴的です。深みのある藍色から緑がかった色合いが美しく、あらゆるトーンの青色が内在するといわれています。また心を落ち着かせ、直感力を高めるとの声も聞かれます。

ピンクトルマリン

ピンクトルマリンは、やわらかさの感じられる明るいピンクが印象的な宝石です。その色合いは幅広く、茶色がかった薄いピンクから濃いめのホットピンクまで含まれます。また「愛の石」とも呼ばれ、恋愛運アップの効果があるトルマリンとしても多くの人気を集めています。

トルマリンキャッツアイ

トルマリンキャッツアイは、ネコの目を思わせる光が浮かぶトルマリンです。この現象はキャッツアイ効果といわれ、宝石が内包する針状のインクルージョンにより引き起こされます。神秘的な輝きに魅力があり、色合いはグリーンが多いといわれピンクやブルーも見られます。

ウォーターメロントルマリン

ウォーターメロントルマリンは中央がピンクやレッドで、周りにグリーンが配される色合いです。輪切りにしたスイカに見える配色が、名前の由来になっています。結晶は2つの色で構成され、トルマリンのなかではいやしの効果が高いといわれています。

ブラックトルマリン

ブラックトルマリンはショールの呼び名もあり、黒い輝きが魅力です。古くから優れた耐久性が広く知られ、英国ではヴィクトリア時代にモーニングジュエリーとして多用されました。また色が濃いほどトルマリンのヒーリング効果は強いと考えられ、パワーストーンとしても高い人気を誇ります。
どのトルマリンを選ぶか迷った際は、美しい輝きとともにパワーストーンの効果にも目を向けてみるとよいでしょう。